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韓国社会の現在-超少子化、貧困・孤立化、デジタル化 (中公新書 (2602)) 新書 – 2020/8/20

4.1 5つ星のうち4.1 57個の評価

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若者の就業率、教育費負担、男女の賃金格差など先進国の中で"最悪"の数値を示す韓国。「圧縮した近代」の結果、特に1を切った出生率、60%が無年金者という高齢者の貧困率・自殺率は深刻だ。他方で問題解決のため大胆な政策を即実行し、デジタル化などは最先端を行く。本書は少子高齢化、貧困・孤立化、デジタル化、教育、ジェンダーの5つを柱に、深刻化した現状と打開への試行錯誤を描く。韓国の苦悩は日本の近未来でもある。
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商品の説明

著者について

春木育美
1967(昭和42)年東京都生まれ.韓国延世大学大学院修士課程修了,同志社大学大学院社会学研究科博士課程修了(博士・社会学).東洋英和女学院大学准教授,東京大学非常勤講師,米国アメリカン大学客員研究員などを経て,早稲田大学韓国学研究所招聘研究員,(公財)日韓文化交流基金執行理事.著書に『現代韓国と女性』(新幹社,2006年),編著『現代韓国の家族政策』(行路社,2010年),『韓国の少子高齢化と格差社会』(慶應義塾大学出版会,2011年).共著『知りたくなる韓国』(有斐閣,2019年)他多数

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2020/8/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2020/8/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 256ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4121026020
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4121026026
  • 寸法 ‏ : ‎ 11 x 1.2 x 17.3 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 57個の評価

著者について

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春木 育美
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上位レビュー、対象国: 日本

2022年9月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
政治レベルの話ではなく、民間レベルでは私は韓国に興味があって、いろいろ知りたいと思った。
まずは知ることから始めたいと思い、購入。
とてもわかりやすかった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近の韓国の現状を知るには、格好の入門書です。現地のことを深く知り尽くした著者ならではの、書物からは得られない知見が豊富です。
 格差をキーワードに、少子高齢化、デジタル化、ジェンダーなどの問題を扱っています。半地下に住み、『パラサイト』の映画そのものの体験を筆者がしたくだりなど、住んでいなければ分からない筆者なりの韓国像が形成されているのが分かります。
 ただ、韓国社会の暗部に焦点を当てているため、先進国化した韓国の「陽」の部分が見過ごされている気がします。韓国論は、両極端に分かれる傾向があるため、仕方のないことかもしれません。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
遅まきながら韓流ドラマにはまって、韓国って今どうなってるのーと思って気楽に読み始めましたが・・・学べました。しっかりとしたデータ(巻末資料すごい!)に基づき、バランスよくトピックを配置し、熱すぎず冷たすぎず、平易な文でしっかりと、でも教科書っぽくなく、書かれていました。パクセロイ、ユンセリ・・・あの韓流ドラマの主人公たちが共感を呼んだのは、そういう社会的背景があったからなんだねと、しっかりわかりました。ありがとうございます。どなたにも安心して勧めます。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年12月1日に日本でレビュー済み
 嫌韓でも反韓でもなく、いわんや護韓でもない。確実なデータのみを用いて、あくまでも中立的に現在の韓国を様々な角度から炙り出した。こういう本は意外に少ない。

 日本語のおかしな箇所が複数あるものの、本書の本質的な価値は些かも減じない。私は感銘を受けた。特に超高齢社会は日韓共通の課題。協力出来ることは一杯ありそうなのに。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年11月4日に日本でレビュー済み
韓国は、先進国に追いつくため「近代化」を急いだ。
だがそれは、近代化だけではなく近代の歪みも背負った。
経済成長は達成したが他方、出生率・年金・自殺率等多くの問題が発生し今尚、解決の目途は立っていない。
彼らの歴史は、極端から極端へと動く。
大統領であったノ・ムヒョンは、自殺した。パク・クネは収監中、イ・ミョンパクは逮捕された。
政権は、国内問題から眼を反らさせるため「反日」に奔る。
現政権は、「親北」且つ「恐中・媚中」で告げ口・二枚舌外交である。これは、通常運転でもある。
最大の欠陥は、近代化が未達で「法治主義」、「契約主義」が完全に根づいていない事である。
つまり、「論理」より「感情」が強い。
これでは、先進国は安心して進出出来ない。
日本企業は、見切りをつけ始めている。
著者の云う日本の近未来ではなくただ、前近代的であるに過ぎない。
日本とは、歴史・文化の厚みが違うのである。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現在の韓国社会が、どのような課題に直面しており、その解決に向けてどのような対処を試みているのか、という全体像を描き出す。コロナ禍で直面する韓国の最新状況をも反映した力作である。

