この本が問題にしているのは”新自由主義”のようです。
それが招いた混乱が今の状況といっているとおもいます。
それなりに一読の価値はあります。
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池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」 (集英社文庫) 文庫 – 2019/5/17
池上 彰
(著)
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池上彰の講義の時間 高校生からわかるシリーズ (イスラム世界・原子力・資本論) こちらをチェック
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現代社会の歪みを150年前の書物が予言していた!
池上さんがマルクスの資本論を高校生向けに解説!!
日本は世界3位の経済大国。私たちは裕福な国で暮らしているはずなのに、豊かさを感じられないのはなぜ? 仕事量はどんどん増えるのに、給料は増えなくてしんどくなるばかり。これは一体どういうこと? そんな声が拡がる中、150年前に出版されたマルクスの『資本論』が見直されている。資本主義の本質を暴き、世界を変えた書物をジャーナリストの池上彰が丁寧に解説。経済が基本からわかる決定版!
池上さんがマルクスの資本論を高校生向けに解説!!
日本は世界3位の経済大国。私たちは裕福な国で暮らしているはずなのに、豊かさを感じられないのはなぜ? 仕事量はどんどん増えるのに、給料は増えなくてしんどくなるばかり。これは一体どういうこと? そんな声が拡がる中、150年前に出版されたマルクスの『資本論』が見直されている。資本主義の本質を暴き、世界を変えた書物をジャーナリストの池上彰が丁寧に解説。経済が基本からわかる決定版!
- 本の長さ312ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2019/5/17
- 寸法10.5 x 1.4 x 15.2 cm
- ISBN-104087458792
- ISBN-13978-4087458794
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2019/5/17)
- 発売日 : 2019/5/17
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 312ページ
- ISBN-10 : 4087458792
- ISBN-13 : 978-4087458794
- 寸法 : 10.5 x 1.4 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 16,555位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5位高校現代社会教科書・参考書
- - 87位集英社文庫
- - 3,525位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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ジャーナリスト。1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学卒業後、1973年にNHK入局。1994年から11年にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。2005年よりフリーに。今さら聞けないニュースの本質をズバリ解説。テレビでも大活躍中(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 池上彰の知らないと恥をかく世界の大問題37 イラスト図解版 (ISBN-13: 978-4047318229 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
イメージ付きのレビュー
4 星
読んでみようか『資本論』
難しいことをわかりやすく説明してくれる池上彰さん。学生時代の私には難解で全然歯が立たなかったマルクスの『資本論』が、彼の助けで少しはわかるかなと思い、この本を図書館で手に取りました。あとがきに、高校生を集めて授業形式でやったものをもとにしているとありましたが、池上さんのやさしい、順を追った解説は親しみやすく、ごく自然に引き込まれます。順番は -------------- 第1講 「資本論」が見直された。 第9講 労働者はこき使われる 第2講 マルクスとその時代 第10講 大規模工場が形成された 第3講 世の中は商品だらけ 第11講 大規模な機械が導入された 第4講 商品の価値はどうやって測る 第12講 労働賃金とは何か 第5講 商品から貨幣が生まれた 第13講 資本が蓄積される 第6講 貨幣が資本に転化した 第14講 失業者を作り出す 第7講 労働力も商品だ 第15講 資本の独占が労働者の革命をもたらす 第8講 労働力と労働の差で搾取する 第16講 社会主義の失敗と資本主義 ----- 以上、全16講 途中何箇所かまとめや復習もあり、資本論の中身の「200字要約」(ここでは省略しますが)もあります。 読み終えて、”そうだったのか資本論” とまでは行きませんでしたが、手元の『資本論』(向坂逸郎訳 岩波書店刊 全3巻4冊)にまた取り組んでみようかと、あるいは筑摩書房から出ている新訳を読もうかという気分にはなりました。時間はある。乏しい読解力のことはともかく、労働者として現役38年、予備役5年の社会経験をベースに、「ああ、そういうことなんだ」と気づくことがあるかも知れない。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年2月9日に日本でレビュー済み
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高校生向けに書いてあるが、大人が資本論を学ぶのにも役立つ
2023年7月4日に日本でレビュー済み
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大人が読んでもわかりやすくて良かったです。
原著も読みたくなりました。
あとがきにある、資本論は誰に向けて書いた本なのか?
たしかにそのとおりですね。
どうも哲学というのはわかりにくいほどありがたいみたいな奇妙な権威主義的な側面があっていけない。
原著も読みたくなりました。
あとがきにある、資本論は誰に向けて書いた本なのか?
