内容説明
AI化社会、テロ戦争、近代オリンピック、ポスト・ヒューマン―ちょっと待て、考え直せもう一度。デジタルトランスフォーメーションの波の中、人間がものを「考える」こと、哲学することの意味とは?現実世界の根本を正面から問い直す、すべてが新しい哲学入門書!
目次
第1章 「考える」ことを考える(「哲学的思考」とは何か;言葉から哲学へ;ソクラテスの墓標;哲学は「役に立つ」のか?;「日本語で考える」とは)
第2章 「考える」ことの実践/戦争とオリンピック(近代ヨーロッパ・アメリカの戦争;20世紀の世界戦争;神話の役割;新しい戦争;「文明」の構造;スポーツの中に生きる身体;「人間」の祭り)
第3章 総論/サイバー・レールのその先へ(「わたし」とは何か;哲学の近代~現代;「人間」が生き残るために)
著者等紹介
西谷修[ニシタニオサム]
哲学者。1950年生まれ。東京大学法学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。明治学院大学教授、東京外国語大学大学院教授、立教大学大学院特任教授を歴任したのち、東京外国語大学名誉教授、神戸市外国語大学客員教授。フランス文学、哲学の研究をはじめ幅広い分野での研究、思索活動で知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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