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書評掲載

この国のかたち<1>(文春文庫)

司馬 遼太郎  著

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価格 \682(税込)         

発行年月 1993年09月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 285p
大きさ 16
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/日本史
ISBN 9784167105600
商品コード 0193268545
NDC分類 210.04
基本件名 日本-歴史
書評掲載誌 日本経済新聞 2015/03/01、日本経済新聞 2016/03/20、日本経済新聞 2017/03/05
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0193268545

内容

終戦の放送をきいたあと、なんとおろかな国にうまれたことかとおもった。
(むかしは、そうではなかったのではないか)
とおもったりした。むかしというのは、鎌倉のころやあら、室町、戦国のころのことである。
やがて、ごくあたらしい江戸期や明治時代のことなども考えた。いくら考えても、昭和の軍人たちのように、国家そのものを賭けものにして賭場にほうりこむようなことをやったひとびとがいたようにはおもえなかった。(あとがきより)

長年の間、日本の歴史からテーマを掘り起こし、香り高く豊かな作品群を書き続けてきた著者が、この国の成り立ちについて、独自の史観と明快な論理で解きあかした注目の評論。月刊文藝春秋の巻頭エッセイ。1986~1987

目次

この国のかたち
朱子学の作用
”雑貨屋”の帝国主義
”統帥権”の無限性
正成と諭吉
機密の中の”国家”
明治の平等主義
日本の”近代”
尊皇攘夷
浄瑠璃記
信長と独裁
高貴な”虚”
孫文と日本
江戸期の多様さ
若衆と械闘
藩の変化
土佐の場合
豊臣期の一情景
谷の国
六朝の余波
日本と仏教
日本の君主
若衆制
苗字と姓
あとがき

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