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コンテンツツーリズム研究 単行本(ソフトカバー) – 2015/8/21

4.5 5つ星のうち4.5 5個の評価

アニメや映画の舞台を訪ねる「聖地巡礼」に象徴される新しい観光学、コンテンツツーリズムの本格的研究入門書。学術・経済・行政など、複合的な視点から分析・考察を行う。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 福村出版 (2015/8/21)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/8/21
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 224ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4571410557
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4571410550
  • 寸法 ‏ : ‎ 21 x 14.8 x 2.5 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 5個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2017年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
コンテンツツーリズムを扱った研究書は、聖地ごとのケーススタディを多く扱ってその特徴や法則性を導こうとする実学的な内容が多い。この書籍でもケーススタディは十分な事例研究が掲載されている。しかし、本書は構成が見事でコンテンツツーリズムの学術的意義、コンテンツツーリズムの研究手法、ケーススタディ、コンテンツツーリズムの学術的可能性についての展望も示してある良書。特に学術的意義と可能性の部分は学者、研究者にとっては非常に有益な内容であるといえる。執筆者が多数いるので、議論のレベルに差があったり(大学で教鞭をとっている先生と実務家、大学院生では明らかに書いている内容の質が違うのは、論文等を書きなれていないから仕方ないのだが、一方でそれが読みやすさに繋がっている)、前半部分の議論と後半のケーススタディで整合性がいまいちであったりするのは、一冊で理論と実証、展望をまとめ、各トピックスを基本的に2ページでまとめようとしたからであろう。各執筆者の苦労が窺える。

本書は新しい学問を真剣に学ぼうとする学者、研究者にとっても、本書のコンテンツツーリズムの事例を先行研究として別の聖地を研究しようとする大学生(卒論研究)に最適である。しかし、理論的な部分が丁寧に書かれているのでこの辺りはしっかりと読むべきである。

挑戦的な研究書として星5を付けているが、少し気になる点もある。
まず、ページの割り振り方をもう少し工夫できなかったのかと思う。興味深い考察をしている執筆者が1章のみあるいは2章のみ担当ということが多く、読んでいて消化不良があった。かといって個人的に議論が浅いなあと思う執筆者が3章以上執筆していたりページも1章4ページ与えられていたりして、この点は改善すべきだと思った。これはすでに指摘した部分であるが、大学院生や実務家でたくさん執筆している人と大学教員で少ない章しか執筆していない人もいる。できれば理論的な部分や展望の部分にページをもっと割いてほしかった。
ページレイアウトの都合で参考文献などにあまり触れられていない点も多く、巻末に参考文献リストがあるがせっかく学術的な横断を試みている研究書なのだから、巻末に各執筆者による参考文献一覧を掲載して欲しかった。索引もどうしてその言葉を拾って、この用語が載っていないのか疑問を感じる点もある。

理論と現実をミックスした研究書であるから不十分な点もあるが、議論している内容によっては非常に興味深い内容もある。表紙からはポップな印象を受けるが、この点は本書の前半と後半の議論を読めば払拭できる。個人的に表紙の痛絵馬は絵馬に書かれた作品を選別すべきであったと感じる。
学問を新しく作る、そのきっかけをコンテンツツーリズムと思っている人は本書の前半および後半を、コンテンツツーリズムの事例を知りたいならば本書の真ん中を読めば得るところがあると思う。学術書としては珍しい、どこから読んで理解できるのは本書の独特な構成によるところだと思う。
本書のラストの他者の価値観に関する実験の例は、内容がとても学術的で本書の中では少し浮いていると思った。しかし、コンテンツツーリズムだけでなく多くの価値観を持つ人々の共生に必要なものを的確に指摘していて読み応えがあった。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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