社会学(ヒューマニティーズ)
市野川 容孝 著
内容
目次
はじめに 一、オーギュスト・コントと社会学──社会学はどのように生まれたか いつでも、どこでも社会学はあった?/遡及的再集合化/アリストテレスとモンテスキュー/構造機能主義/ 「社会学」という言葉の誕生/生命としての社会/マルクス主義との違い/統計学と社会学/政治解剖学と社会生理学/連帯なき平等と平等なき連帯/歴史的方法とコロニアリズム/政治経済学批判/ 「社会学」という言葉の意味 二、医療社会学の系譜──社会学は社会の役に立つのか 社会学に先立つ医療社会学/ヴィレルメ/フィルヒョウ/グロートヤーン/医療社会学と医療の社会化/連帯原理と等価原理/所得格差と社会関係資本/二つの医療社会学/生命倫理と医療社会学/社会的なものと優生学/障害学が開く社会的なもの/社会学は社会の役に立つか 三、社会的なものからの自由──社会学を学ぶ意味とは何か 社会化とは何か/スペンサー/社会主義と機会の平等/救貧法と最適者生存/保健行政と医療/植民地行政と経済的自由主義/individual という概念/サムナーとウォード/リベラリズムと社会学史 四、社会学的リベラリズム──社会学の未来に向けたその過去 M・ヴェーバーと『社会科学・社会政策論叢』/文化科学としての社会科学/ドイツの社会政策/ブレンターノの社会学/国家、市場、中間組織/分配的正義と社会的リベラル/社会科学の「客観性」/グロートヤーンとヴェーバー/資本主義の精神と社会学/ヴェーバーにおける社会的なもの/アノミーとしての社会学/異議申立てとしての社会学/政治的なものの概念と社会学的リベラリズム 五、各章でふれた文献と参考文献──何を読むべきか 各章でふれた文献について/参考文献 おわりに
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