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武士道 (いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ2) 単行本(ソフトカバー) – 2012/9/7
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名著シリーズの2作目は、1900年に米国で刊行され、世界的ベストセラーとなった『武士道』である。
新渡戸稲造が本書を執筆したきっかけは、「なぜ日本には宗教教育がないのに、道徳を教えることができるのか」という知人からの問いであったという。
武家に生まれた新渡戸はその答えを武士道に見出すと英語で執筆を開始。
そのまま海外で出版に踏み切った。
本書は武士道の源流から、誠や忠義などの徳目、切腹や仇討ちまで事細かに記している。
また、古今東西の先哲の言葉が縦横無尽に引用されており、新渡戸の教養の高さが本全体から滲み出ている。
ポーツマスで日露戦争の調停役を引き受けた米国大統領セオドア・ルーズベルトも『武士道』を読んで日本への認識を改めたというから、本書が近代日本に与えた恩恵は計り知れないものがあるだろう。
日本人ならば、ぜひ一読していただきたいのがこの『武士道』だ。
新渡戸稲造が本書を執筆したきっかけは、「なぜ日本には宗教教育がないのに、道徳を教えることができるのか」という知人からの問いであったという。
武家に生まれた新渡戸はその答えを武士道に見出すと英語で執筆を開始。
そのまま海外で出版に踏み切った。
本書は武士道の源流から、誠や忠義などの徳目、切腹や仇討ちまで事細かに記している。
また、古今東西の先哲の言葉が縦横無尽に引用されており、新渡戸の教養の高さが本全体から滲み出ている。
ポーツマスで日露戦争の調停役を引き受けた米国大統領セオドア・ルーズベルトも『武士道』を読んで日本への認識を改めたというから、本書が近代日本に与えた恩恵は計り知れないものがあるだろう。
日本人ならば、ぜひ一読していただきたいのがこの『武士道』だ。
- 本の長さ248ページ
- 言語日本語
- 出版社致知出版社
- 発売日2012/9/7
- 寸法13 x 1.9 x 18.8 cm
- ISBN-104884749669
- ISBN-13978-4884749668
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商品の説明
出版社からのコメント
いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ(全6巻)
日本人の精神を養ってきた名著の数々をわかりやすい現代語訳で読めるシリーズ本です。
第1巻 『学問のすすめ』
第2巻 『武士道』
第3巻 『西郷南洲遺訓』
第4巻 『代表的日本人』
第5巻 『五輪書』
第6巻 『歎異抄』
【本書の5大特色】
■日本人の精神を養ってきた厳選した名著6巻
■全文をとことん読みやすくしました!
■中高生にも読める現代語訳
■それぞれの本の帯に読了目安時間が記載!
■巻末には翻訳者による解説も付記
日本人の精神を養ってきた名著の数々をわかりやすい現代語訳で読めるシリーズ本です。
第1巻 『学問のすすめ』
第2巻 『武士道』
第3巻 『西郷南洲遺訓』
第4巻 『代表的日本人』
第5巻 『五輪書』
第6巻 『歎異抄』
【本書の5大特色】
■日本人の精神を養ってきた厳選した名著6巻
■全文をとことん読みやすくしました!
■中高生にも読める現代語訳
■それぞれの本の帯に読了目安時間が記載!
■巻末には翻訳者による解説も付記
レビュー
いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ(全6巻)
日本人の精神を養ってきた名著の数々をわかりやすい現代語訳で読むシリーズ本です。
第1巻 『学問のすすめ』
第2巻 『武士道』
第3巻 『西郷南洲遺訓』
第4巻 『代表的日本人』
第5巻 『五輪書』
第6巻 『歎異抄』
【本書の5大特色】
■日本人の精神を養ってきた厳選した名著6巻
■全文をとことん読みやすくしました!
■中高生にも読める現代語訳
■それぞれの本の帯に読了目安時間が記載!
■巻末には翻訳者による解説も付記
--出版社からのコメント
日本人の精神を養ってきた名著の数々をわかりやすい現代語訳で読むシリーズ本です。
第1巻 『学問のすすめ』
第2巻 『武士道』
第3巻 『西郷南洲遺訓』
第4巻 『代表的日本人』
第5巻 『五輪書』
第6巻 『歎異抄』
【本書の5大特色】
■日本人の精神を養ってきた厳選した名著6巻
■全文をとことん読みやすくしました!
