戦前の最大の経済学者である「山田盛太郎」氏の東大での退官前の半年の講義を紹介する本である。山田盛太郎氏は、戦前の日本を「軍事的・半封建的・半農奴的資本主義」であると喝破し、その崩壊を予言し、事実、崩壊した。これは、資本主義の外圧の中で、日本の歴史が、徳川封建制から明治維新を経て、資本主義を形成していったのであるが、その日本的資本主義化の特殊性を理解するうえで、必須といえるものである。山田氏の有名な「日本資本主義分析」は、難しい言葉のオンパレードであるが、この本では、戦後の講義を解説してるので理解しやすくなっている。
戦前を解説した歴史書を100冊読むより、この本を1冊読んでから、山田氏の「日本資本主義分析」を読むならば、明治以降の日本の経済の歴史が明快に理解されると思う。
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資本主義構造論: 山田盛太郎東大最終講義 単行本 – 2001/3/1
小林 賢斉
(編集)
- 本の長さ135ページ
- 言語日本語
- 出版社日本経済評論社
- 発売日2001/3/1
- ISBN-104818813257
- ISBN-13978-4818813250
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
山田盛太郎が東大経済学部在職の最終年度(1957年)に行った最終講義を収録。「日本資本主義分析-日本資本主義における再生産過程把握-」(1934年刊)を、資本主義の構造把握の基本的分析手法を含めて解説する。
登録情報
- 出版社 : 日本経済評論社 (2001/3/1)
- 発売日 : 2001/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 135ページ
- ISBN-10 : 4818813257
- ISBN-13 : 978-4818813250
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,965,066位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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- - 92,550位投資・金融・会社経営 (本)
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