アイヌの養母に育てられた開拓農民の子が大切に覚えてきた、言葉、暮らし。明治末から昭和の時代をアイヌの人々と生き抜いてきた軌跡。解説本田優子

誕生から成人、老化、そして死に至る人の一生をたどりながら、みずみずしいアイヌの人生観、世界観を明らかにしていく注目の書。

代々語り継がれてきた民族の精神を現代の古老たちに聞きながら、カムイのいる風景を写真で追う――今に生きるアイヌの魂を探す旅。

アイヌ自身が語る人生の物語。

... アイヌの青年はアイヌ民族に対する誇りを持てない環境の中で育つんです。だから ... 世界は、日本人の死後の世界とは別です。それこそ生きている時に実現できなかった ... 生きることを学べるような社会を作ることができたら素晴しいと思うんです。私は ...

... アイヌの世界に生きる」、西浦宏巳さん『アイヌいま』、荒井源次郎さんの「アイヌの叫び」と一寸子供向きですけれど横山孝雄さんの「アイヌって知ってる?」を加えて、この四冊がどちらかというとドキュメンタリー的な要素のものじゃないかと思います ...

日本各地で開催されているイベントや漫画などの物語を通じて、今アイヌ民族が注目を集めている。彼らは北海道を中心に東北北部や樺太、千島列島などで独自の言語・文化を継 ...