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応用倫理学のすすめ (丸善ライブラリー 125) 新書 – 1994/6/1
加藤 尚武
(著)
- 本の長さ193ページ
- 言語日本語
- 出版社丸善出版
- 発売日1994/6/1
- ISBN-104621070460
- ISBN-13978-4621070468
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登録情報
- 出版社 : 丸善出版 (1994/6/1)
- 発売日 : 1994/6/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 193ページ
- ISBN-10 : 4621070460
- ISBN-13 : 978-4621070468
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年1月9日に日本でレビュー済み
ポルノ雑誌は規制されるべきか 中絶は何歳から許されるか 赤ちゃんに勝手な名前をつけてよいか 自殺は許されるか 私たちは「自己決定権」を持ちながら、「他者危害」の原則を武器として日々の生活を送っている。公共、特に政府や企業が自己決定権を制限する、その線引きはどこか、どこに問題があるか。古典や法規の解釈にとどまらない新しい学問「応用倫理学」が現代人の疑問に解放を提示します。これであなたも「意志」をもった人間になれるかも!?
2014年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実社会で起きる倫理的問題を丁寧にわかりやすく取り上げています。
2014年2月4日に日本でレビュー済み
「応用倫理学」という学問についての解説ではなく、著者が世の中の時事に対して自由主義の立場からあれは正しい、あれは誤っていると断じていく本です。自由主義自体を疑うこともなく、読者に思考を促すような語り口も少ないので、はただただ著者の敷いた道筋を歩いていくという感じ。
これを読む限りだと応用倫理学とは「自由主義の立場から物事を判断する学問」だと思えてひまいます。
これを読む限りだと応用倫理学とは「自由主義の立場から物事を判断する学問」だと思えてひまいます。
2017年1月4日に日本でレビュー済み
この本は具体的な問題から入り,倫理的な観点で考えるにはという事で考え方などを説明している.
著者の現代倫理学入門も読んだが,サンデル先生の白熱授業のような形式で進み,非常にわかりやすい.
最初に個人の自律の倫理学ということで個人が自由にできるための制約条件として他者危害の原則を説明しています.
これは,政府などの外部からの強制力に対抗するために必要である.ただし,不快物非公開の原則などの制約がある.
(これも他者危害の原則であるが)
外部からの強制力というのは,例えばシートベルトやヘルメットの着用義務などで
ちょっと考えると,やっている人のためとも思えるのだが,この考えを進めると,体に悪いのでたばこや酒の規制
のどに詰まることがあるので,餅やご飯の規制などと人のためをと思っても行き過ぎになることがあり得るため,
他者危害の原則の反しない限り自由と言うことは大切なことで,自由主義や個人主義の根幹ともいえる.
一方,他者危害の原則を破る場合が自己防衛権(正当防衛)がありうる.これは一般的に考えて国毎に
違うと言う考え方にはならず,ある程度の共通理解があるのではないかという考えが示される.
そうはいっても,現実にシートベルトやヘルメットの規制はあるわけで,それはどう考えて規制できるのかなどについても考察している,
また,親は子供の同意を得ずに子供の名前をつける.大げさに考えると自己決定権の侵害という事になるが
これについても,どのように考えるかなどについてが書かれている.
いろいろなことを考えるに当たっての材料や考え方の方法などが書かれていて大変参考になる.
著者の現代倫理学入門も読んだが,サンデル先生の白熱授業のような形式で進み,非常にわかりやすい.
最初に個人の自律の倫理学ということで個人が自由にできるための制約条件として他者危害の原則を説明しています.
これは,政府などの外部からの強制力に対抗するために必要である.ただし,不快物非公開の原則などの制約がある.
(これも他者危害の原則であるが)
外部からの強制力というのは,例えばシートベルトやヘルメットの着用義務などで
ちょっと考えると,やっている人のためとも思えるのだが,この考えを進めると,体に悪いのでたばこや酒の規制
のどに詰まることがあるので,餅やご飯の規制などと人のためをと思っても行き過ぎになることがあり得るため,
他者危害の原則の反しない限り自由と言うことは大切なことで,自由主義や個人主義の根幹ともいえる.
一方,他者危害の原則を破る場合が自己防衛権(正当防衛)がありうる.これは一般的に考えて国毎に
違うと言う考え方にはならず,ある程度の共通理解があるのではないかという考えが示される.
そうはいっても,現実にシートベルトやヘルメットの規制はあるわけで,それはどう考えて規制できるのかなどについても考察している,
また,親は子供の同意を得ずに子供の名前をつける.大げさに考えると自己決定権の侵害という事になるが
これについても,どのように考えるかなどについてが書かれている.
いろいろなことを考えるに当たっての材料や考え方の方法などが書かれていて大変参考になる.
2011年2月6日に日本でレビュー済み
応用倫理学の優れた「応用書」と言えるでしょう。
何より事例が豊富で考えるヒントが多数詰まっています。
例えば未成年との性交などについても我々がいかに法を
完全な道徳として受容しているか。成年に達する1時間前
なら違法で1時間後なら合法であるのか(イギリスなど)。
結局既存の法から抜け出すことがいかに難しいかを考え
させられるとともに道徳や法がいかに脆弱であるか。
賛否両論が数多く提示されることが本書にとって有益で
ありましょう。環境問題についても言及してあり非常に
便利な書物です。
何より事例が豊富で考えるヒントが多数詰まっています。
例えば未成年との性交などについても我々がいかに法を
完全な道徳として受容しているか。成年に達する1時間前
なら違法で1時間後なら合法であるのか(イギリスなど)。
結局既存の法から抜け出すことがいかに難しいかを考え
させられるとともに道徳や法がいかに脆弱であるか。
賛否両論が数多く提示されることが本書にとって有益で
ありましょう。環境問題についても言及してあり非常に
便利な書物です。
2006年2月24日に日本でレビュー済み
「倫理学」に関する知識はあまりなかったが、本書を読むことで「倫理学とはこういうもの」というイメージが持つことができた。「他者危害の原則」を自由主義の定義として述べ、この原則をもとに現代社会のいろいろな問題を具体的に検討していた。これらの検討を通じて、倫理学とは「善悪の判断根拠となる原則を研究する学問」であることを把握できた。また「自分で判断するときにどうすればいいかという意思決定の予行演習が倫理学である」との記述も参考になった。