目次
第1章 「生活の政治」の確立をめざして―21世紀世代への伝言(立憲主義の危機;平和への脅威の増大;危機克服の方途;「生活の政治」を視座に;日本国憲法の位置と役割;希望の世紀の実現をめざして)
第2章 平和を求める自治体形成への刺激のために―戦争の出来事を記憶することを踏まえて(昨今の政治、社会状況;戦後70年の節目で;学徒出陣戦死者の「慰霊祭」のリクエストと学院としての歴史検証の取り組み;「靖国神社」と「慰霊」の問題;「慰霊」の拒絶―怒り、悲しみをそのままに受け止める必要性;戦争中の西南学院と戦争の関わり;西南学院の「戦後」責任;キリスト教の自己批判の必要と唯一神信仰への「意識的」誤解への反論)
第3章 日本国憲法の間接的起草者 鈴木安蔵氏―吉野作造氏の教導ありて(鈴木安蔵氏の思想と学問;日本国憲法の間接的起草者・鈴木安蔵氏)
著者等紹介
徳本正彦[トクモトマサヒコ]
1931年埼玉県浦和市生まれ。幼少時に小倉に転居。1957年九州大学教養部講師。同助教授、同教授を経て、1984年九州大学法学部教授。同92年姫路獨協大学教授。九州大学名誉教授、姫路獨協大学名誉教授、法学博士、政治学専攻
松見俊[マツミタカシ]
1947年東京生。成蹊大学経済学部、西南学院大学神学部神学専攻科卒業後、名古屋市の瑞穂キリスト教会、松戸市栗ヶ沢教会牧師。スイス・リシュリコンバプテスト神学院留学(神学修士)。米国ユニオン神学院留学(牧会神学博士)。日本バプテスト連盟宣教研究所長を経て、西南学院大学神学部教授
金子勝[カネコマサル]
1944年、愛知県に生まれる。1968年、愛知大学大学院法学研究科(公法学専攻)修了。2014年、立正大学名誉教授。憲法学・政治学・社会科学論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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