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観光まちづくり―まち自慢からはじまる地域マネジメント 単行本 – 2009/2/10

3.0 5つ星のうち3.0 1個の評価

商品の説明

抜粋

これは、実験的な本である。
 当初、学芸出版社の編集者から本書の提案をいただいたとき、私は編者としてまちづくりのさまざまなひろがりの中で観光の問題をとりあげて一書を組み立てようと考えた。これまで歴史的環境の保全や景観の整備について関わってきた身として、そうした地域が来訪者にも好まれ、いわゆる観光地としても活性化してきた事例をいくつも経験している。その経験の先に「観光まちづくり」を構想したいと考えたのである。「観光まちづくり」という用語自体、10年ほど前に当時の運輸省観光部のメンバーとおこなっていた研究会で生み出した概念で、その現場に立ち会っていた人間としてこうした考え方に責任と同時に愛着があったということもある。現場にいた証人のひとりに現在の観光庁長官である本保芳明氏がいた。当時たしか彼は運輸省の観光部企画課長だった。
  ところが表題を仮称ながら『観光まちづくり』として、その構成を考え始めると、別の視点も必要であるということを実感するようになってきた。まちづくりが観光へ向かうという動きだけでなく、観光地がまちづくりへひろがるという動きも同様に存在するからである。後者のうごきは観光地づくりとしてはまだマイノリティではある。しかし、こうした感覚を持った観光地が実際に成功してきているのも事実である。ここに今後の観光の可能性を探りたいと思った。この動きを支援するためにも、観光からまちづくりへという流れを本書で是非紹介したいと思うようになった。
  そこでこの分野で長い経験を有している財団法人日本交通公社のスタッフの力を借りることとして、同研究調査部長である梅川智也氏を中心としたメンバーに協力を仰ぎ、観光地からまちづくりが育っている事例やその背後の論理を数多く紹介していただいた。本書の編集協力として財団法人日本交通公社の名前が挙がっているのはそのような事情による。
  ただし、まちづくりの側から観光の問題へ徐々に関わるようになっていった編者としては、両者の協働作業はまだかならずしもしっくりいっているとは言い難い。各所に両者の考え方の相違が散見されるのもいたしかたのないことかもしれないと感じる。こうした双方の論理が混じり合って論が進められていることも、両論を立てることで見えてくる観光まちづくりの将来像を模索したいという本書の実験の一部であると理解していただきたい。
  本書は3つのパートから成っている。part 1は、観光まちづくりとはどのような考え方なのかという総論をまとめた部分である。part 2では、日本各地での観光まちづくりの実践例を紹介した。このなかにはまちづくりから観光へ至った例も観光からまちづくりへ広がった例も、含まれている。part 3は、今後のあるべき観光まちづくりへ向けた理論編である。本書の副題が示すように「まち自慢から始まる地域マネジメント」がこの国における今後の主要な地域経営の戦略のひとつとなることを筆者たちは予想している。
  この本の編集過程で起きた最大の悲しい事件は、本書の共著者のひとりである麦屋弥生さんの遺稿となってしまったことである。メディアで大きく報道されたので、ご存じの方も多いと思うが、2008年6月14日早朝に起きた岩手・宮城内陸地震によって発生した土石流で宮城県栗原市の駒の湯温泉に滞在していた麦屋さんは旅館に滞在していたほかの方とともに巻き込まれ、不慮の死を遂げたのである。
  本書第7章の麦屋弥生さんの担当原稿は地震突発のわずか数日前に届けられていたものである。これは文字通り麦屋さんの最期の声となってしまった。

著者について

--編著者--
西村幸夫〔にしむら ゆきお〕
1952年福岡県生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学院修了。明治大学助手、東京大学助教授を経て、現在、東京大学先端科学技術研究センター教授。工学博士。著書に『都市保全計画』(東京大学出版会)、『都市美』(学芸出版社、編著)など。<1章>

--編集協力--
財団法人 日本交通公社
1912年(明治45年)創業。旅行営業部門(現株式会社ジェイティービー)を分離した1963年(昭和38年)以降、観光の健全な発展と観光文化の振興のため、我が国では数少ない観光分野専門の調査研究機関として旅行市場の動向調査や観光地の計画づくり等数々の調査・研修・研究を実施。また、観光に関わる様々な知見の収集、創造、提案等を通して、観光文化の振興をめざしている。

--著 者(執筆担当順)--
岡村祐〔おかむら ゆう〕
1978年生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学院修了。現在、首都大学東京大学院都市環境科学研究科観光科学専修助教。博士(工学)。著書に『景観法を活かす』(学芸出版社、共著)など。<2章1節>

野原卓〔のはら たく〕
1975年東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修了。株式会社久米設計、東京大学助手を経て、現在、東京大学先端科学技術研究センター助教。一級建築士。著書に『世界のSSD100』(彰国社、共著)、『地域と大学の共創まちづくり』(学芸出版社、共著)。<2章2節、5章1節>

岡崎篤行〔おかざき あつゆき〕
1965年福岡県生まれ。東京工業大学社会工学科卒業、同大学院修士課程修了。東京大学大学院博士課程、東京都立大学建築学科助手、新潟大学講師を経て、現在、新潟大学工学部建設学科准教授。博士(工学)。著書に『歴史的遺産の保存・活用とまちづくり』(学芸出版社、共著)、『都市の風景計画』(同)など。<2章3節>

