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返還交渉 沖縄・北方領土の「光と影」 (PHP新書) 新書 – 2017/3/16

4.5 5つ星のうち4.5 9個の評価

沖縄復帰はなぜ実現し、北方領土交渉はなぜ難航しているのか。本書ではまず沖縄復帰ま での道筋を、二人の人物によって読み解く。外務省アメリカ局長で「表の交渉」を務めた東郷文彦氏(著者の父)と、いわゆる「沖縄密約」交渉を行なった佐藤総理の密使、若泉敬氏である。二人には共通する思いとして「沖縄愛国心」と「醒めた現実主義」があった。北方領土交渉に携わった著者は、「北方領土愛国心」の余りの強さが、「醒めた現実主義」を曇らせていった過程を、痛惜の念を持って振り返る。1992年には、ソ連側から「まず、『歯舞・色丹』の引き渡しについての合意し、その後、四島についての平和条約をつくろう」というかつてない譲歩の提案を受けたことがあったのだが、日本側はそれに同意しなかった。なぜ、同意しなかったのか? 本書は二つの返還交渉に携わった人たちの思想と行動を、独自の視座から分析する。
元外務省主任分析官・佐藤優氏推薦! 「北方領土と沖縄について知るための最良の書」。 佐藤氏による解説も収録。
●「大先輩」若泉敬と沖縄返還交渉 ●外務省関係者は、若泉敬をどう評価しているか?●「極秘合意議事録」をどのように理解すればいいか? ●イルクーツク合意はなぜ壊れたか ●安倍・プーチンは最後の北方領土交渉か?
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商品の説明

著者について

京都産業大学世界問題研究所所長

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ PHP研究所 (2017/3/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2017/3/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 266ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4569832261
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4569832265
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 9個の評価

著者について

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東郷 和彦
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カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2017年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2017年4月4日
この本は、著者にしか書けなかった史書である。
前半は、沖縄返還交渉で「核抜き本土並み」を実現した1969年の佐藤ニクソン共同声明が軸であり、外務省北米局長として交渉の表舞台を仕切った著者の実父東郷文彦氏と、著者がいま務める京都産業大学世界問題研究所長職の大先輩で、佐藤総理の密使として「有事再持込み」を約束した若泉敬氏の相克の物語である。
著者は、共に佐藤首相を支えたこの二人が、歴史が担わせた表と裏の立場上は決して相容れないが、実は、「沖縄愛国心」と「醒めた現実主義」の二点で深く共鳴するものがあったと結論づけている。感情的・直感的にこのような結論を言うことはやさしい。しかし著者は、冷静な筆致による客観的な資料分析に徹することにより、対極に立つ東郷と若泉に「橋をかける」ことに成功している。
沖縄返還のために働いた外務官僚の団結と規律に感動したらしい著者は、後半二章、「どうしても北方領土のことを書かねば」と考えた由である。その理由が面白い。
「沖縄の返還」は、日本に当初から潜在主権が認められ、戦後同盟国となったアメリカから実現することである。これに比べ、「四島占領は戦争の結果として当然である」と主張するロシアからこれをとり返すことは、何十倍も難しい。だとすれば、北方領土担当の外務官僚群は、沖縄担当だった官僚群に比べ、何十倍のチーム力をこそ発揮すべきである。
ところが、いざロシアが「交渉をやろう」と言い出した冷戦の終結期以降、北方領土担当の官僚群は二つに分裂してしまった。「北方領土愛国心」を胸に抱きつつ「醒めた現実主義」に立って、相手からとれるものとっていこうとした人たち(柔軟派)に対し、「北方領土愛国心」の重さが故に「醒めた現実主義」を見失った人たち(強硬派)が、二回にわたって交渉を壊してしまったと言うのである。
著者は柔軟派の筆頭格として2002年に外務省から退官させられているから、ともすれば後半二章は「恨み節」になりかねない。けれども「一次資料」をフルに活用しつつひたすら冷静・客観的な分析に徹する後半もまた、けれんみのない返還交渉の客観分析に達しているように見える。
その歴史分析あってこそ、安倍総理がいま再開している交渉の結論に国民を上げて支持することを呼び掛ける「終章」が、重く読者に響くのだ。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
興味本位で、深く読めました。ちょっと難しい方苦しいが、内容だけにしょうがない。しかし、大変参考になりました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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