内容説明
こんなにも物理学の世界は面白い!もう一度“物理学”を学び直したいあなたにおくる、最良の1冊!
目次
第1章 人間と文明(人間と文化・文明;科学と技術;文明の本質)
第2章 物質とエネルギー(自然の理解;エネルギーと物質)
第3章 物質(物質の構造;原子の結合;物質の状態)
第4章 エネルギー(エネルギーと仕事;エネルギー変換;力学的エネルギー;熱エネルギー;化学的エネルギー;核エネルギー;太陽エネルギー;未来志向エネルギー)
第5章 物質と生命(結晶の生長;生命と生物;物質から生命へ)
著者等紹介
志村史夫[シムラフミオ]
静岡理工科大学教授。ノースカロライナ州立大学併任教授。応用物理学会フェロー。日本文藝家協会会員。1948年、東京・駒込生まれ。名古屋工業大学大学院修士課程修了(無機材料工学)。名古屋大学工学博士(応用物理)。日本電気中央研究所、モンサント・セントルイス研究所、ノースカロライナ州立大学を経て、現職。日本とアメリカで長らく半導体結晶の研究に従事したが、現在は、古代文明、自然哲学、基礎物理学、生物機能などに興味を拡げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Happy Like a Honeybee
7
0.62気圧の富士山では、水の沸騰が88°Cであり、半煮えのまずいご飯になる。その圧力を応用したのが圧力鍋。 雪の結晶は60度ごとに6回対称形となり、自然の驚異と言うべき芸術である。 エントロピー増大則、質量保存則、エネルギー保存則が自然界の三大法則。 物理の教科書を要約して、読みやすい。2016/02/11
氷柱
1
699作目。4月29日のみ。パート1とは異なりほとんど文章で構成されている。相変わらず文章が巧みでついつい物理学者の手による作品であることを忘れてしまう。ちょくちょく出現する作者の強い主張も程良いアクセントとなっている。副題にもある通り今作はエネルギーに焦点が当てられている。化学の話も出てくるので物理だけでなく化学にも興味を持つことができる構造になっている。パート1と比べるとページ数が少なく数式も極わずかに絞られている為、さくっと読み進めることができる。2021/04/29