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カルト宗教性的虐待と児童虐待はなぜ起きるのか 単行本 – 2007/3/1
らかになり、大きな衝撃とともに社会問題になりつつある。日本では
児童虐待自体が非常に新しいテーマであり、特に新興宗教などのカルト集団内で
の性的虐待、児童虐待についてはほとんど研究されてこなかったことが、その
衝撃の大きな原因と考えられる。本書は、カルト問題の先進国といえるアメリカ
における研究論文を翻訳紹介、実際にカルト宗教内で虐待され、脱出してきた人
たちの生の声を明らかにしていく。また、カルト被害救済の第一人者である紀藤
正樹氏、内外の虐待問題に精通した山口貴士氏に、現代に日本で起きている
事件を検証しつつ、アメリカでの事実やその後の研究をどのように生かしていく
べきかを解説していただく。非常に現代的なテーマでありながら、今までまった
く論じられてこなかったことから、また今後も同種の事件が頻発する可能性があ
ることからも、大きな反響とともにロングセラーとなる可能性の秘めた、カルト
問題を考えるうえでの貴重な一冊である。
- 本の長さ303ページ
- 言語日本語
- 出版社アスコム
- 発売日2007/3/1
- ISBN-104776203936
- ISBN-13978-4776203933
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商品の説明
出版社からのコメント
「国にもっと強く言うべきだ」などと意見を述べる人がおられます。
もちろん筆者は、ことあるごとにカルト問題を国に問うてきましたし、テレビ等
のメディアに対してもカルト問題の深刻さを問いかけてきました。この本を出版
したのもその活動の一つです。
ですから、本書を読んでいただいた皆さんには、ぜひともカルトの被害の実態
に、目を開いてほしいのです。国の政策は、最終的に国民が決めていくもので
す。この間、カルトの被害を放置してきたのは、実は、日本国民の問題でもある
からです。
抜粋
心にこのような考えを浮かべるカルト宗教のリーダーが、これまでにどれほどい
たことでしょう。
怯えた女性が虐待的な[親密な]関係をもたされる。[選ばれた]女性が威圧さ
れ、怯えて「師」と性行為をさせられる。疑うことを知らない信者が、言葉巧み
に牧師との秘密の情事に引き込まれる。グルによって「霊的体験」と偽られ
た性的な悪事の網に無私の信者が絡め取られる。頭を混乱させられた女性相
談者が、自分の利益しか頭にないセラピストの妄想を満足する行為をさせられ
る。
彼女たちは、私生活、性的な習慣、結婚や妊娠、出産までも管理され、支配さ
れ、また継続的なセクハラやレイプ、身体的な暴力の犠牲になることを強いられ
る場合もあるのです。 本書より抜粋
著者について
紀藤正樹(きとう・まさき)
弁護士(第二東京弁護士会所属)。大阪大学大学院法学研究科博士前期課程
(憲法専攻)修了。日本弁護士連合会消費者問題対策委員会「ダイヤルQ2部
会」「宗教と消費者部会」「電子商取引」部会の委員等を歴任。現在同委員会副
委員長(「電子商取引」部会担当)。リンク総合法律事務所所長。全国霊感
商法対策弁護士連絡会所属。ほかにインターネット消費者被害対策弁護団団長、
近未来通信被害対策弁護団団長、内閣府の消費者教育専門家も務めてい
る。市民の立場から、一般の消費者被害はもちろんのこと、宗教やインターネッ
トにまつわる消費者問題、被害者の人権問題、児童虐待問題などに取り組んでい
る。
著書に『インターネット犯罪大全』(インフォバーン、2004)、『失敗しない
ネットショッピング』(岩波書店、2002)、『21世紀の宗教法人法』(朝日新聞
社、1995)など。ほか共著書に『刑事裁判を見る目に確かさを』(成文堂、
2005)、『消費者トラブルQ&A』(有斐閣、1999)、『Q&A宗教トラブル
110番』(民事法研究会、1999)など多数ある。
山口貴士(やまぐち・たかし)
弁護士(東京弁護士会所属)。慶応義塾大学大学院法学研究科前期博士課程(行
政法専攻)修了。リンク総合法律事務所所属。東京弁護士会消費者問題対策
特別委員会委員。全国霊感商法対策弁護士連絡会所属。日本脱カルト協会理事。
カルト被害者の救済のみならず、著作権や名誉毀損、性表現規制などの表現の
自由の問題、消費者被害事件の救済などに精力的に取り組んでいる。
登録情報
- 出版社 : アスコム (2007/3/1)
- 発売日 : 2007/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 303ページ
- ISBN-10 : 4776203936
- ISBN-13 : 978-4776203933
- Amazon 売れ筋ランキング: - 966,618位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1960年11月21日、山口県宇部市生まれ。弁護士(第二東京弁護士会所属)。リンク総合法律事務所所長。大阪大学法学部卒。同大学院博士前期課程(憲法専攻‐修士論文のテーマは「陪審選任手続における無条件忌避の差別的行使と平等保護条項‐最近のアメリカ合衆国の判例を素材として‐」)修了。法学修士。市民の立場から、一般の消費者被害はもちろんのこと、宗教やインターネットにまつわる消費者問題、被害者の人権問題、児童虐待問題などに精力的に取り組んでいる。経歴としては、日本弁護士連合会消費者問題対策委員会幹事を1992年からつとめ、「ダイヤルQ2」「宗教と消費者」「電子商取引」「消費者行政」部会の担当副委員長を歴任。ほか犯罪被害者救済の立場から、犯罪被害回復制度等検討協議会元副座長もつとめた。第二東京弁護士会においても、消費者問題対策委員会、弁護士業務妨害対策委員会、非弁取締委員会の委員長を歴任。弁護団活動として、全国安愚楽牧場被害対策弁護団、近未来通信被害対策弁護団、神世界被害対策弁護団、ホームオブハート被害対策弁護団など、各種被害対策弁護団の団長をつとめ、全国岡本倶楽部被害対策弁護団副団長、L&G事件被害対策弁護団副団長長、オリンパス株主被害弁護団副団長、全国霊感商法対策弁護士連絡会事務局長代行ほか、MRI被害弁護団など多数の弁護団に所属。政府関係では、内閣府e-コンシューマ・ミーティング委員(2001年9月17日~2002年2月4日)、2005年度から内閣府消費者教育専門家(~2008年)、警察庁「ストーカー行為等の規制等の在り方に関する有識者検討会」の委員(2013年11月1日~2014年8月5日)など。
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絶対権力を持つ虐待親、強要される様々な秘密、まわりからの隔絶、混乱させられる奇妙なルール、逆らったりここを離れたらおまえは生きていけないという洗脳、その他、ある種の虐待家庭とカルトは、あまりにも似ています。
毒親本を読むのもいいけれど、カルト関係の本を読むのも、虐待家庭というものを理解する上で、おおいに助けになる、と感じています。
ちなみに、カルトからの脱出を成し遂げた人たちの体験本も、おおいに参考にさせてもらっています。
日本ではマスコミも報道していませんが、この本を読んで、無関心ではいられないと思いました。