内容説明
幕末開港後、居留地における茶再製技術によって飛躍的な産業化、輸出化が進み、それは港湾、鉄道の資本整備など、廻船問屋をはじめとする生産地の人々にも大きな影響をもたらした。生糸と並んで日本の近代化を支えた「お茶」の歴史。
目次
序章 課題と方法
第1章 明治期の製茶業における荒茶生産
第2章 明治期日本の茶再製―横浜と神戸の事例を中心に
第3章 横浜・神戸の「再製茶女工」
第4章 海運の整備と製茶業
第5章 鉄道網の整備と製茶業
第6章 清水港の緑茶輸出港と静岡県における再製事業
終章 総括と展望
著者等紹介
粟倉大輔[アワクラダイスケ]
1984年静岡県清水市(現静岡市清水区)に生まれる。2007年中央大学経済学部卒業。2015年中央大学大学院経済学研究科博士課程修了、博士(経済学)。現在、中央大学経済学部任期制助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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