ホーム > 商品詳細
書評掲載
丸善のおすすめ度

基準値のからくり~安全はこうして数字になった~(ブルーバックス B-1868)

村上 道夫, 永井 孝志, 小野 恭子, 岸本 充生  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \1,210(税込)         

発行年月 2014年06月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 286p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/理工学/環境科学・工学/環境科学・工学
ISBN 9784062578684
商品コード 1015750064
NDC分類 519.15
基本件名 リスクアセスメント
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2014年08月1週
書評掲載誌 朝日新聞 2014/09/14、毎日新聞 2014/10/19
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1015750064

著者紹介

村上 道夫(著者):むらかみ・みちお 東京大学生産技術研究所特任講師。1978年東京生まれ。2006年東京大学大学院修了。博士(工学)。専門は水環境工学・環境リスク学。著書に『水の日本地図―水が映す人と自然』(朝日新聞出版・共著)。
永井 孝志(著者):ながい・たかし 独立行政法人農業環境技術研究所主任研究員。1976年北海道生まれ。2006年筑波大学大学院生命環境科学研究科修了。博士(理学)。専門は化学物質の生態毒性評価・環境リスク評価。
小野 恭子(著者):おの・きょうこ 独立行政法人産業技術総合研究所主任研究員。1973年新潟県生まれ。2001年東京大学大学院工学系研究科修了。博士(工学)。化学物質などのリスクトレードオフ研究に従事。
岸本 充生(著者):きしもと・あつお 東京大学公共政策大学院及び政策ビジョン研究センター特任教授。1970年兵庫県生まれ。1988年京都大学大学院経済学研究科修了。博士(経済学)。独立行政法人産業技術総合研究所研究グループ長を経て現職。専門はリスク評価から経済分析まで。

内容

賞味期限、放射線量、食品中の化学物質から電車内での携帯電話まで、私たちはさまざまな基準値に囲まれて、超えた/超えないと一喜一憂している。だが、それらの数字の根拠を探ってみると、じつに不思議な決まり方をしているものが多い。その「からくり」を知らなければ、基準値は無用の不安や油断を生む数字になってしまうのだ。「基準値オタク」を自称する俊英研究者4人が追った基準値誕生に潜むミステリー!


基準値を見れば「日本」が見える!

賞味期限、食品の化学物質、放射線量、PM2.5、水質、血圧から電車内の携帯電話まで、

私たちはさまざまな基準値に囲まれて、超えた/超えないと一喜一憂して暮らしています。

しかし、それらの数字の根拠を探ってみると、じつに不思議な決まり方をしているものが多いのです。

たとえば、お酒はなぜ「20歳から」なのか、知っていますか? 

基準値とは、その「からくり」を知らなければ、無用の不安や油断を生むだけの数字になってしまうのです。

本書では「基準値オタク」を自称する俊英研究者4人が、基準値誕生に潜む数々のミステリーに斬り込みます!

「基準値の謎」の例

●各メーカーで違うはずの食品の賞味期限、なぜどれも「横並び」になるのか?

●ひじきやコメにも多量に含まれる発がん性物質のヒ素にはなぜ基準値がないのか?

●第一原発事故後のヨウ素131の暫定規制値は、半減期による「濃度の減少」を前提としていた!

●決まるまで10年がかり! PM2・5基準値設定会議の意外な結末とは?

●同じ農薬、同じ残留量なのに、なぜ「リンゴは安全」で「キクラゲは危険」なのか?

●「避難と除染」の安全すぎる基準値と運用、これでは「福島に帰るな」と言っているようなもの!

●「優先席付近では携帯電話の電源をお切りください」という電車内アナウンスの奇妙さ!

●高速バスの夜間走行距離、基準値に「自信がある」ドライバーはわずか4割未満! 

これらの謎の答えを知れば、「そんな決め方でいいの?」と何度も驚き、絶句することでしょう。一喜一憂する前に、ぜひご一読ください。

目次

カート

カートに商品は入っていません。