中国は、「官」主導から「民」主導へ転換を図るべきというのが著者の主張。(本書の一部。)
イノベーションの促進に不利、退出のメカニズムがない、腐敗・汚職を大幅に減らすことが期待できるなどがその理由にあげられている。
ちなみに、「中所得国の罠」とは、経済離陸を終えた低所得国が中所得レベルに到達した後停滞し、先進国へのキャッチアップに失敗すること。
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「曖昧な制度」としての中国型資本主義 (世界のなかの日本経済ー不確実性を超えて3) 単行本(ソフトカバー) – 2013/9/10
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- 本の長さ291ページ
- 言語日本語
- 出版社NTT出版
- 発売日2013/9/10
- 寸法13.9 x 2.4 x 19.5 cm
- ISBN-104757123248
- ISBN-13978-4757123243
商品の説明
著者について
加藤弘之(かとう・ひろゆき) 1955年生まれ。神戸大学大学院経済学研究科教授。 共著書に『進化する中国の資本主義』(岩波書店)などがある。
登録情報
- 出版社 : NTT出版 (2013/9/10)
- 発売日 : 2013/9/10
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 291ページ
- ISBN-10 : 4757123248
- ISBN-13 : 978-4757123243
- 寸法 : 13.9 x 2.4 x 19.5 cm
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- - 6,510位経済学・経済事情
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2016年6月6日に日本でレビュー済み
筆者は神戸大大学院経済学研究科教授。専門は中国経済だが、制度に焦点をあてて中国経済システムを分析している。
本書は、比較制度分析の考え方に基づき、中国経済を「曖昧な制度」として概念化できるとの仮説を提示している。
曖昧な制度自体、概念化が完璧に明確に行うことは難しいが、特徴として、組織の曖昧さ、責任の曖昧さ、ルールの曖昧さ、目標モデルの曖昧さの4つを指摘している。
そして、既存の中国経済研究の文献に現れた中国経済の特徴を幅広く分析して、こうした曖昧な制度の特徴が当てはまるとしたうえで、具体的な
事例として、国有企業・民営企業が共存する混合体制、中央と地方の官僚の関係、官僚・党の利益集団化、腐敗の中で経済が成長していることなどを取り上げている。
また、中国のグローバル化と中国企業の対外進出について述べている。
後半は、この曖昧な制度の仮説に基づいて、中国の経済モデルは、開発独裁モデル+漸進主義モデル+大国モデルであるとして、中進国の罠、対世効の罠、収奪的政治制度(アセモグルの論)などからみられるように、新たな発展モデルへの転換が必要と主張している。最終章は日中経済関係の歴史の振り返りと展望である。
筆者自身が認めているように曖昧な制度の定義が完全に明確になってはいないのが少し惜しいが、中国経済の現状と様々な論点を俯瞰できるお得な一冊だと思う。 なお、新古典派経済学の知識に加えて、比較制度分析やアセモグルの議論をエッセンスでもよいので知っておく方がよい。
本書は、比較制度分析の考え方に基づき、中国経済を「曖昧な制度」として概念化できるとの仮説を提示している。
曖昧な制度自体、概念化が完璧に明確に行うことは難しいが、特徴として、組織の曖昧さ、責任の曖昧さ、ルールの曖昧さ、目標モデルの曖昧さの4つを指摘している。
そして、既存の中国経済研究の文献に現れた中国経済の特徴を幅広く分析して、こうした曖昧な制度の特徴が当てはまるとしたうえで、具体的な
事例として、国有企業・民営企業が共存する混合体制、中央と地方の官僚の関係、官僚・党の利益集団化、腐敗の中で経済が成長していることなどを取り上げている。
また、中国のグローバル化と中国企業の対外進出について述べている。
後半は、この曖昧な制度の仮説に基づいて、中国の経済モデルは、開発独裁モデル+漸進主義モデル+大国モデルであるとして、中進国の罠、対世効の罠、収奪的政治制度(アセモグルの論)などからみられるように、新たな発展モデルへの転換が必要と主張している。最終章は日中経済関係の歴史の振り返りと展望である。
筆者自身が認めているように曖昧な制度の定義が完全に明確になってはいないのが少し惜しいが、中国経済の現状と様々な論点を俯瞰できるお得な一冊だと思う。 なお、新古典派経済学の知識に加えて、比較制度分析やアセモグルの議論をエッセンスでもよいので知っておく方がよい。