お届け先を選択
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

ハラスメントは連鎖する 「しつけ」「教育」という呪縛 (光文社新書 299) 新書 – 2007/4/17

4.6 5つ星のうち4.6 22個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2007/4/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/4/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 331ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4334033997
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334033996
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 22個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
22グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2019年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分の子供の頃にハラスメントを受けていたことを自覚すると自由になれます。
自分の心にモヤモヤしたものがあり、新しいことに手を出したり、スカッとするようなことをやってみたとしても消えない。
本著ではそれを鉛色の気分、鉛色の空と表現していますが、このモヤモヤを生み出す元凶を見つける事がどれだけ大切であるか、どれだけ自分の生活に悪影響を与えているかがわかります。
元凶を発見し、見つめる事で、少なくとも自分がなぜ苦しんでいるかがわかるので対処ができるようになります。なぜこんなヤベー本が増版しない‥?やっぱりみんな知名度高い人の本に寄っちゃうんかなあ。
26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2007年に出た本ですが、2012年に出た『原発危機と「東大話法」』が話題になって、著者の安冨さんに興味を持って読みました。安冨さんのプライベートについての記述は少なかったですが…。ほかの本で離婚の話とか読みました。
20項におよぶ「東大話法規則一覧」の原型がここに出ていて、彼がハラスメントの問題に長く取り組んでいたことを知りました。
「暴力(ハラスメント)は他人より、家族や身近な人から振舞われることが多い」ということを書かれていて、「そういえばそうだ」と気づかされました。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 人間社会の様々な局面で展開されるハラスメント構造を解き明かす非常に興味深い論考です.普段の生活でぼやぼやしていると,ハラスメント=嫌がらせの一種,ぐらいにしか通常は考えませんが,著者はその構成要素とその関係性を見事に描き出し,ハラスメントという概念をより普遍的に捉えることを可能にしてくれます.さらに,そもそも人間という存在がいかなるものであるか,といった理解を助けてくれる非常に野心的な論考と思います.
 理解を助ける様々な事例は少し極端な状況から持ってきているようにも見えますが,読者の知らない過酷な現実がある場合もあるでしょう.様々な歴史的な事例の引用も説得力がありますし,私は著者の言わんとしている事を効果的にサポートしていると思います.また現実にハラスメント構造に直面したときにも非常に大切な視点を読者に提供してくれると思います.様々な職場,教育機関を含めて人の教育に関わる人,これから子育てをする人,子育て中の人にもお勧めです.
 昨今の職場で展開される外部規範(ハラスメント, 安全管理,法律尊守など)の導入が著者の展開するメカニズムにより,新たに様々なハラスメント構造を作り出していることは,私の体験とも非常によく一致しています.外部規範を講習でこねくり回すより,むしろ,この本を読んでもらって,自己研鑽してもらったほうがよほど効果的でしょう.
 新本が手に入らなくなっていることに一抹の不安をおぼえます.自分の魂の声を大事に,できることなら人の魂の声も尊重しつつ,豊かに学びながら自律的に生きて行きたいものです.
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
妙に男と女の話が説得力があった。生々しいといってもいいかもしれない。その延長線上に「星の王子様」とバラのエピソードを読み解くのはぐっときた。

本書はコミュニケーションにおけるハラスメントから始まり、植民地主義、非暴力詩的抵抗、そしてドラッカーの全体主義との戦いまで一貫した立場で自分自身として作者が立ち向かっていっている姿に共鳴する。

世界は救うのは天使たちなのだ。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年6月29日に日本でレビュー済み
p14-p22にコミュニケーションがいかにコンテキストに依存しているか、コミュニケーションは一人では成立せず、他者との関係からなるか、ということが分かりやすく書かれています。

ことに良いコミュニケーションと、片方がハラッサー(ハラスメントをする人)だったときのコミュニケーションの対比が図解入りでなされていて、このあたりは国語指導に使えると思います。

この本自体はハラッサー(ハラスメントを行う人)とハラッシー(ハラスメントを受ける人)、ハラッシーハラッサー(ハラスメントを受けて伝播させる人)などの話が具体例やモデルを使って説明されたものです。*私は*いじめや虐待、AC(アダルトチルドレン)の話などが生々しく出てくるので、全体を子供に読ませるのは躊躇すると思います。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年9月27日に日本でレビュー済み
本書は、本条氏によるハラスメント構造理論(第4章から第7章)と、安冨氏によるハランスメント全体モデル(前記以外の章)から構成され、従来は主に心理療法関係者が論じてきたハラスメント問題を、人の生き方の問題に場を広げ、解決のへのヒントを提供している。専門分野に凝り固まった並の研究者なら決してチャレンジしない、野心作といってよい。

家庭や学校・会社・地域などで、ハラスメントの被害者(ハラッシー)または加害者(ハラッサー)の経験が全くない人はほとんどないだろう。また、ハラスメントの被害者が加害者に転ずる(ハラッシーハラッサー)光景もよく見聞きする。本書の著者は、自らのハラスメント経験をカミングアウトし、長年かかってのそれからの脱却経験を通じて、本書の理論やモデルに到達したことを述べている。評者も自らの経験を省みて、本書の記述に共感し、あるいは恐怖を覚える。さらに、本書は、孔子、ガンジー、ドラッカーなど、古今の賢人たちの開発した「開かれた知」のプロセスを実践することで、ハラスメントの呪縛からの脱却が可能かもしれない、という希望に導いていく。

停滞した経済、漂流する政治、逼塞した学校や会社など、日本社会はうっとうしいことが多い。本書はそのうっとうしさの正体のかなりの部分が蔓延しているハラスメントにあることを自覚することで、打破するためのヒントを提供している。すっきりした気分で青空を眺めたい人にお奨めしたい本である。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年6月30日に日本でレビュー済み
恩師から受けていた奇妙なハラスメントを、渾身で拒絶した直後に読んだ。ほとんどの頁において、確かににそうだという実感があり、波のように衝撃が重なっていく体験だった。

私自身が紛れもなく「ハラッシーハラッサー(ハラスメントをする人の外的規範を用いて周りの人に無節操にハラスメントをしかける状態)」だと感じる。「二枚舌(目の前に誰がいるかによって人格が変わってしまう状態)」も重なっていると気づいた時が、一番の衝撃であった。あまりに的を射られるので厳しく苦しいが、読みすすむにつれて学習回路と勇気が整っていくのが感じられた。

読了後、2ヶ月がたつ。ハラスメント的なものに接触すると、今も強い拒絶反応があり、内蔵が丸出しになっているような心もとなさである。しかし一方で再生の予感も大いにあり、じっくり考えるきっかけをつくってくれた本書に感謝している。

ハラスメントから脱却するためにはエンターテインメントが重要、と著者たちは強調するが、この本自体が極めて高いエンターテインメント性を保っている。
56人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年9月21日に日本でレビュー済み
子供を育てるにはしつけなどでガチガチにしめつけるのではなく
自由放任でやったほうがいいことをきちんと理解させてくれる良書です。
問題は子供だけでなく経済や政治の問題にも論じてあり、なかなか
難しいですが、自由放任こそが大切なのなどということを理解させて
くれました!
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート