本の帯に書いてあるまるでなぞなぞのような問題(四隅に穴があいた正方形のビリヤード台がある。今、左下隅から1個の球をどの方向に突き出しても球は必ずどこかの穴に落ちるのか?)に惹かれて一気に読みました。
受験数学では封印されて(?)いる「自由な発想」で、高校生が試行錯誤を繰り返しながら問題に取り組み、最後にはあっと驚く発見をします。
これは昨今はやりのHOW TO本ではなく、そういうものに慣れた人には「なんてめんどくさいことを」と思われてしまうかもしれません。
でも作者が前書きでも書いているように、答えに至るまでの一見回り道にも見える過程が何よりも大事であり、それこそが学問の醍醐味なのだと気づかされる一冊です。
前作の
Mの謎
も面白かったですが、この作品のほうがテンポもよくて視覚的にも楽しめます。
¥902¥902 税込
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ケプラーの八角星―不定方程式の整数解問題 (ブルーバックス) 新書 – 2009/6/19
五輪 教一
(著)
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購入オプションとあわせ買い
ビリヤードから飛び出した玉はどこへ行った 正方形のビリヤード台の片隅から飛び出した玉の軌跡をめぐって高校生4人が悪戦苦闘。パズルを解くかのように玉の行き先を予想し意外な大発見にいたる数学読み物
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2009/6/19
- ISBN-104062576406
- ISBN-13978-4062576406
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2009/6/19)
- 発売日 : 2009/6/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 4062576406
- ISBN-13 : 978-4062576406
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,127,767位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2018年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は、タイトルと内容が整合していないと思います。
このタイトルをみて、私は不定方程式の解法がわかると思って購入しましたが、そういう内容になってなく、全く目的が果たされませんでした。がっかりでした。この内容が分かっていれば購入しなかったです。
このタイトルをみて、私は不定方程式の解法がわかると思って購入しましたが、そういう内容になってなく、全く目的が果たされませんでした。がっかりでした。この内容が分かっていれば購入しなかったです。
2019年8月15日に日本でレビュー済み
世の中の次元数nに比して既知次元数n-2だとして(n,n-2)なので、
即ちxとtが不明なわけです。この二変量を関係づけた偏微分方程式が波動方程式で、
その解を波動関数(複素関数ψ)と呼びます。それとハイゼンベルクの不確定性原理を併せると、
定/不定の別は生きて動いている限り「不定」、死んで止まったら「定」でしょう。
即ち、死んで動かなくなるまでは位置取り(ポジショニング)は無理というわけです。
さて、本書はその不定方程式の整数解問題に関するものです。
例えば、次の問題を解いてみましょう。即ち、5x+11y=37の整数解を求めよ。
これは別にx+y=kと置き、逆行列を用いると、
x,y=(1/6)(11k-37,37-5k)より絶対値最小のk=5と決まり、
ゆえに、ある(x,y)=(3,2)。
そこで、次にx=3+(5/11)mと置くと、y=2+(25/121)mとなるので、
m=121,242,363…のとき、順次無数に(x0,y0)が決まるというもの。
因みに、そこから等差数列の一般項や漸化式を用いると、ピリオディカルに整数解が現れてくるさまがよく分かり、
仮にn=100とすると、(x,y)=(5448,-2473)です。
以上、不完全連立方程式(不定方程式)における整数解(一般解)の求め方を紹介しましたが、
きっとこのほかにもいろいろあると思います。それを探してみたいという向きには、
本書はヒントになると思うので、広くおすすめしておきたく思います。
即ちxとtが不明なわけです。この二変量を関係づけた偏微分方程式が波動方程式で、
その解を波動関数(複素関数ψ)と呼びます。それとハイゼンベルクの不確定性原理を併せると、
定/不定の別は生きて動いている限り「不定」、死んで止まったら「定」でしょう。
即ち、死んで動かなくなるまでは位置取り(ポジショニング)は無理というわけです。
さて、本書はその不定方程式の整数解問題に関するものです。
例えば、次の問題を解いてみましょう。即ち、5x+11y=37の整数解を求めよ。
これは別にx+y=kと置き、逆行列を用いると、
x,y=(1/6)(11k-37,37-5k)より絶対値最小のk=5と決まり、
ゆえに、ある(x,y)=(3,2)。
そこで、次にx=3+(5/11)mと置くと、y=2+(25/121)mとなるので、
m=121,242,363…のとき、順次無数に(x0,y0)が決まるというもの。
因みに、そこから等差数列の一般項や漸化式を用いると、ピリオディカルに整数解が現れてくるさまがよく分かり、
仮にn=100とすると、(x,y)=(5448,-2473)です。
以上、不完全連立方程式(不定方程式)における整数解(一般解)の求め方を紹介しましたが、
きっとこのほかにもいろいろあると思います。それを探してみたいという向きには、
本書はヒントになると思うので、広くおすすめしておきたく思います。
2009年8月12日に日本でレビュー済み
生協で見つけて、興味をひかれたので買いました。
シンプルな問題から、いろいろな美しい解(形)が飛び出してきます。
その過程を図や折り紙、模型をたくさん使っていて視覚的にわかりやすく、まさに百聞は一見に如かず、な感じです。
前半は登場人物たちがワイワイガヤガヤ、ああでもないこうでもないと案を出し合う様子が書かれて、数学(算数)が楽しかった頃を思い出しました。後半ちょっとしたことから見つけたブレイクスルーによって一気に話が加速していくところが、ジェットコースター的な小説を読んでいるようで気持ちよかったです。これぞ数学の醍醐味だと思いました。
シンプルな問題から、いろいろな美しい解(形)が飛び出してきます。
その過程を図や折り紙、模型をたくさん使っていて視覚的にわかりやすく、まさに百聞は一見に如かず、な感じです。
前半は登場人物たちがワイワイガヤガヤ、ああでもないこうでもないと案を出し合う様子が書かれて、数学(算数)が楽しかった頃を思い出しました。後半ちょっとしたことから見つけたブレイクスルーによって一気に話が加速していくところが、ジェットコースター的な小説を読んでいるようで気持ちよかったです。これぞ数学の醍醐味だと思いました。