梅宮路子〔うめみや みちこ〕
1980年福島県生まれ。2008年新潟大学大学院自然科学研究科博士後期課程修了。研究室での調査活動を通じて、村上町屋商人会会長であり、国土交通省の観光カリスマでもある吉川真嗣氏と出会う。2005年吉川氏に師事。吉川氏と共に城下町・村上を舞台に、町屋の公開や黒塀プロジェクトの企画等に取り組む。博士(工学)。<2章3節>

梅川智也〔うめかわ ともや〕
1958年新潟県生まれ。筑波大学社会工学類都市・地域計画専攻卒業。財団法人日本交通公社研究調査部長。観光リゾートを主体とする都市・地域振興計画の策定、プロデュースに携わる。立教大学観光学部非常勤講師。技術士(建設部門/都市及び地方計画)。著書に『都市観光でまちづくり』(学芸出版社、共著)、『観光読本』(東洋経済新報社、共著)など。<3章1、3節/9章>

羽田耕治〔はだ こうじ〕
1951年名古屋市生まれ。立教大学社会学部観光学科卒業。財団法人日本交通公社調査部地域調査室長を経て、現在、横浜商科大学商学部貿易・観光学科教授。監修・著書に『地域振興と観光ビジネス』(ジェイティービー能力開発)など。<3章2節>

三島伸雄〔みしま のぶお〕
1964年福岡県生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学院修了。佐賀大学講師、同助教授を経て、現在、佐賀大学理工学部准教授。工学博士、一級建築士。著書に『都市の風景計画』(学芸出版社、共著)、『日本の風景計画』(同)など。 <4章1節>

永江寿夫〔ながえ ひさお〕
1959年福井県生まれ。学生時代に天龍寺金剛院、大徳寺本坊に寄寓。1987年より、旧上中町教育委員会の文化財担当職員として就職。以来、埋蔵文化財、町並み保存などに従事。現在、若狭町文化財室室長補佐。学芸員。共著に「伝統的な町並みのなかで生きていくこと--若狭熊川宿の思い--」『未来へのまなざし』(ACCU)、「若狭地方の出土埴輪について」『古代文化』(財團法人古代學協會)など。<4章2節>

土井祥子〔どい さちこ〕
1979年和歌山県生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学院修士課程修了。2004年財団法人日本ナショナルトラスト入所、同主任研究員。市民参加による自然・文化遺産の保護管理事業や調査事業等に携わる。<4章3、4節>

石山千代〔いしやま ちよ〕
1977年大分県生まれ東京都育ち。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学院修了。2003年より財団法人日本交通公社研究調査部研究員、現在に至る。<5章1節>

中島直人〔なかじま なおと〕
1976年東京都生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学院修了。現在、東京大学大学院工学系研究科助教。博士(工学)。著書に『都市美運動』(東京大学出版会)など。<5章2節>

馬場英男〔ばば ひでお〕
1945年京都府舞鶴市生まれ。三重大学卒業、舞鶴市職員を経て、現在、NPO法人赤煉瓦倶楽部舞鶴理事長および指定管理施設の赤煉瓦建物「舞鶴市政記念館」、「まいづる智恵蔵」館長を兼務。 <5章3節>

岩崎比奈子〔いわさき ひなこ〕
1971年千葉県生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。財団法人日本交通公社入社後、自治体の観光振興計画の策定や温泉地における住民参画型検討会の企画運営、観光地の人材育成研修会の企画運営等に携わる。<6章1節>

米田誠司〔よねだ せいじ〕
1963年福岡県北九州市生まれ。山口県下関市育ち。早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。1989年東京都庁に入庁、多摩ニュータウン開発などを担当。1998年全国公募により由布院観光総合事務所事務局長に。著書に『地方分権と政策』(成文堂、共著)など。<6章2節>

朝倉はるみ〔あさくら はるみ〕
1965年東京都生まれ。東京女子大学文理学部英米文学科卒業。財団法人日本交通公社主任研究員。温泉地のまちづくりや観光計画、誘客マーケティング戦略策定等に携わる。著書は「観光読本」(東洋経済新報社、共著)など。<6章3節>

麦屋弥生〔むぎや やよい〕
1960年東京都生まれ。津田塾大学英文学科卒。財団法人日本交通公社で全国各地の観光地の振興計画策定業務に携わる。2004年からは石川県金沢市を拠点に観光・交流による地域づくりのフリープランナー。2008年6月、栗原市で資源調査中に岩手・宮城内陸地震に遭遇し逝去。<7章>

吉澤清良〔よしざわ きよよし〕
1968年埼玉県生まれ。立教大学社会学部観光学科卒業。日本交通公社調査部企画室、同地域調査室などを経て、現在、研究調査部主任研究員。著書に『観光読本』(東洋経済新報社、共著)、『産業観光への取り組み』(日本交通公社、共著)など。<8章>

窪田亜矢〔くぼた あや〕
1968年東京都生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学院修了。 株式会社アルテップ勤務、工学院大学准教授を経て、現在、東京大学大学院工学系研究科准教授。一級建築士、工学博士。著書に『界隈が活きるニューヨークのまちづくり』(学芸出版社)など。<10章>

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 学芸出版社 (2009/2/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/2/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 285ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4761531681
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4761531683
  • カスタマーレビュー:
    3.0 5つ星のうち3.0 1個の評価

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