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プレミアム戦略 単行本 – 2007/12/7

3.8 5つ星のうち3.8 32個の評価

本邦初、本格的プレミアム論

本書は、日本で初めて「プレミアム」について正面から本格的に分析した本です。
最近は「なんでもプレミアム」と呼ぶにふさわしいほど、あらゆる商品に「プレミアム」
という言葉が濫用されています。しかし、「そもそもプレミアムとは何なのか」「消費者
はプレミアムに何を求めているのか」といった、根本から「プレミアム」について総合的
に論じた書籍はこれまでありませんでした。
現在、 消費構造は二極化しています。ビールや自動車を見ても、「低級品」と「高級
品」が売れ、中級品が一番苦戦しています。高級車で99円ショップに買い物に行ったり、
ビールだけは高級品を飲んだりと、一人の消費者の中でも、「上」と「下」を賢く使い分
ける消費傾向が定着しています。
そこで最も問題になるのが、「低・中級品=国産メーカー」VS「高級品=海外ブラン
ド」という図式が、完全に出来上がってしまっていることです。日用品は「国産メーカ
ー」で済ませ、奮発して買う高級品は「海外ブランド」。日本のプレミアム市場は、完全
に海外勢に席巻されているのです。現に、表参道ヒルズや銀座の街を歩いても、目に付く
のは海外ブランドばかりです。

「では、どうすれば日本発のプレミアム商品を作れるのか?」

そんな問題意識に基づいて書かれたのが、本書『プレミアム戦略』です。
筆者はまず、上記のような消費構造を分析したうえで、「プレミアム」の定義から話を始
めます。「プレミアム」とは、プラスアルファの対価を払っても手に入れたいと思わせる
「特別な価値」「プラスアルファの価値」だと定義します。

「プレミアム」=「機能的価値」+「情緒的価値」

筆者はそう分析します。製品として圧倒的に優れた「機能的価値」がなければ、そもそも
「プレミアム」にはなりえません。しかし、性能・性質がよいだけでは「プレミアム」と
は言えず、プレミアムには「ストーリー」や「物語」といった「情緒的価値」が必要だと筆
者は言います。多くのプレミアム・ブランドには、「創業秘話」「誕生秘話」があったり、
「売り切れ伝説」が存在するのはそのためです。
以上のような視点から、海外ブランドの成功例を紐解きながら、「日本発のプレミアム・ブランドが育たない理由」から「日本発のプレミアム企業を作る秘策」までをも書い
ています。
<以下、本書で取り上げている企業・ブランドの一例>
レクサス/ポルシェ/ベンツ/BMW/フェラーリ/ルイ・ヴィトン/カルティエ/エル
メス/パテック・フィリップ/セイコー/ミキモト/千疋屋/虎屋/川端道喜/アメディ
/タケダワイナリー/ザ・プレミアム・モルツ/星のや 軽井沢/大塚製靴
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商品の説明

著者について

遠藤功(えんどう・いさお)
早稲田大学大学院商学研究科教授。
株式会社ローランド・ベルガー会長。
早稲田大学商学部卒業。米国ボストンカレッジ経営学修士(MBA)。
三菱電機株式会社、米系戦略コンサルティング会社を経て、現職。
早稲田大学ビジネススクールでは、経営戦略論、オペレーション戦略論を担当し、現場力
の実践的研究を行っている。また、欧州系最大の戦略コンサルティング・ファームである
ローランド・ベルガーの日本法人会長として、経営コンサルティングにも従事。ローラン
ド・ベルガードイツ本社の経営監査委員でもある。中国・長江商学院客員教授(2008年よ
り)、日新製鋼株式会社経営諮問委員などを兼任。
著書に、現場力3部作である『現場力を鍛える』、『見える化』、『ねばちっこい経営』(いずれも東洋経済新報社)のほか、『MBAオペレーション戦略』(ダイヤモンド社)、『企業経営入門』(日本経済新聞出版社)、『ビジネスの"常識"を疑え!』(PHP研究
所)などがある。
『現場力を鍛える』はビジネス書評誌『TOPPOINT』の「2004年読者が選ぶベスト
ブック」の第1位に選ばれた。『見える化』は2006年(第6回)日経BP・BizTech図書賞を
受賞。
個人ホームページ:http://www.isaoendo.com