たしかにそのとおりですね。
どうも哲学というのはわかりにくいほどありがたいみたいな奇妙な権威主義的な側面があっていけない。
2021年10月13日に日本でレビュー済み
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池上さんならではの親切で分かり易い語り口。
2022年4月13日に日本でレビュー済み
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高校生に教えるように書いているのはわかるが、タメ口文はよろしくないと思います。
新聞記者は性格悪いと池上彰さんが書いていた。
新聞記者は性格悪いと池上彰さんが書いていた。
2021年10月11日に日本でレビュー済み
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資本論は難しいらしいので読む気はしなかったが、この本はわかりやすかったのでスッスッと頭に入った。
2019年3月10日に日本でレビュー済み
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池上さんのいつものあの話しかける雰囲気で書かれています。ユーモアも混ざっていて面白いです。
2017年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マルクスの「資本論」は、その日本語訳は難解とされる。よって私はまず「まんがで読破 資本論」「まんがで読破 続・資本論」を読んでから、次に本書を読んだ。本書は、筑摩書房刊行のマルクス・コレクションIV・V「資本論 第一巻」から抜粋した文章を、著者が高校生に語りかけるような口語で、原著の難解さに同情を示しながらも噛み砕いて解説。単なる原著の解説に終始せず、マルクス以後のソビエト、中国、ケインズ、チャベスらにも触れて、読者に現代の生きた経済にも興味を持たせる内容。日本は、中曽根首相、小泉首相らが新自由主義を広げ、派遣労働が解禁、ふと気がつくと「むき出しの資本主義は格差を拡大し、貧富の差を広げ、恐慌を引き起こすから改良しよう」と、(日本の経済学部ではかつてどこでお教えられていたマルクス経済学を学んだ指導層がp24)やってきたことがみな失われ、マルクスが分析した19世紀の資本主義にかなり戻ってしまった(p283)としている。本書を読後、マルクスの原著の和訳を読んでみたが、理解は容易になったが、英語訳に較べるとなお難解であるのは間違いない。本書が再販の時にリクエストしたいのは、本書で解説されている部分が資本論の第何章にあたるのかを付け加えて欲しいという点。最後に本書の以下の指摘は鋭い。
中国は、まだ「社会主義だ」と主張しているけれど実態は、日本よりもむき出しの資本主義。社会主義の特徴は共産党が独裁している点しか残っていない。p18
日本でも、かつては「世界で唯一成功した社会主義」と呼ばれたような規制がどんどんなくなっていきました。p26
ベネズエラのチャベス大統領は軍事力に頼った革命ではなくても社会主義に進むことは可能であることを示した。p38
マルクスは過去に誰かが作ったある部品を「死せる労働」と言っています。死せるって、もう終わったという意味ですね。つまり、かつて別の労働者が一生懸命労働したことによって出来上がった品物、それは労働によってつくられたもの。p131
今はマルクスの時代とは異なり、会社の所有者である株主と、経営者は別々のものになりました。p162
絶対的適応性を身に着けた労働者を雇うことが、結局資本にとってはプラスになる。p210
少し前までの日本には、派遣労働者はいませんでした。工場への派遣労働は、法律で禁止されていたのです。今の日本はまるで19世紀に戻ってしまったみたいだ。p257
史的唯物観:それぞれの人は、置かれている立場によって。その人の意識が規定されているということ。p263
マルクスは、やがて資本主義がやっていけなくなりますとは言ったんだけど、その後どうする、どうすればいいかってことは何も言わないまま死んでしまった。革命が必然的に起きると証明されているとは言えない、という考え方もある。p273
資本主義諸国は、日本も含めてジョン・メイナード・ケインズの政策を採用しました。p281
中国は、まだ「社会主義だ」と主張しているけれど実態は、日本よりもむき出しの資本主義。社会主義の特徴は共産党が独裁している点しか残っていない。p18
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ベネズエラのチャベス大統領は軍事力に頼った革命ではなくても社会主義に進むことは可能であることを示した。p38
マルクスは過去に誰かが作ったある部品を「死せる労働」と言っています。死せるって、もう終わったという意味ですね。つまり、かつて別の労働者が一生懸命労働したことによって出来上がった品物、それは労働によってつくられたもの。p131
今はマルクスの時代とは異なり、会社の所有者である株主と、経営者は別々のものになりました。p162
絶対的適応性を身に着けた労働者を雇うことが、結局資本にとってはプラスになる。p210
少し前までの日本には、派遣労働者はいませんでした。工場への派遣労働は、法律で禁止されていたのです。今の日本はまるで19世紀に戻ってしまったみたいだ。p257
史的唯物観:それぞれの人は、置かれている立場によって。その人の意識が規定されているということ。p263
マルクスは、やがて資本主義がやっていけなくなりますとは言ったんだけど、その後どうする、どうすればいいかってことは何も言わないまま死んでしまった。革命が必然的に起きると証明されているとは言えない、という考え方もある。p273
資本主義諸国は、日本も含めてジョン・メイナード・ケインズの政策を採用しました。p281