■中高生にも読める現代語訳
■それぞれの本の帯に読了目安時間が記載!
■巻末には翻訳者による解説も付記
--出版社からのコメント
著者について
訳者プロフィール
夏川賀央(なつかわ・がお)
昭和43年、東京都に生まれる。
早稲田大学第一文学部卒。大手出版社など数社を経て独立。会社経営のかたわら、ビジネス書を中心に幅広い分野で執筆活動を行う。
著書に『すごい会社のすごい考え方』(講談社)、『成功者に学ぶ心をつかむ言葉術』(成美堂出版)、『働く「しあわせ」の見つけ方』(かんき出版)、『奮い立たせてくれる科学者の言葉90』(ユナイテッド・ブックス)など多数。
夏川賀央(なつかわ・がお)
昭和43年、東京都に生まれる。
早稲田大学第一文学部卒。大手出版社など数社を経て独立。会社経営のかたわら、ビジネス書を中心に幅広い分野で執筆活動を行う。
著書に『すごい会社のすごい考え方』(講談社)、『成功者に学ぶ心をつかむ言葉術』(成美堂出版)、『働く「しあわせ」の見つけ方』(かんき出版)、『奮い立たせてくれる科学者の言葉90』(ユナイテッド・ブックス)など多数。
登録情報
- 出版社 : 致知出版社 (2012/9/7)
- 発売日 : 2012/9/7
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 248ページ
- ISBN-10 : 4884749669
- ISBN-13 : 978-4884749668
- 寸法 : 13 x 1.9 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 144,447位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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イメージ付きのレビュー
4 星
古い考え方に囚われない。
現代の日本人の精神性が、武士道の影響を、色濃く受けているのは、事実でしょう。されど、前近代の時代の物の考え方に、傾倒する、囚われる必要も無いと思います。時々刻々と移り変わる時代に即応した考え方が、有ってしかるべきである。ただ、バックボーン(一貫した信念)に揺るぎが、有ってはいけません。
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2014年3月6日に日本でレビュー済み
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日本人に今失ってしまっている心の隙間(人間としての生き方)を埋めてくれる本です。
2023年2月28日に日本でレビュー済み
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この本は、剣術の指南書ではない。一騎当千の英雄譚でもない。日本人が宗教教育を受けなくても善く生きることが出来る理由を解き明かした本である。
ヨーロッパ人は教会や学校でキリスト教教育を行い、道徳を教えることができている。しかし日本では、キリスト教は勿論、仏教も神道も教育していない。にもかかわらず日本人はヨーロッパ人に劣らず善悪の区別は知っている、それは何故なのだろう? それは日本人の中に武士道が染み込んでいるからなのだ、ということに気がつき、これをヨーロッパ人に伝えようとして書いた。では、武士道とは何なのか?
例えばこんなことが書かれている。①小説『トム・ブラウンズ・スクールデイズ』に出てくるイギリス人の少年トム・ブラウンは「ちっちゃな子を虐めず、年上の子には背を向けなかった者、という名を後世に残したい」と願うのだが、この、微笑ましいアキレスにならんと背伸びする名誉心こそが、その上に武士道という道徳的体系を建てるにあたっての「要石」となった。②あらゆる危険を冒し、命を懸けて死地に飛び込むことは、よく勇気と同一視される。しかし武士道においては、そうではない。その価値に値しない死は「犬死に」と呼ばれた。徳川光圀はこう述べている、「戦場に駆け入りて討ち死にするはいと易き業にて、いかなる無下の者にてもなしえらるべし。生くべき時は生き、死すべき時に死するを真の勇とはいうなり」。