... 南部鼻曲り鮭(下)菊池勇夫著『幕藩体制と蝦夷地』書浪川健治佐々木利和近世アイヌ社会―ソウヤウンクルのコタンを中心田端宏近世前期の松前・蝦夷地と商業資本の活動両浜組=近江商人団の動向を中心に―巖蝦夷安藤氏小論遠藤工藤雅樹古代蝦夷の社会―交易と ...

... 南部鼻曲り鮭』(日本経済評論社、一九七九年一一月)。(二)『南部叢書』第五冊(南部叢書刊行会、一九二九年二月)七四頁。(五)岩本前掲『南部鼻曲り鮭』二七~三四頁および二三一~二頁。(六)関口喜多路編著『岩泉地方史』上巻(岩泉町教育委員会、一九八〇年三 ...

... 南部鼻曲りサケの産地として知られ、十二月の川開大槌町は陸中海岸のほぼ中央に位置し、南を釜石市に接する町である。江戶九三四年に国鉄きではサケの即売が行われるのが常である。また、海岸線は風光明媚なリアス式海岸で、返し波のない「片寄せ波」で ...

室井綽. 雄雌サケの鼻曲り筆者は学生時代を盛岡で送った。よく「南部の鼻曲り」という言葉を聞かされて、食事どき味の訓練を受け、そのうまさに感心した。当時、秋がくると生ザケのフライが食膳を賑わした。塩味しか知らなかったわたくしは、こんなうまいサケ ...

加藤克巳. 鼻がりの鮭をいただき見てみるとなるほど見事な鼻曲りなり 匹をどうぞと送って来た。腹. やつれ、やがて鼻は下方に曲って垂れ、いわゆる、鼻曲り鮭となる。ここから南部鼻曲り鮭、ということばが生まれ、意味もあれこれと、そのへんはまあここ ...

... 南部曲り鮭で、鮭の生態や漁獲の現状にふれる。今日的関心による「学際的」研究の成果の一例といえよう。目と鼻の旅で母川に回帰する鮭。第二次性徴のため鼻曲りになることなど、専門家は別として、案外知られていないであろう。著者は「感情移入」を抑え ...

... 鮭留漁の項で述べられる。(資料岩本由輝著南部鼻曲り鮭より)むすび以上、閉伊川(宮古川)、津軽石川漁業の大略を記述した。津軽石川は「鼻曲り鮭の本場」として、近代的な養殖の施設を誇り、他河川にも稚魚を供給している。無始より無終にかけて鮭川は流れ ...

... 鮭をよく使いましたが、江戸で鮭がよく食べられるようになったのは、慶長年間( 1596 ~ 1615 )に岩手から運ばれた名なんぶ産の鮭が「南部鼻曲がり鮭」として有名になってからといいます。しょうがんたからいきかく初物を賞翫した江戸では、俳諧師の宝井 ...

... 南部の鼻曲りという良質のサケが捕え方はごく簡単で川を遡るサケの群を棒でたたいて捕獲したらしい。浅瀬の多い小規模の急流河川であるから、こういう幼稚な方法で魚を捕えることができるのであるが、関東地方の河川でも同じようにたやすサケ・マスをとる ...