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個人を幸福にしない日本の組織 (新潮新書) 新書 – 2016/2/16

3.9 5つ星のうち3.9 33個の評価

職場、人事、入試、PTA、町内会……報われないのは、ワケがある。


昔ながらの「日本の組織」はもはや限界にきている。
強い同調圧力や過剰なコンプライアンスゆえに、組織に属している個人の人格や個性を抹殺し、ストレスを増しているのだ。
〈組織はバラバラなくらいがよい〉〈管理強化が不祥事を増やす〉〈厳選された人材は伸びない〉〈大学入試に抽選を取り入れよ〉〈PTAや町内会は自由参加でよい〉……。
従来の組織論・組織運営のまちがい・欠陥を徹底的に追及。
個人を尊重し、成果があがる仕組みに変革する画期的提言を示す。

=======

第一章 組織はバラバラなくらいがよい
一 なぜ、「見せかけの勤勉」がはびこるのか
二 こんなチームワークはいらない

第二章 年功制が脳を「老化」させる
一 「35歳限界説」を捏造した真犯人
二 パラサイト・ミドルを救え!

第三章 管理強化が不祥事を増やす
一 過剰管理こそ不祥事の温床
二 管理と依存の悪循環を断つには

第四章 厳選された人材は伸びない
一 公募で逸材が採れないわけ
二 「選ばない」という見識

第五章 大学入試に抽選を取り入れよ
一 競争試験はなぜダメか
二 入学者選抜に抽選を取り入れる
三 大学は組織でなく、インフラに

第六章 地方分権でトクをするのはだれか?
一 地方創生の死角
二 トクをするのはだれか?

第七章 PTAや町内会は自由参加でよい
一 人々を遠ざける無用な壁
二 民主化の三原則
三 意欲に応じた参加のモデル

むすび 組織と社会の構造改革を!
(目次より)
=======
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出版社より

書影 書影 書影 書影
がんばると迷惑な人 個人を幸福にしない日本の組織 「承認欲求」の呪縛 日本人の承認欲求―テレワークがさらした深層―
カスタマーレビュー
5つ星のうち3.8
34
5つ星のうち3.9
33
5つ星のうち4.0
305
5つ星のうち3.9
83
価格 ¥400 ¥430 ¥902 ¥836
【新潮新書】太田肇 作品 はりきるほど、ズレる。やる気だけで、スベる……仕事は「量」より「質」が重要です。確実に成果を上げ、“残念な働き方”を生まないための画期的仕事論。 職場、人事、入試……報われないのはワケがある。〈管理強化が不祥事を増やす〉〈厳選された人材は伸びない〉など、個人尊重の仕組みに変革する画期的提言。 SNSでは「いいね!」を渇望し、仕事では「がんばらねば」と力み、心身を蝕むしばむ人がいる。承認欲求を徹底解剖し、人間関係や業績を向上させる新提言を示す。 苦手な上司も、厄介な部下も、根っこは同じ!? 「承認欲求」と「テレワーク」、二つのキーワードを基に、組織研究の第一人者が日本型企業の問題点を解き明かす。ストレスフリーな「働き方」への画期的提言!

商品の説明

出版社からのコメント

◎[著者からのメッセージ]
周知のとおり第3次安倍内閣は、一億総活躍社会、地方創生を看板に掲げ、女性の登用や大学の国際競争力向上も声高に唱えています。
ところが現状を見ると、IT革命やグローバル化が勢いを増した1990年代半ば以降、企業の労働生産性や国際競争力、大学の国際ランキングなど、わが国の地位や存在感が急低下しています。また、地域格差は広がり、PTA・町内会離れも進んでいます。
原因の一つとしてあげられるのが、わが国に特有の「組織の論理」です。
個人より組織を優先し、組織主導でメンバーを選別し管理・処遇するシステムが、新しい時代の要請に適応できなくなり、さまざまな弊害をもたらしているのです。
本書は、企業・役所、PTA・町内会の組織から、大学入試制度、地方分権など規模も目的も異なる日本の組織を取りあげ、背後に巣くう「組織の論理」がどのような問題を引き起こしているかを浮き彫りにします。
そのうえで、大胆で斬新な改革策を提案しています。

著者について

1954(昭和29)年、兵庫県生まれ。同志社大学政策学部教授。
神戸大学大学院経営学研究科修了。経済学博士。専門は、個人を尊重する組織の研究。
『個人尊重の組織論』『承認欲求』『公務員革命』『がんばると迷惑な人』など、著作多数。講演やメディアでの登場も多い。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2016/2/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2016/2/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 224ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4106106566
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4106106569
  • 寸法 ‏ : ‎ 18.2 x 11.3 x 2 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 33個の評価

著者について

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太田 肇
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兵庫県出身。同志社大学政策学部教授(大学院総合政策科学研究科教授を兼任)。経済学博士。

