内容
医学・生物学の分野では、マイクロアレイやプロテオミクスなどのゲノム関連データ解析の発展に伴い、大量のデータ解析を日常的に行うことが多くなってきた。このような状況において、統計解析環境RとそのアドオンソフトBioconductorは、もっとも有望なオープンソースのデータ解析ソフトとして、利用者もますます広がってきた。
本書は、ゲノム解析に関するデータ解析について、特にマイクロアレイ解析に偏ることなく、蛋白質解析、データベースとの連携など、バイオインフォマティクス全般についてできるだけ多くのパッケージの利用方法について、平易に解説している。また、初版執筆時より、統計解析環境RおよびBioconductorの進歩は著しい発展を遂げており、現在の状況に沿うよう大幅な改訂を行なっている。