高校生と大学一年生のための倫理学講義
藤野 寛 著
内容
目次
カントは高校生の味方か敵か-自由と理性 すべきこと‐したいこと‐できること-当為‐欲求‐能力 湯加減のよさと良い心-「よさ」の多様性について 願望が思想の父であってはならないか-事実と価値 自然のルール、社会のルール、道徳のルール 弱さと悪-道徳的経験とはどういう経験か 尊重の倫理と共感の倫理-カントか、ショーペンハウアーか 善い人の人生は「よい人生」か 日本人は不幸な国民か-「幸せな人生」について 「アイデンティティ」というシンプルな言葉、厄介な事情 自分の人生の主体として生きる、という理想 死は「悪い」ことか 女性偏差、男性偏差-規範とジェンダー 「愛」というおまじない言葉の魔法を解く 介護(ケア)すること、国のために働くこと 生命をめぐる新たな倫理的問い-科学技術と価値 優れた生(命)、劣った生(命)という観点-優生思想について 「よい社会」について考える 価値の多様性と、道徳という価値
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