日本における組織論の第一人者として著作のほか、マスコミでの発言、講演なども積極的にこなす。また猫との暮らしがNHKで紹介されるなど、愛猫家としても知られる。

近著は、『「自営型」で働く時代 -ジョブ型雇用はもう古い!』(プレジデント社、2023年)、『何もしないほうが得な日本 -社会に広がる「消極的利己主義」の構造 』(PHP新書、2022年)、『日本人の承認欲求-テレワークがさらした深層-』(新潮新書、2022年)、『同調圧力の正体』(PHP新書、2021年)、『「承認欲求」の呪縛』(新潮新書、2019年)。著書は大学入試などに頻出。

『プロフェッショナルと組織』で組織学会賞、『仕事人(しごとじん)と組織-インフラ型への企業革新-』で経営科学文献賞、『ベンチャー企業の「仕事」』で中小企業研究奨励賞本賞を受賞。他に著書30冊以上。

カスタマーレビュー

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33グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2016年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、これまで自分が所属してきた様々な組織に感じてきた、言葉にしたくてもできなかった違和感を見事に言葉にしてくれている点が大変面白かったです。

読了してまず最初に感じたことは、組織のリーダーがいつでも正しいわけではないので、時には部下が諫言し、リーダーたちと真正面から議論する力を付けることが大切だということです。本書には、組織学の立場から、そういった「勇気ある部下」を育成し、かつ部下たちの個人の尊厳を確保するためのアイデアが示されている点も興味深かったです。

関連して、学生時代の苦い経験を思い出しました。
私はある先輩に指示されたことを、自分で何も考えずに言われた通りに実行して、別の方面から「私が一人で勝手なことをやらかした」という形で見られて苦情を受けたことがあります。その経験から私が得た教訓は、たとえ目上の人に指示されたことでもそのまま実行せずに、自分の考えで「その場合は、そのやり方ですべきではない」という判断ができるように、いつも自分の頭できちんと考えて、自分の行動に責任を持たなければならないということでした。
その後も、これまで様々な組織に所属してきましたが、「私たち」とか「ウチら」という感覚をしっかりと感じたことがなく、そう感じることが出来ない自分は冷たい人間なのではと戸惑うことがありました。

本書を読んで、それらの事実の関連性に気付かされました。すなわち、自分の頭で考えて行動することと、組織への無批判の所属意識とは、そもそも相反する考え方であり、自分の頭で考えて行動することを優先していた自分が、組織へ冷めた所属意識しか持てなかったのは当たり前のことだったのです。
ともあれ、組織が間違った方向に進むことを防ぐためにも、冷めた「一匹狼」にもいくらかの存在意義があると思え、気持ちが楽になりました。

もう1点、本書に書かれていた、山崎正和氏の「柔らかい個人主義」という表現をもじった「柔らかい全体主義」という言葉から、仏文学者の渡辺一夫氏の
狂気について―渡辺一夫評論選 (岩波文庫) を思い出しました。同書に、経済学者の都留重人氏の著作からロジカ・シュウィンマー事件の判決文「我々と同じ意見を持っている者のための思想の自由ではなしに、我々の憎む思想のためにも自由を与えることが大事である。」の引用があり、渡辺氏が「平凡で温良な市民」という言葉に込めた思いについてボンヤリと思考を巡らせました。

以上の他にも、興味深いことがたくさん書かれており、大変示唆に富む本でした。ありがとうございました。
61人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
個人主義者を標榜する著者による日本の組織論です。
分析される対象は、年功制、管理強化、人材選定、大学入試、
地方分権、PTAと町内会、となります。

すらすらと読み易く、右から左へ抜けてしまう程です。
そして、読後に違和感が残りました。
その要因は、以下となります。

新自由主義政策により「小さな政府」が志向され、規制改革が
進んだが、中間組織は未だ顕在である。
しかし、IT革命による経済のグローバル化に対応する為、「中
抜き」社会が到来する。
それは、個人が市場や「大きな政府」と直接向かい合う社会と
なる。

これらが、全ての著者見解の底流にあると考えられます。
個人主義を突き詰めた結果としては、虚しいものがあります。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かなりむずかしい内容が書いてあったりするのですけれど、やさしく読めるようにくふうがしてあります。
ですから、あたまの弱いわたしでも一回で読み終えることができました。
タイトルはさいきんのはやりですごいタイトルです。でも、このくらいにしないと売れないというのでしかたないと思いました。
内容はさいきんどうも息苦しく感じる日本の世の中について、そのわけを、書いた人が分析してその解決案を提示しているものです。
でも、決して押しつけではないとわたしは感じました。つまり、これはこれからみんながもっと気持ちを楽にして幸せを感じられる
ようにするためにはどういう世の中にすればいいのかをみんなでかんがえていこう、やっていこう、と提案しているように思います。
いい本です。筆者の他の本も読みたくなりました。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本はダメだ、引用元も明記せずに噂話のような書き方ばかり。本人の思い入れで書き殴る気持ちはわからないでもないけどね。小学校教諭や警察官の犯罪が増えている=コンプライアンスの締め付けによる士気の低下というなら、増加のデータと、コンプライアンス押し付け影響の相関を示すとかね。読む価値はないです。まるで左翼の本。 大学の記述も、公務員の記述もアホくさいというか、時代が最低でも15年遅れている感じです。読むのを途中でやめました。お金をドブに捨てた。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年3月2日に日本でレビュー済み
プレイングマネジャーで管理職が人材育成に向き合えず
人が育たないという課題がよく言われますが、
本当のところは、組織として業績管理だけは仕組みとして厳しくなり続け、
現場の人たちからはどんどん裁量が奪われ、
成長できる仕事を任せてもらっていない
というのが現実だと思います。

