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ネット王子とケータイ姫: 悲劇を防ぐための知恵 (中公新書ラクレ 155) 新書 – 2004/11/1
- ISBN-104121501551
- ISBN-13978-4121501554
- 出版社中央公論新社
- 発売日2004/11/1
- 言語日本語
- 本の長さ190ページ
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商品の説明
出版社からのコメント
NO MOREサセボ!――ネットやケータイ絡みで、子どもを被害者者にも加害者にもさせないために、大人にできることを伝授します。 著者の香山氏は精神科医で、森氏はジャーナリストですが、それぞれの特長を活かし、診療や盛り場の現実にもとづき、子どもたちの内面に迫ります。また「ゲーム脳」等の科学論と、それをセンセーショナルに報じるメディアを批判的に検証し、冷静になるためのヒントを提供します。 子ども向けに、利用マナーを記載したカードを付録につけました。教科書的タテマエを避けたホンネの提言になっています。
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2004/11/1)
- 発売日 : 2004/11/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 190ページ
- ISBN-10 : 4121501551
- ISBN-13 : 978-4121501554
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,426,988位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1960年札幌市生まれ。
東京医科大学卒業。精神科医として病院での診察に携わりながら、立教大学現代心理学部映像身体学科教授として教壇にも立つ。豊富な臨床経験を活かし、現代人の心の問題を鋭く分析し、きめ細かな解決策を提示する。ほかにも、政治・社会批評、サブカルチャー批評、皇室問題から趣味のプロレスに関する批評まで、幅広いジャンルで活躍する。事務所では住み着いたノラ猫1匹、自宅では犬1匹と猫5匹と同居。
ジャーナリスト。
1968年1月、東京都生まれ。神奈川県相模原市で育つ。早稲田大学法学部卒業。
在学中の1990年からライター活動をはじめ、科学雑誌、 経済誌、総合誌で専属記者を経て、フリーランスに。2012年『「つなみ」の子どもたち』で第43回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2015年『小倉昌男 祈りと経営』で第22回小学館ノンフィクション大賞の大賞を受賞。2017年、同書で第1回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞の大賞を受賞、ビジネス書大賞2017で審査員特別賞を受賞。
http://moriken.org
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年12月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本自体は古いものですので昔ニュースであったことをぽつりぽつりと思い出しながら見ると良いかもしれません。
2004年11月23日に日本でレビュー済み
この書に書かれている内容は至極当然のことである。
香山氏のパートである第1章では、若者、特に小中学生らにとってはネットやケータイのある生活こそが「リアル」であり、そこが彼らの「居場所」となっているという状況を紹介。
第2章では、「メディア害悪論」が広まる理由の説明がされ、「研究が始まった段階で、あらゆる可能性がある」という理由から「ゲーム脳」のようなどうしようもない理論であっても「言った者勝ち」である状況について言及し、また、状況によって論調の変わるメディアの態度なども指摘している。
一方、森氏のパートである後半は、第3章で(かなり恣意的な人選に思えるが)ネット・ケータイを利用する小中学生の例をいくつか挙げた上で、地域格差・性差など全体的な傾向としてまとめている。第4章はそれを踏まえて、保護者・学校・国と言った教える側の問題点を指摘している。
全体を通して言えるのは、「メディア・リテラシー」の重要性。珍妙な「メディア害悪論」がはびこるのが親、教育者のメディア・リテラシー意識の希薄さがあるのだろうし、子供達がネットなどのトラブルに巻き込まれる原因もメディア・リテラシー教育の貧困さが根底にある。ネットもケータイも道具であり、行うべきは取り上げることではなく、「正しい」使い方を教えること。至極当然のことである。
が、そういう当然の事を取り上げる書は決して多くない。そういう意味では、貴重な書だと思う。
香山氏のパートである第1章では、若者、特に小中学生らにとってはネットやケータイのある生活こそが「リアル」であり、そこが彼らの「居場所」となっているという状況を紹介。
第2章では、「メディア害悪論」が広まる理由の説明がされ、「研究が始まった段階で、あらゆる可能性がある」という理由から「ゲーム脳」のようなどうしようもない理論であっても「言った者勝ち」である状況について言及し、また、状況によって論調の変わるメディアの態度なども指摘している。