③名誉に比べれば命など安いもの、だから、命よりも大事と考えられることが起これば、特に忠誠のためなら、いとも冷静に容易く命は捨てられた。といって忠誠は、諂いでも忖度でもない。武士道は、例えば無節操な諂いで取り入ろうとする者を佞臣、卑屈な迎合で主君に気に入られようとする者を寵臣と呼び、忠誠の臣と峻別する。では忠誠の臣はどのような者をいうのか? 臣下が、主君の意見が間違っていると思った時、臣下の取るべき忠誠の道は、リア王に対してケントがやったように、あらゆる手段を講じて主君の誤りを説得すること。これに失敗した場合、臣下に残された道は、主君に思うままに自分を処置させることだという。すなわち、いかなる正当性があったとしても、下剋上も逃亡もしないのだ。④名誉を重んずる信念が切腹の理由である。「私は魂が鎮座している場所を開き、あなたにその様子を見せましょう。私の魂が清らかなのか、それとも汚れているのか。どうぞご自身でご確認ください」。切腹にはそういう意味がある。
武士道は、愚かな主君を排除して有能な家臣が取って代わることを推奨しない、下剋上を否定する、何故か? 武士道は、戦国乱世を煽るためでなく逆にそれを終息させ、永く平和を実現するためにあるからだ。新渡戸は三人の言葉を挙げている。①孔子「民の好むところこれを好み、民の憎むところこれを憎む、これを民の父母という」②ウェルギリウス「敗れたるものを安んじ、傲れるものを挫き、平和の道を立つること。これぞ汝が業」③ビスマルク「絶対主義にとって第一に重要なことは、支配者が公平で、正直で、義務を重んじ、精力的で、しかも謙虚な心を維持していることだ」。
ノブレスオブリージュにも通底する心構えを持ったリーダー、そのリーダーに共感心服するサムライ達の集団こそ、戦国乱世の中で生み出され、乱世をいかにして終息させるかを目指した。彼らは敵を殲滅する強力な武力と同時に、多くの庶民に、そして敵にさえ、なるほどと同感させる統治倫理を内部に育んでいた。弱肉強食の戦国乱世は、「武士道」を鍛え上げたサムライ集団によって終息可能だったのだ、と新渡戸は考察している。
武士道とは、平和実現そして永く維持するための倫理なのだ。
しかし今、東京五輪の談合体質、賄賂横行などの体たらくが示すのは、武士道が日本から消滅した事実だ。国会議員、内閣のメンバーなどに武士道はそもそも存在していなかったのかも知れない。
ヨーロッパ人は教会や学校でキリスト教教育を行い、道徳を教えることができている。しかし日本では、キリスト教は勿論、仏教も神道も教育していない。にもかかわらず日本人はヨーロッパ人に劣らず善悪の区別は知っている、それは何故なのだろう? それは日本人の中に武士道が染み込んでいるからなのだ、ということに気がつき、これをヨーロッパ人に伝えようとして書いた。では、武士道とは何なのか?
例えばこんなことが書かれている。①小説『トム・ブラウンズ・スクールデイズ』に出てくるイギリス人の少年トム・ブラウンは「ちっちゃな子を虐めず、年上の子には背を向けなかった者、という名を後世に残したい」と願うのだが、この、微笑ましいアキレスにならんと背伸びする名誉心こそが、その上に武士道という道徳的体系を建てるにあたっての「要石」となった。②あらゆる危険を冒し、命を懸けて死地に飛び込むことは、よく勇気と同一視される。しかし武士道においては、そうではない。その価値に値しない死は「犬死に」と呼ばれた。徳川光圀はこう述べている、「戦場に駆け入りて討ち死にするはいと易き業にて、いかなる無下の者にてもなしえらるべし。生くべき時は生き、死すべき時に死するを真の勇とはいうなり」。③名誉に比べれば命など安いもの、だから、命よりも大事と考えられることが起これば、特に忠誠のためなら、いとも冷静に容易く命は捨てられた。といって忠誠は、諂いでも忖度でもない。武士道は、例えば無節操な諂いで取り入ろうとする者を佞臣、卑屈な迎合で主君に気に入られようとする者を寵臣と呼び、忠誠の臣と峻別する。では忠誠の臣はどのような者をいうのか? 臣下が、主君の意見が間違っていると思った時、臣下の取るべき忠誠の道は、リア王に対してケントがやったように、あらゆる手段を講じて主君の誤りを説得すること。これに失敗した場合、臣下に残された道は、主君に思うままに自分を処置させることだという。すなわち、いかなる正当性があったとしても、下剋上も逃亡もしないのだ。④名誉を重んずる信念が切腹の理由である。「私は魂が鎮座している場所を開き、あなたにその様子を見せましょう。私の魂が清らかなのか、それとも汚れているのか。どうぞご自身でご確認ください」。切腹にはそういう意味がある。
