エジプト時代からのビールの歴史と変遷が書いてあり、正直言って退屈して途中で読むのをやめてしまった。
ビールの歴史を調べたい学生には良い参考書になるかもしれない。
著者は第3のビールに対して、売り上げが多いことを根拠に一定の地位を築づいたと評価されているが、単に安いから売れただけで本物のビールと同じ価格になればどうなるかわからない。
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ビール・イノべーション (朝日新書 188) 新書 – 2009/7/10
橋本 直樹
(著)
歴史文献の最初から登場する人類の友・ビールは、どんな歩みをたどって今の姿になったのか。これからどう変わっていくのか。元ビール工場長だから書ける〝芳醇〟な内容は、ビールのうまい季節にうってつけの本格熟成仕込み。
- 本の長さ281ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2009/7/10
- ISBN-104022732881
- ISBN-13978-4022732880
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2009/7/10)
- 発売日 : 2009/7/10
- 言語 : 日本語
- 新書 : 281ページ
- ISBN-10 : 4022732881
- ISBN-13 : 978-4022732880
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,256,215位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,587位朝日新書
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2010年1月28日に日本でレビュー済み
「今後はどのようなイノベーションが起こり、どのようなビールが登場してくるので
あろうか。そのことを考えてみるために、ビールが5000年の昔、メソポタミアや
エジプトで誕生して以来いくたびも繰り返してきたイノベーションの軌跡を振り返」る。
ビールが通り抜けてきた「イノベーション」。例えば、保存料として添加されていた
スパイスに代わる、今日のあの苦みと泡立ちをもたらすホップとビールとの出合い。
例えば、世界におけるビールのトレンドを一変させた不毛の地バイエルン地方での
下面醸造法の開発。例えば、従来のビールをも今や凌がんばかりの勢いで売れる
第二、第三のビールの隆盛。
そもそも「ビール」をどう定義しているのか、など疑問点も数多いのだが、世界各地に
おけるビールの歴史が概ねスマートにまとめられてはいるようには思う。
ただ、本書を「これまでにあまり類を見ないビールの文化論、あるいは社会学」と
筆者自身はみなしておられるようだが、少なくとも私には、その自負ほどに斬新な
アプローチとも思えない、事実、紹介されるエピソードの大半は参考文献に従い、
例えばbeerとググるだけでも似たような話はわんさか見つけられてしまうわけで。
むしろ私個人としては、キリンビールの開発現場で筆者自らが経験してきた「ビール・
イノベーション」をめぐる秘話や技術背景などを読みたかった、それならばまさしく
「これまでにあまり類を見ない」ようなイノヴェーティヴなテキストとなっていたで
あろうから。
あろうか。そのことを考えてみるために、ビールが5000年の昔、メソポタミアや
エジプトで誕生して以来いくたびも繰り返してきたイノベーションの軌跡を振り返」る。
ビールが通り抜けてきた「イノベーション」。例えば、保存料として添加されていた
スパイスに代わる、今日のあの苦みと泡立ちをもたらすホップとビールとの出合い。
例えば、世界におけるビールのトレンドを一変させた不毛の地バイエルン地方での
下面醸造法の開発。例えば、従来のビールをも今や凌がんばかりの勢いで売れる
第二、第三のビールの隆盛。
そもそも「ビール」をどう定義しているのか、など疑問点も数多いのだが、世界各地に
おけるビールの歴史が概ねスマートにまとめられてはいるようには思う。
ただ、本書を「これまでにあまり類を見ないビールの文化論、あるいは社会学」と
筆者自身はみなしておられるようだが、少なくとも私には、その自負ほどに斬新な
アプローチとも思えない、事実、紹介されるエピソードの大半は参考文献に従い、
例えばbeerとググるだけでも似たような話はわんさか見つけられてしまうわけで。
むしろ私個人としては、キリンビールの開発現場で筆者自らが経験してきた「ビール・
イノベーション」をめぐる秘話や技術背景などを読みたかった、それならばまさしく