周知のとおり、韓国は、少子化や高い自殺率、教育やジェンダーなど日本と共通した問題を多く抱えている。本書は、それらの問題に対して両国が異なるアプローチを取ってきた点に着目する。韓国は、「まず動き出し、そこから悩む」という積極策を通じて解決を模索してきた。これは、消極的な「思考」錯誤に留まる日本と対照的な姿勢である。公的機関におけるデジタル化の差が、この姿勢の違いを象徴している。

しかし、こうしたアプローチの違いは、日本が韓国から多くの点を学ぶことができるということも示唆している。日本は、韓国による成功・失敗経験とその取捨選択の過程から、よりよい社会の構築に向けたヒントを得ることができる。将来、現在の韓国の苦悩を選択することも、それを回避することも可能である(もちろん、逆に韓国がこれまで日本に学んできた点も数多いはずだ)。

本書の最大のポイントは、筆者が日本を主な拠点として研究生活を送ってきたという点にあるのではないか。研究対象となる韓国の社会を、その社会の外部から研究してきた。日本で暮らす筆者自身が、家族や教育、競争やジェンダーといった問題を経験してきた。だからこそ、最新の韓国の情報が、日本の読者にとってわかりやすく実感しやすい形で紹介されており、思考をめぐらすための適切な材料が散りばめられている。

最後に、本書が一貫して「格差」をテーマに設定している点に注目したい。筆者は、貧困世帯などの弱者にスポットライトを当てた記述を展開する。だが、果たしてこの韓国社会に勝者はいるのだろうか?映画『パラサイト』が描いたような豪邸に住む富裕層であろうと、競争社会のもとで強い妬みにさらされて生きることになる。そこに本当の平穏で幸福な暮らしはあるだろうか。韓国版キッザニアで体験できるような、画一的な狭い価値観のもとで展開される競争社会の勝者の苦悩を、筆者はどのように論じるのだろうか。
31人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年2月21日に日本でレビュー済み
韓国の社会がどのような社会であるか、数字をもとにした客観的事実を中心に述べられていて興味深かったです。
帯に「隣国の苦悩は、日本の近未来だ」と書かれていましたが、過言ではないなと思いました。日本でこうあるべきと考えられているような民主主義、特に民意が政治に反映されることや、デジタル化などの理想を実現すればこうなるという社会であるようにも思えました。また、それがよいのかどうかを問いかけるような内容でもあるなと思いました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年11月10日に日本でレビュー済み
本書は、ある面では日本よりさらに深刻な問題を抱え、ある面では日本よりはるかに先を行く政策を出し、良くも悪くも「日本の先」を行く部分の多い国、韓国を、もてはやすでもなく貶めるでもなく、ドライに眺めていく一冊である。

まず出生率0.92という衝撃的な状況の少子化が取り上げられる。
このままだと2117年には韓国人口は1100万人になってしまうというレベルの深刻さで、50歳時未婚率は現時点では日本の方が上だが、韓国の方が急上昇しており、晩婚化、有配偶出生率低下も日本より深刻である。
一つのファクターとしては若者の失業率の高さであり、収入が少ないと顕著に結婚しづらくなっている(逆に上位10%の収入の人は20~30台で8割以上結婚できている)。莫大な結婚費用や家の確保のため、親に経済力がなければ結婚が先延ばしにされる(同棲は一般的でない)。
97年の通貨危機で「男性稼ぎ手モデル」の危うさが認識され、女性が働くことが一気に広がり、逆に女性に「結婚しなくていい/したくない」という意識も広がったという。
政府も対策を打とうとしているが、これまで打たれた政策は「育児する女性が働きやすく」「男性も育休を」などの方向で、これは労働環境の改善にはつながっても少子化対策にはならなかった。保育無償化も、保育園の質の低下と、公務員の保育園(質が高い)ばかりの優遇、結果的には高所得層の優遇にしかならなかった。
また保育園は低い年齢の子供しか預けられないので、小学生の授業後の場所の確保のために習い事のはしごが起きている面もあるという。

続けて年金である。
年金は日本よりはるかに少ない、子供に親を扶養させる代わりに相続などを約束させる「親孝行契約」を結んだり、扶養しない子供を訴える「親不孝訴訟」などさえあるという。
高齢者の格差ほど大きく(再び公務員年金の充実との対比の問題もある)、貧乏な老人は「老人宅配」でお金を稼いだりする。人によってはシルバーユーチューバーとして活躍している人も多いという。
しかしそういうことのない人は孤独死などのリスクを抱えている。高齢者以外でも一人暮らしは多く、「ホンパブ(一人飯)」は長らく「友達のいない人」と冷ややかに眺められていたが、日本の「孤独のグルメ」のヒットでそのハードルが下がった(朴槿恵や文在寅もホンパブをするという)。