現場が仕事を任せてもらえないほど、中間層がダブつき人があふれ、
同時に企業の成長も停滞しているため、余計に組織全体としては管理主義が
強くなってしまっているともいえるでしょう。

働く人たちの、やる気や帰属意識を取り戻すためには、
経営幹部や管理職は、「仕事をしたつもり」になっている
現場業務を洗い出し、思い切って従業員や部下に任せ、
自分は中長期的に組織の未来を切り開いていく
仕事を創り出し挑むことから始める必要が高まっていると
再認識いたしました。

太田先生、
今回のご著書でも貴重な学びを有難うございました。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年2月20日に日本でレビュー済み
買ってきて目次を見たが、とても面白そう。なんか俺のために書いてる?みたいな。
で、読んだ結果、一番おもしろかったのはやはり目次。新書だからか内容が薄かった。
著者は「組織の肥大化」を批判し、「小さな組織」を推奨する。組織はその成員に対する関わり方が強すぎるという(むすび)。
私のように組織嫌いの人間にピッタリの内容である。
薄いと感じたのは、例えば「厳しい管理で全国的に注目されるような自治体でも、それによって不祥事が根絶されたとか、極端に減ったという印象はない。」p70 といった記述の後、新聞記事から拾ったような不祥事の例を掲げているようなところで、これは統計の数字で示すべきではないか。つまりもっと長い期間がなければわからない。本人が書いているように「印象」論で、説得力が弱い。
グローバル化とかポスト工業社会であることを繰り返し、それにあわせた変化の必要性を説くのだが、そうした指摘や解決策は通り一遍なものであるように見える。もっとアジるような内容でもよかった。
著者が書いてる組織のダメな点はそのとおりだが、この先50年は変わらないだろう。著者自身、20年前に書いた組織批判の本は反響があったのに状況は変わらないと嘆いている。読んだ瞬間は溜飲が下がるが、変わらない現実に暗澹となる。
大学入試でボーダーラインの合格者は抽籤にすれば受験勉強が過熱せず余力を他のことにまわせるとかいうのはトンデモだろう。柄谷の議員クジ引き以来の発想だ。運任せの方が諦めが悪くなる。こうした奇抜な内容は、どこか投げやりな主張にさえ思わせる。
PTAや町内会の組織を変えようという章は面白い。最近特に批判が高まっているし、こういう組織なら変わりそうな気がする。変わるときは一気に変わるんだろう。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年1月19日に日本でレビュー済み
筆者は、個人を生かす組織や社会を研究している組織学者です。

「個人の尊重」は筆者が実際に見たり、聞いたり、体験したりすることによって得た皮膚感覚によって裏付けられた信念であり、日本の組織に共通する「ある種の全体主義的な体質」が、知らず知らずのうちに個人の自由を奪い、可能性の芽を摘んでいると警鐘を鳴らしています。

この本を読んで特に印象に残ったのは以下の2点でした。

まず、インド発祥のグローバルIT企業HCLなどの事例を紹介し、従業員満足が高まれば顧客満足が高まり、会社の収益が大幅に上昇するという考え方が、欧米企業に定着しつつあるとしている点です。

筆者が研究する「個人の尊重」に関連し、非常に興味深い研究があります。日立製作所の矢野和夫技師長が中心になり研究している加速度センサーを使って個人のハピネス(幸福)を測る研究です。ハピネスと身体運動の総量には強い相関関係があり、加速度センサーから得られる膨大なデータを解析することでハピネスは測れるというのです。そして、個人のハピネスが高いと組織のパフォーマンスが高くなるということが科学的に明らかになってきています。
筆者が長年、研究してきた「個人の尊重」が組織のパフォーマンスを上げるという主張が、科学によって解明されつつあるのではないのでしょうか。

2つ目は、入試や社員の採用、人事評価に抽選を取り入れるべきだ、という点です。人には人を正確に評価するほどの認知能力はありません。トップ層とボトム層はなんとか選別することはできますが、それ以外の大多数を占める中間層の選別となると、少なからず選ぶ/評価する側の心情などが反映されてしまいます。それは、フェアであるとは言い難く、根拠のない選別ほど組織にとって有害なものはないとしています。そこで筆者の主張が、そのような判断には「抽選」を取り入れるべきだ、というものでした。「何をバカなことを言っているのか」と思われた方は、一度この本を読んでみれば、これが決して荒唐無稽なものではないということが分かると思います。それと同時に、「このような考え方もあるのか」と気づかれることだと思います。既存の枠組みにとらわれない、非常にユニークな発見が本書にはたくさんあると感じました。

最後に、本全体の感想としては、とてもわかりやすい文章で、スラスラ読むことができました。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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