武士道は、愚かな主君を排除して有能な家臣が取って代わることを推奨しない、下剋上を否定する、何故か? 武士道は、戦国乱世を煽るためでなく逆にそれを終息させ、永く平和を実現するためにあるからだ。新渡戸は三人の言葉を挙げている。①孔子「民の好むところこれを好み、民の憎むところこれを憎む、これを民の父母という」②ウェルギリウス「敗れたるものを安んじ、傲れるものを挫き、平和の道を立つること。これぞ汝が業」③ビスマルク「絶対主義にとって第一に重要なことは、支配者が公平で、正直で、義務を重んじ、精力的で、しかも謙虚な心を維持していることだ」。
ノブレスオブリージュにも通底する心構えを持ったリーダー、そのリーダーに共感心服するサムライ達の集団こそ、戦国乱世の中で生み出され、乱世をいかにして終息させるかを目指した。彼らは敵を殲滅する強力な武力と同時に、多くの庶民に、そして敵にさえ、なるほどと同感させる統治倫理を内部に育んでいた。弱肉強食の戦国乱世は、「武士道」を鍛え上げたサムライ集団によって終息可能だったのだ、と新渡戸は考察している。
武士道とは、平和実現そして永く維持するための倫理なのだ。
しかし今、東京五輪の談合体質、賄賂横行などの体たらくが示すのは、武士道が日本から消滅した事実だ。国会議員、内閣のメンバーなどに武士道はそもそも存在していなかったのかも知れない。
2022年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現代の日本人の精神性が、武士道の影響を、色濃く受けているのは、事実でしょう。されど、前近代の時代の物の考え方に、傾倒する、囚われる必要も無いと思います。時々刻々と移り変わる時代に即応した考え方が、有ってしかるべきである。ただ、バックボーン(一貫した信念)に揺るぎが、有ってはいけません。
現代の日本人の精神性が、武士道の影響を、色濃く受けているのは、事実でしょう。されど、前近代の時代の物の考え方に、傾倒する、囚われる必要も無いと思います。時々刻々と移り変わる時代に即応した考え方が、有ってしかるべきである。ただ、バックボーン(一貫した信念)に揺るぎが、有ってはいけません。
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2019年12月23日に日本でレビュー済み
"武士道はその表微たる桜花と同じく、日本の土地に固有の花である(中略)それは今なお我々の間における力と美との活ける対象である。"1899年に著者の病気療養の為の米滞在中に英語執筆された本書は、宗教がなくても道徳心を身につける日本人古来の精神構造を独創的に明らかにした不朽の名著。
個人的には名前は知っていても、実は恥ずかしながら読んだ事がなかった一冊として、岡倉天心の『茶の本』と並んで紹介されることの多い本書をようやく手にとりました。
そんな本書は前述の通り、著者38才の時にある研究者から『日本では宗教教育がなくて、どうやって道徳教育を授けるのですか』と質問されたのに窮した事、また米国人の妻に満足なる答えを与えようと英語で執筆されたもので、道徳体系としてから始まり、義や勇、仁、礼、誠、名誉、忠義と様々な形で武士道を紹介しているのですが。まず驚かされるのは【キリスト教はもちろん、哲学から文学までの幅広い西洋文化への理解の深さ】これが軸としてちゃんとある事から本書はひとりよがりではなく、日清戦争で注目を集めた時期だったとはいえ、様々な言葉で訳され、世界的なベストセラーとしてルーズベルト大統領を始めとする多くの人に感銘を与えたのだな。と深く納得しました。
また一方で、本書では武田信玄に上杉謙信、上杉鷹山や勝海舟、菅原道真、伊達政宗、徳川家康といった【誰もが知っている人物たちも例として紹介されている】わけですが。これが何とも日本人としては誇らしく、著者の美しく、また熱い文章もあって読みながらテンションが上がりました。後、男性だけでなく女性についても言及しているのも当時としては素晴らしいと思いました。
5000円紙幣を眺めてうんちくを語りたい誰か、あるいは失われた日本人の精神文化を確認したい人にもオススメ。
