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分子配向制御(化学の要点シリーズ 33)
関 隆広
著
日本化学会
編
発行年月 |
2019年10月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
11p,134p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/理工学/化学/物理化学、理論化学 |
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ISBN |
9784320044746 |
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商品コード |
1030840996 |
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NDC分類 |
431.9 |
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本の性格 |
実務向け |
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新刊案内掲載月 |
2019年12月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1030840996 |
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著者紹介
関 隆広(著者):名古屋大学大学院工学研究科教授。専門は光機能高分子材料、高分子超薄膜、液晶材料。
内容
分子の配向は有機・高分子系材料の諸物性や機能の発現と密接にかかわっている。たとえば,液晶ディスプレイは液晶分子の分子配向変化を利用して画像表示していることから,分子配向が機能と直接関連していることが目に見えて実感できる典型例といえる。本書では,液晶物質のみならず,種々の有機・高分子材料の配向と諸特性や機能とのかかわりをコンパクトにまとめることを試みた。
具体的には,要素技術としての分子薄膜の作製法にまず触れ,液晶の表面配向特性,液晶の光配向,光駆動特性,光学特性,半導体特性,熱伝導特性,強誘電特性を扱っている。各特性と分子配向との関わりについては個別に扱った成書などは多くあるが,これだけ広範囲の内容を一冊にまとめたものは見当たらず,これは本書の大きな特長であるといえる。
学生,大学院生,若い研究者の方々が化学・材料研究で分子配向に触れるうえで,本書はその「オリエンテーション」の一助となると期待される。読者に幅広く正確な知識が得られるように,引用文献は各章でやや多めに挙げた。