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東洋経済新報社 (2007/12/7)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/12/7
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 235ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4492532404
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4492532409
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 32個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2018年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
プレミアムでした。
自分の商品にどんなとくべつなかちがつけられるのか?考えさせられました。
2014年12月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かんしんさせたれた。とても読んでいて勉強になった。また読み返したくなる本
2020年7月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
プレミアムとは、これまでの日本の社会経済を根っこで支配していた大量生産・大量消費という思想を根本から覆す、全く異なるパラダイム。使い捨て、安売り、投げ売りといった未熟な生産・消費社会から、本当によいものを選び、大切に使いながら生活を豊かにするというスマートな生産・消費社会へ移行させるもの。自分らしいものを選び、良いものを大切に長く使うというのは、成熟消費社会の大切な価値観。

プレミアムブランドはフランス、ドイツ、イタリアに席巻されている中、日本企業もいくつか出てきている。レクサス、ミキモト、大塚製靴、セイコー、千疋屋、タケダワイナリー、星のやなど、日本発のプレミアムブランドも紹介されている。

2008年の著書ということで、その時は真新しい内容だったのかも知れないが、至極当たり前のことが羅列されている印象をもった。大塚製靴が1872年に創業され、17年後にはパリ万博に出品して銀賞を取るという快挙を成し遂げていたことには驚いた。その割に、現在エルメスに肩を並べる存在にはなっておらず、そこまで追求していないのが、若干物足りなさを感じた。タケダワイナリーは初めて聞いたのでぜひ試しに飲みたいと思った。
2008年4月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「現場力を鍛える」「見える化」「ねばちっこい経営」に続く
遠藤さんの著書ですが、残念ながら、私には余り響きませんでした。

プレミアムとは何か?
何をどうすることで、プレミアム戦略を成功させることができるのか?

成功例と比較事例を元に、分かり易く説明されています。

プレミアムモルツはなぜ成功したのか?
ポルシェはなぜ成功したのか?
高級ブランドのエルメスはなぜ魅力的なのか?

から、

日本のブランド意識はどうなのか?

みたいなところにまで触れています。

価値あるモノであれば、後はストーリーと
サービス提供側のこだわりが必要なんです。

とか、

製作者側の想いが、消費者の心をくすぐるんです。
この時に大事にしないといけないのは「らしさ」です。

といったところに、そーだね。

って感じましたが、色々なサービスを享受していれば、
これくらいは分かるかな。ってところで、
自身にとっては余り参考になりませんでしたが、
入りやすい本であるとは思います。
2014年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
プレミアム戦略が本当に今必要だと思った

機能性ではなく情緒性にどのように訴えるかが大事である。

つまり感性価値がとても大事なのである。感性にどう訴求するか それがプレミアムであろう

機能だけで勝負してきた日本の製造業がこれから勝負するのはプレミアム戦略だと思った

とても参考となった
2008年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今まで、プレミアムの源泉は、顧客の立場に立って、顧客が満足してくれそ
うな高級感を持ったブランディングをした上で高めの価格設定をして作り出
すものであると思っていた。

しかし、この本によると、実は逆で「作り手の強烈な主観とこだわり」が源
泉であるべきであることがわかる。

顧客が作り手の魅力を感じて顧客から作り手の世界に飛び込んで行くモデル
の方が価値があると感じた。

その他、プレミアムの定義などの説明にも納得感があった。もう一度読み直
したい本である。
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レポート
2011年8月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
随分前に買って棚に入っていたがひょんなきっかけで読んだ。
大変良く纏まった内容になっていると思う。ブランドとくに
ヨーロッパブランドの生業などを歴史感をもって上手に
表現してある。
また、ブランドを育てるのはなにも作り手だけではなく
その市場の厳しい要求があって始めて成り立つというのも
示唆に富んでいた。
日本は、中国などの安価な労働力をベースにした大量生産
スタイルと対抗することは忘れて、イタリアのような生き方を
すべきだ。と主張していた森永卓郎サンの話も思い出した。

本書は、遠藤功さんの著書の中では、異質の分野ではあるが
現場力系の本同様、大変分かりやすく肚落ちする内容である。
読んでみる価値は確かにある。
2016年6月6日に日本でレビュー済み
経済誌を普段から読んだりしていて情報感度の高い人からしたら恐ろしく内容が薄い本に感じるかと思います。
108円なら適正価格ですね^^