一方、森氏のパートである後半は、第3章で(かなり恣意的な人選に思えるが)ネット・ケータイを利用する小中学生の例をいくつか挙げた上で、地域格差・性差など全体的な傾向としてまとめている。第4章はそれを踏まえて、保護者・学校・国と言った教える側の問題点を指摘している。
全体を通して言えるのは、「メディア・リテラシー」の重要性。珍妙な「メディア害悪論」がはびこるのが親、教育者のメディア・リテラシー意識の希薄さがあるのだろうし、子供達がネットなどのトラブルに巻き込まれる原因もメディア・リテラシー教育の貧困さが根底にある。ネットもケータイも道具であり、行うべきは取り上げることではなく、「正しい」使い方を教えること。至極当然のことである。
が、そういう当然の事を取り上げる書は決して多くない。そういう意味では、貴重な書だと思う。
2007年1月10日に日本でレビュー済み
ケータイ、ネットを扱った本は「悪だ!」とか「革命だ!」とか極端な意見に分かれたものが多いのですが、この本はあくまで中立の姿勢で書かれています。内容も非常にわかりやすく読みやすいので、ケータイ依存に陥りやすい中高生に読んで欲しいです。
2005年1月20日に日本でレビュー済み
ネットは男の子、ケータイは女の子という性差による特性がタイトルから読み取れる。安直さは拭えないが、面白いネーミングである。
現在、ネットやケータイに関わる犯罪が頻発し、小中高校生のそれらへの関わり方が世間の大きな関心事になっている。これまでも新しい情報ツールが登場する度に決まって質問が出た。ファミコンが普及した時にも保護者からたくさんの質問が寄せられたものだ。ファミコンも心配だったが、ネットやケータイは「つながっている」点で一層の不安をかき立てる。それは光の部分だけでなく闇の部分にもつながっており、現代の子供たちはネットやケータイを通して剥き出しの現実や陰とも付き合っていかねばならない。その大変さ、深刻さをこの本は教えてくれる。
巻末には、香山、森の「王子と姫を護るヒント」が掲載されている。しかし、正直言ってこのヒントにはがっかりした。香山や森は、本書で学者、専門家、役所の姿勢や提言をことごとく否定しているのだが、そのような姿勢を示しつつ、香山、森ののヒントも同じように「物わかりの良い専門家風」になってしまっているのだ。
それは適切な処方箋が未だ見つかってはいないことの証明なのかもしれないが、できればもう一歩の踏み込みを望みたい。
現在、ネットやケータイに関わる犯罪が頻発し、小中高校生のそれらへの関わり方が世間の大きな関心事になっている。これまでも新しい情報ツールが登場する度に決まって質問が出た。ファミコンが普及した時にも保護者からたくさんの質問が寄せられたものだ。ファミコンも心配だったが、ネットやケータイは「つながっている」点で一層の不安をかき立てる。それは光の部分だけでなく闇の部分にもつながっており、現代の子供たちはネットやケータイを通して剥き出しの現実や陰とも付き合っていかねばならない。その大変さ、深刻さをこの本は教えてくれる。
巻末には、香山、森の「王子と姫を護るヒント」が掲載されている。しかし、正直言ってこのヒントにはがっかりした。香山や森は、本書で学者、専門家、役所の姿勢や提言をことごとく否定しているのだが、そのような姿勢を示しつつ、香山、森ののヒントも同じように「物わかりの良い専門家風」になってしまっているのだ。
それは適切な処方箋が未だ見つかってはいないことの証明なのかもしれないが、できればもう一歩の踏み込みを望みたい。
2004年12月12日に日本でレビュー済み
本書ではインターネットや携帯電話の世界を少年少女の視点から分かりやすく解説している。
そして、その少年少女をとりまくメディア・学説・教育機関の問題点についても指摘している。
ここ10年で急速に発達した携帯電話・インターネットという彼らの世界(メディア)を、どのようにして「正しい」世界として創っていくか。
近年多発する「ネット」「ケータイ」の多くの事件を事前に解決するヒントが本書には多数記されている。
文章は非常に読みやすく、中高生でも理解できる内容となっている。
大人だけでなく、若者達にも是非読んでもらいたい一冊。
そして、その少年少女をとりまくメディア・学説・教育機関の問題点についても指摘している。
ここ10年で急速に発達した携帯電話・インターネットという彼らの世界(メディア)を、どのようにして「正しい」世界として創っていくか。
近年多発する「ネット」「ケータイ」の多くの事件を事前に解決するヒントが本書には多数記されている。
文章は非常に読みやすく、中高生でも理解できる内容となっている。
大人だけでなく、若者達にも是非読んでもらいたい一冊。
2006年7月12日に日本でレビュー済み
考えさせられましたが、あまりスッキリしませんでした。けれど一般的に問題の把握状況が悪く、先の見えない事なので仕方ないと思います。男女の性質の違いをよく区別した分析とネーミングです。現状をよく調査してはいますが、実例が子供ユーザー皆に当てはまるものではないという前提の上で、特に教育者や保護者に読んでいただきたいです。
2005年3月23日に日本でレビュー済み
長崎県佐世保市の女子児童殺害事件以降メディアなどでやたらとネットを批判するような傾向がみられているが、本書はネットを一方的に否定するわけでも肯定するわけでもなく、冷静な観点から子どもがネットやケータイとどのように関わっているのかという現状を分かりやすく説明している。