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獣害列島~増えすぎた日本の野生動物たち~(イースト新書 127)

田中淳夫  著

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価格 \946(税込)         

発行年月 2020年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 189p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/農学/林業
ISBN 9784781651279
商品コード 1031957595
NDC分類 654.8
基本件名 鳥獣害
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2020年11月4週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031957595

著者紹介

田中淳夫(著者):1959年大阪生まれ。奈良県在住。静岡大学農学部林学科卒。探検部の活動を通して野生動物に興味を抱く。同大学を卒業後、出版社、新聞社等を経てフリーの森林ジャーナリストになり、森と人の関係をテーマに執筆活動を続けている。
著作は『イノシシと人間』(共著・古今書院)、『森と日本人の1500年』(平凡社新書)、『鹿と日本人―野生との共生1000年の知恵』『樹木葬という選択』(築地書館)、『森は怪しいワンダーランド』『絶望の林業』(新泉社)ほか多数。

内容

「住処を奪われている」のは、人間の方だった。食害、人身被害、生態系の破壊、そして感染症……「動物愛護」が通用しない、日本の緊急事態に迫る!・列島全域が「奈良公園」状態・コンビニ前にたむろするイノシシ・レジ袋片手に冷蔵庫を荒らすサル・鳥獣被害額は年間1000億円以上?・ネコは猛獣! 野生化ペットが殺す自然・コロナ禍は獣害! 人獣共通感染症の恐怖・食べて減らす? 誤解だらけのジビエ振興近年、街中にシカやイノシシ、クマが出没して、よく騒ぎになっている。ニュースなどでよく目にする場面だが、そうした野生動物による「獣害」の深刻な実態を知る者は少ない。駆除数はシカとイノシシだけで年間100万頭を優に超え、農林水産業被害の総額は、報告されていないものを含めれば年間1000億円を超えるといわれている。「人間は動物の住処を奪っている」と思っている人は多いが、現在の日本においてはむしろ「動物が人間の住処を奪っている」のだ。本書では、これまで様々な媒体で動物とヒト、そして森の関係を取り上げてきた森林ジャーナリスト・田中淳夫氏が「なぜ野生動物はこれほどまでに増えたのか?」「共存の道はあるのか?」といった難問に挑む。動物愛護の精神だけでは解決しない「日本の大問題・獣害」について、偏見を捨て、改善に向けて現状を認識するための必読書。【目次】▼第一章 日本列島は野生動物の楽園?・身近な野生動物、イヌとネコ・列島全域が「奈良公園」状態・コンビニ前にたむろするイノシシ・寝たふりできないクマの激増ぶり・レジ袋片手に冷蔵庫を荒らすサル・ラスカルは暴れん坊! 外来動物の脅威▼第二章 破壊される自然と人間社会・鳥獣被害額は一〇〇〇億円以上?・森林を草原にする知られざる破壊力・檻と化した集落に閉じ込められた人々・ネコは猛獣! 野生化ペットが殺す自然・コロナ禍は獣害! 人獣共通感染症の恐怖▼第三章 野生動物が増えた「真っ当な」理由・国が野生動物を保護した時代・仮説① 地球温暖化で冬を越しやすくなった?・仮説② ハンターの減少で駆除数できない?・仮説③ 天敵のニホンオオカミが絶滅した?・飽食の時代を迎えた野生動物たち▼第四章 食べて減らす? 迷走する獣害対策・害獣駆除で生じる「もったいない」・期待される猟友会の危うい現実・野生動物がジビエになるまでの関門・シカ肉がビジネスになりにくい理由・野生動物の資源化と駆除の担い手・獣害対策は防護と予防にあり▼第五章 獣害列島の行く末・トキは害鳥!苛烈な江戸時代の真実・獣害が少なかった時代の謎解き・戦後に激変した日本列島の自然・撤退する人間社会と狙われる都会・「カワイイ」動物はなぜ生まれる?・築けるか、人と野生の共生社会

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