韓国のデジタル化、キャッシュレス化は世界でも圧倒的に進んでいる。
一定規模以上の店全てにカード決済を義務付けている韓国では、ほとんど現金なしで暮らせる状況である。住民登録番号で生年月日、支払から医療情報まで様々な情報が一つに紐づけられており、政府の監視や情報漏洩(しばしば起きる)と引き換えに利便性を国民は享受する(住民登録番号は規則的な数字のルールなので、見るだけで出身地などが分かってしまうという問題も挙げられている)。
一方、2018年のソウルのKT通信の火災で通信が不通になると、カード決済ができなくなり3日ほどソウルの店がほとんど休業するような事態に陥ったというリスクもあり、災害大国日本としてはこれはなかなか無視できない問題である。
監視カメラも多数あり、民間人による違法行為の密告を推奨する「パパラッチ制度」さえ行われている。

続けて教育の問題である。
韓国は高学歴化と若者の就職難が続いており、大卒新入社員男性の平均年齢は30.9歳だという。政府が海外就職(実質移民として出ていくこと)を若者に推奨して猛批判を浴びたこともある。
就職を巡る難しさは、職業の序列意識にもあり、例えば韓国のキッザニアには消防士、修理工、せっけん工場の行員などのブルーカラーがない。「そんな職業にうちの子供についてほしくない」という認識を親が持つためである。子供のころから「お父さんは何をしているのか」と友達に聞かれて値踏みされるのだという。
教育制度は、一方では「競争をなくす」といって高校入試全廃が行われた一方で、ごく一部の超エリート養成施設(外国語学校や自律型私立)があり、そこに政治家や大企業社長は子供を入れているという点は批判の的となる。政府の極端なエリート集中や親からの強い教育圧力(ほとんど親の見栄のための子供の教育となる面も。ドラマ「SKYキャッスル」で描かれた)があり、また子供は大学入試まで挫折経験をしないシステムなので、挫折によって自殺や失踪をしたり、またそうでなくても親との子ユニケーション不足を後に後悔したりすることは多いという。
エリート集中は研究もそうで莫大な予算がついているが、5年で政権が変わるごとに重点項目が変わるのでうまくいかない、また1年ごとに成果を100%出さないと不利になるので長期的研究ができない、という問題を抱えており、これは日本もまた同じようなものを見ている気分がする。
K-POPのはやっている地域への留学広報や、K-POPスターも大学に行く(演劇映画学科を持つ大学が6割)というあたりはなかなか面白いなと思った。

最期はジェンダーの問題である。
韓国は日本以上に男尊女卑が強く、長く「男女平等より経済発展」で動いていたが、2000年以降はアファーマティブアクションを積極的に取り入れたり、DV告発やレイプ犯罪の防止に力を入れるなどしている。
女性らしさとともに、男性らしさの側も問題であり、仕事での成功や「辛いそぶりを見せない」ことを要求され続けることの問題も指摘されている。
現在は女性の権利を推進する政策を多く出す文在寅だが、2012年の朴槿恵との大統領選では、結婚していない朴槿恵を「主婦や育児をしてない朴槿恵は女性性がない」などと攻撃し、一方で自分のCMでは妻にはお茶くみしかさせないような描写であったというのはなかなか根深い。
学校現場では、ゼロ年代後半からの体罰の禁止とともに、2018年のソウル市の中高生頭髪自由化宣言(自由に染めたり男も長髪にしたりしてよい)や、ピアスなども広まっているという。しかしアイドルに近そうな画一的な女子高生征服は一般女性にはきつくて機能的でなく、大統領が女子高生制服改善を指示したりするぐらいである。

「パラサイト」のように筆者自身も韓国で半地下の部屋を借りていたこともあるらしいが、そういう韓国の実情を韓国の目線で語ってくれている本で、日本としても、見習うべきもの、反面教師にすべきもの、いろいろあると思う。
「日本との対比」を意識していたからかとも思うが、追加で取り上げるなら、韓国の若者の重要な時期を奪われる「徴兵」の存在は大きいと思う(一章とってもいいと思うぐらい)ので入れてもいいと感じたが、それについてはあまり議論はなかった。
韓国アゲでもサゲでもなく、韓国から学べるものを学ぶための一冊として広くおススメできると思う。
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