著者紹介
アダム・スミス(著者):アダム・スミス
1723-1790年。イギリスの経済学者。古典派経済学の祖。スコットランドの港町カーコールディに生まれる。グラスゴー大学に学び、道徳哲学者F・ハチソンの影響を受けた。さらにオックスフォード大学のベリオル・カレッジに学んだが、中退。1751年グラスゴー大学の倫理学の教授に就き、翌年道徳哲学の教授に転ずる。59年『道徳感情論』を刊行。76年には政治経済学最初の体系『国富論』を公刊、87年にはグラスゴー大学総長に選任された。
大河内一男
明治三十八年、東京生まれ。昭和四年東京大学経済学部卒業。東大教授、同総長を経て、東大名誉教授。日本学士院会員。経済学博士。アダム・スミスの会会長。社会思想史・労働問題専攻。『独逸社会政策思想史』『スミスとリスト』『著作集』全五巻など著編訳書が多数ある。五十九年、死去。