個人的には名前は知っていても、実は恥ずかしながら読んだ事がなかった一冊として、岡倉天心の『茶の本』と並んで紹介されることの多い本書をようやく手にとりました。
そんな本書は前述の通り、著者38才の時にある研究者から『日本では宗教教育がなくて、どうやって道徳教育を授けるのですか』と質問されたのに窮した事、また米国人の妻に満足なる答えを与えようと英語で執筆されたもので、道徳体系としてから始まり、義や勇、仁、礼、誠、名誉、忠義と様々な形で武士道を紹介しているのですが。まず驚かされるのは【キリスト教はもちろん、哲学から文学までの幅広い西洋文化への理解の深さ】これが軸としてちゃんとある事から本書はひとりよがりではなく、日清戦争で注目を集めた時期だったとはいえ、様々な言葉で訳され、世界的なベストセラーとしてルーズベルト大統領を始めとする多くの人に感銘を与えたのだな。と深く納得しました。
また一方で、本書では武田信玄に上杉謙信、上杉鷹山や勝海舟、菅原道真、伊達政宗、徳川家康といった【誰もが知っている人物たちも例として紹介されている】わけですが。これが何とも日本人としては誇らしく、著者の美しく、また熱い文章もあって読みながらテンションが上がりました。後、男性だけでなく女性についても言及しているのも当時としては素晴らしいと思いました。
5000円紙幣を眺めてうんちくを語りたい誰か、あるいは失われた日本人の精神文化を確認したい人にもオススメ。
2014年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みやすかったです!内容は、外国の人に日本がどんな国で、日本人がどういう考え方をするのかを武士道をとうしてつたえたものです。なので、武士道とは、こうあるものです!!みたいな本ではないです。新渡戸さんがキリスト教徒なので聖書の引用したり、私にはわからない様々な本の引用がありましたが、最後まですらすら読めました。
2024年5月1日に日本でレビュー済み
新渡戸稲造の原文自体が理解しにくいのかもしれないが、とにかく訳文がわかりにくい。例えば、199頁に「民主主義は、その指導者として、自然のままから王者をつくり出します」とある。文脈から判断できる人もいるかもしれないが、私は結局この文を解明できなかった。一応この本を最後まで目を通したが、こんなのがページを繰るごとに現れてくる感じなので、期待して読み始めた『武士道』に落胆しかなかった。
2013年2月14日に日本でレビュー済み
武士道に関する本は、新渡戸稲造著の翻訳版も含めていろいろ出版されている。それによく、武士道という言葉も耳にする。一度は新渡戸稲造の武士道を読んでみたいと思っていたが、本書以前に出版されていた翻訳では、どうにも読むのに二の足を踏んでいた。本書は、現代訳がとても平易で読みやすい。古典の名著は、はじめはできるだけ平易なとっかかりで内容を理解して、さらに興味を持った場合は、原文を読むのが望ましい。なぜなら、苦労して原文や、難しい翻訳を読んでも内容は、有名にも関わらず、自分にとってあまり興味のない物だった場合は、労多くしてとなってしまうからである。1日でさっと読むことができた。あぁ、こういう内容だったんだなと理解できただけで、とりあえずは満足である。このいつか読んでみたかった日本の名著シリーズ、ほかの本も読んでみたい。
2020年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Kindleだしてほしい。本の状態で持っておきたい一冊ではなかった。
原本の成し遂げたことはとても偉大である。
英語で日本人がそう考える理由や文化を丁寧に説明したからである。
西洋化した今日に読んでよく分からないと思ったのは訳の問題ではなく、当時原本を読んだ人たちも同じ気持ちだったのだろうか。
問題は私の理解力のいたらなさだろう。
原本を引用して当時の生活などを丁寧に描写してくれているような本を読みたいと思った。
原本の成し遂げたことはとても偉大である。
英語で日本人がそう考える理由や文化を丁寧に説明したからである。
西洋化した今日に読んでよく分からないと思ったのは訳の問題ではなく、当時原本を読んだ人たちも同じ気持ちだったのだろうか。
問題は私の理解力のいたらなさだろう。
原本を引用して当時の生活などを丁寧に描写してくれているような本を読みたいと思った。