「これまでにあまり類を見ない」ようなイノヴェーティヴなテキストとなっていたで
あろうから。
2009年7月26日に日本でレビュー済み
「ビールのイノベーション」の歴史の本。
ビールが5000年の歴史の中で、どう変わってきたか丹念にまとめてあり、
ビールの変貌とともにビールを作った人々の歴史が見えてくる。
遠く、なじみのない、なじめない中世欧州の歴史が、ビールを通じてみると、
「ああ、そういうことか」と身近に読めてくる。
ビールの味が淡白になって清涼飲料水化し、味にバラエティーなくなっていく
ことに少しだけ危機感をもっている。
ビールの味を、ビールの歴史と文化で味わい深くする好著。
多くの人が、様々なタイプのビールを試してもらい、
奥深さを味わうきっかけにしてほしい。
ビールが5000年の歴史の中で、どう変わってきたか丹念にまとめてあり、
ビールの変貌とともにビールを作った人々の歴史が見えてくる。
遠く、なじみのない、なじめない中世欧州の歴史が、ビールを通じてみると、
「ああ、そういうことか」と身近に読めてくる。
ビールの味が淡白になって清涼飲料水化し、味にバラエティーなくなっていく
ことに少しだけ危機感をもっている。
ビールの味を、ビールの歴史と文化で味わい深くする好著。
多くの人が、様々なタイプのビールを試してもらい、
奥深さを味わうきっかけにしてほしい。
2009年12月11日に日本でレビュー済み
かつては、パンを溶かしてドロドロにしたような酒だったというビール。
それが時を経て、ホップと出会い、新しい醸造法が生まれ、今のような姿になった。
その過程を丹念に追っていくのが本書。
タイトルだけ見ると、現在のビール業界事情の本に見えますが(もちろん、それにも触れられている)、実際は「ビールの歴史」と言ったほうがしっくり来る内容です。
それにしても、著者のビールについての広範な知識には驚かされる。
ピラミッド建設労働者にビールが支給された話や、カエサルがビール好きだった話、ビールが栄養源だったという中世ヨーロッパの事情など、思わず酒の席で披露したくなるようなうんちくがいっぱいです。
さらに、著者自身が長年ビールの醸造に携わっていたためか、醸造法などの細かい話も、わかりやすく丁寧に解説してくれている。
本書を読むと、タイトルにあるように、まさに数々の「イノベーション」の成果が、現在我々が飲んでいるビールに結集していることがわかる。
そのことを知ると、なんだかビールがいつもより数倍おいしくなるというものです。
それが時を経て、ホップと出会い、新しい醸造法が生まれ、今のような姿になった。
その過程を丹念に追っていくのが本書。
タイトルだけ見ると、現在のビール業界事情の本に見えますが(もちろん、それにも触れられている)、実際は「ビールの歴史」と言ったほうがしっくり来る内容です。
それにしても、著者のビールについての広範な知識には驚かされる。
ピラミッド建設労働者にビールが支給された話や、カエサルがビール好きだった話、ビールが栄養源だったという中世ヨーロッパの事情など、思わず酒の席で披露したくなるようなうんちくがいっぱいです。
さらに、著者自身が長年ビールの醸造に携わっていたためか、醸造法などの細かい話も、わかりやすく丁寧に解説してくれている。
本書を読むと、タイトルにあるように、まさに数々の「イノベーション」の成果が、現在我々が飲んでいるビールに結集していることがわかる。
そのことを知ると、なんだかビールがいつもより数倍おいしくなるというものです。
2009年8月7日に日本でレビュー済み
紀元前から現代まで、エッセイ風に語られるビールの歴史です。最初の穀類と酵母の関係をちゃんと理解しておけば最後までなるほどと読み進めるでしょう。また「上面」や「下面」など途中でわからない言葉が出てきても、あとできっちり解説してくれますから、心配はいりません。
私自身が子供の頃は、ビールはお祝い事に飲むお酒でした。父親が飲んでいるビールをなめて「苦い」ので嫌いと思っていましたが、夏の夜、ジンギスカンを食べながら飲んだ生ビール以来、ビール好きになりました。そういった経験が本書の中で「歴史」として語られているのが面白かった理由の一つです。
一つ一つの話は短いので、電車等で読むのに最適です。でも読んでいるとビールが欲しくなるのは不思議でした。
私自身が子供の頃は、ビールはお祝い事に飲むお酒でした。父親が飲んでいるビールをなめて「苦い」ので嫌いと思っていましたが、夏の夜、ジンギスカンを食べながら飲んだ生ビール以来、ビール好きになりました。そういった経験が本書の中で「歴史」として語られているのが面白かった理由の一つです。
一つ一つの話は短いので、電車等で読むのに最適です。でも読んでいるとビールが欲しくなるのは不思議でした。