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和解という知恵 (講談社現代新書) 新書 – 2014/4/18

3.7 5つ星のうち3.7 19個の評価

【「仲直り」のヒント】
人間関係がぎくしゃくして悩んでいる方、遺産分割や離婚等のトラブルを抱えている方へ。「妥協」「譲歩」をせずに紛争を避けるコツを第一人者の弁護士が伝授します。

宮澤賢治が「ヤメロ」と言った「ソショウ」はどうすればやめられるのか。
家庭で、職場で、ご近所で―。
人間関係に悩むみなさんに贈る「和解」という「幸せの処方せん」。

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近年、遺産分割や離婚等を機に、これまでうまくいっていた親族との人間関係がぎくしゃくし、深く悩んでいる人はかなり多いと思います。

そうしたトラブルが起こった時、解決策はいろいろありますが、私が推奨するのは断然「和解」です。この『和解という知恵』は、弁護士としての46年の経験に基づき、紛争を避けるための「和解」のコツについて論じた本です。「和解」といえば、「妥協」「足して2で割る」というようないい加減なもの、と思われるかもしれません。しかし本書では「和解のメカニズム」を解明するとともに、和解の方法について、具体例をもとにまとめました。

【本書の主な内容】
序章 訴訟をやめて和解を
第1章 和解とは何か
譲歩と和解/因果律と共時性の原理/ワキガを理由に離婚? ほか
第2章 和解のしくみ
過去に左右される「訴訟」と未来を志向する「和解」/
金銭の貸し借りを巡る和解の方法 ほか
第3章 和解の扉を開く鍵
紛争解決規範の定義/ゲーム理論/言葉を引き出す工夫 ほか
第4章 和解へのスタート
身体と心の状態に光を当てる
そこに「経済的な安心感」はあるか ほか
第5章 和解をやり遂げる方法
遺産分割協議における利害の調整法
土地の交換に見るウィン・ウィンの和解
先妻の子の「今」を知るための情報収集法 ほか
第6章 和解の源泉と二つの源流
第7章 和解の深さ

商品の説明

著者について

廣田 尚久
廣田 尚久(ひろた たかひさ)
1938年平壌市生まれ。東京大学法学部卒業後、川崎製鉄(現在のJFE)に入社。66年同社を退社、68年弁護士登録(第一東京弁護士会)。九州大学法学部・大学院法学研究科非常勤講師(93年)、大東文化大学環境創造学部教授(2001年)、法政大学法科大学院教授(05年)を経て、06年、廣田尚久紛争解決センターを設立。おもな著書に『紛争解決学』(信山社)、『上手にトラブルを解決するための和解道』(朝日新聞社)のほか、小説や経済関連書籍なども執筆している

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2014/4/18)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2014/4/18
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 224ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062882604
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062882606
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 19個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.7つ
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19グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
凡そ、日本人の習性として、家庭であれビジネスであれ、訴訟沙汰は避けたいもの。
言葉の行き違いかなにかででいざこざが生じても、精神の底流では喧嘩などしたくないので、うまい和解の仕方を思案するが、途方にくれる。
私事、公私にわたりそういうことの連続でしたので、この本に挙げられた色々な解決方法は、大変参考になりました。
特に、最後の章の「付帯条件つき最終提案調停・仲裁」は、なるほど、日本人志向のアイデアだと思いました。

是非、著者の講義を受けてみたいです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
早く送付され、問題ありません
2014年6月15日に日本でレビュー済み
和解・仲裁・調停に参加する者で、それほど専門的な仕事に従事しているわけでない(仲裁人などを職業としていない)人にとっては、とても役に立つ・いろいろ気付かされることの多い本だと思います。私もそういう立場で読みました。
たしかに学問的ではないが(新書ですから)本質的な要素と思われることが、理解しやすく書かれているし、事例もあって抽象的な議論だけで終わりません。実践的に役に立ちそうな「ポリシー」が書かれています。

でも、係争の当事者として、仲裁・調停をしてもらう立場の人が読者になった場合、どれくらいピンとくる本なのか、分かりません。
まして一般の読者には、はたして興味をもって読んでもらうのは、ちょっとハードルが高いかな、という印象です
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
民事訴訟の約6割が和解により終結しているといわれる通り和解は実務上とても重要なものですが
民間会社で20年以上法務関係に従事していた小生も和解というものを技術論や書式集は別として
当事者の心情まで掘り下げて考察した本に接するのは初めてです。著者の経験による事例は交渉理論
に基づくロジカルな折衝では得られない当事者の満足が伝わってきます。良い本に巡り合いました。
著者に感謝!!皆様にご一読をおすすめします。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かなり私には難しい。バカなので。もっと低空飛行じゃないと私には理解できません。すみません。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年4月22日に日本でレビュー済み
 和解とは何かというと、法律に詳しい人なら、互いに譲歩することと学んだと思いますが、
本書で述べられている、「和解のメカニズム」といった和解の核心部分の考え方に触れると、
和解とは互譲以上のものであることがよくわかります。
(和解の結果として互譲になることが多いだけなのでしょう。)
 和解については、ハウツー本や書式・事例集などはよくありますが、
単なる和解の技術論にとどまらず、和解という不定型なものを体系的に解説している本は
法律学の専門書でもなかなかありません。
 とはいえ、単なる抽象論に終わるのではなく、十分実践に応用できる内容です。
 法律に詳しくない人にとっても、
・「人の話をよく聞く」「言葉を届ける」「評価的な意味の言葉は避ける」
 などして正確に情報を収集すれば、トラブルの核心部分が見出され、
 あとはそれを取り除くだけで、トラブルがトラブルでないものになる、
・よい解決方法は、自分自身のことに加え相手のことも理解する、という思考より生まれてくる、
といった考え方を利用できるのではないでしょうか。
 本書は、非常に学術的レベルの高いものをコンパクトにわかりやすくまとめており、
特に、著者の体験した和解や調停の紹介事例は、和解の魅力を伝えるうえで非常に面白いものでした。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート