イギリス経済思想史のホープ、ハドソン女史による本格的なイギリス産業革命研究。社会史、思想史、文化史など隣接諸領域の成果を積極的に取り込んだ、経済史研究の新潮流。

目次

　日本語版への序
　緒言と謝辞
序
　　測定
　　産業革命の特定化
　　産業革命の原因
第一部　歴史の記述と書き直し
　第一章　産業革命への視点
　　　初期の解釈
　　　論難される革命
　　　経済循環と産業革命
　　　経済成長モデル
　　　従属理論
　　　移行論争
　　　英雄の評価
　　　工業技術
　　　資本形成
　　　工場制度とそれに代わる制度6
　　　生活水準
　　　階級と階級闘争
　　　最近の視点

　第二章　経済と国家
　　　マクロ経済的視点
　　　マクロ的推定とマクロ的解釈
　　　方法と測定
　　　資料
　　　産業革命の識別
　　　生産性と技術革新
　　　国家
　　　中央政府の収入
　　　政府支出と戦争
　　　ナポレオン戦争の影響
　　　経済、 社会、 財政・軍事国家
　　　結論
　第三章　農業と産業革命
　　　生産性と技術革新
　　　生産性の推定
　　　技術革新
　　　資本家的農業
　　　囲い込み
　　　農産物の市場取引
　　　ダイナ