出版社内容情報
我々は今、立ち止まらなければならない! 地球温暖化、それは人類の暴走の結果であり、人類滅亡への警鐘でもある。環境のさらなる急激な悪化が、具体的科学的に明らかになってきた。また遺伝子汚染・公害の隠蔽など問題は山積している。我々に残された時間は少ない……。人類の営みを地球史から物理的・根源的に考える。
はじめに
Ⅰ.破局の予兆
1.とけ始めた氷の島――地球温暖化――
2.しのびよる大量絶滅
3.人間活動の指数関数的成長
4.止まらない核への欲望とその汚染
5.ミクロ世界の妖怪――20世紀が開いた非科学――
Ⅱ.「機械論」とその限界
6.ヒト、人間、人間(ヒト)
7.デカルトにみる近代科学の機械論的性格
8.20世紀機械論の破綻
9.マクロ世界とミクロ世界
Ⅲ.方向転換は可能か
10.フラスコの中の自然
11.熱力学がおしえるもの
12.未来へのある手がかり
13.公害は終っていない
おわりに
内容説明
地球温暖化、それは人類の暴走の結果であり、人類滅亡への警鐘でもある。環境のさらなる急激な悪化が、具体的科学的に明らかになってきた。また遺伝子汚染・公害の隠蔽など問題は山積している。我々に残された時間は少ない…。人類の営みを地球史から根源的に考える。
目次
1 破局の予兆(とけ始めた氷の島―地球温暖化;しのびよる大量絶滅;人間活動の指数関数的成長 ほか)
2 「機械論」とその限界(ヒト、人間、人間(ヒト)
デカルトにみる近代科学の機械論的性格
二〇世紀機械論の破綻)
3 方向転換は可能か(フラスコの中の自然;熱力学がおしえるもの;未来へのあるてがかり ほか)
著者等紹介
粟屋かよ子[アワヤカヨコ]
1945年、中国・済南で生まれ、翌年日本に引き揚げる。児童期は山口県、思春期は岐阜県で育ち、その後、奈良女子大学理学部、名古屋大学大学院理学研究科で物理学・素粒子論を専攻、博士号(素粒子論)を取得する。以後、物理学からは大いに離れ、教育運動(東海フリースクール研究会、全国フリースクール研究会)に身を投じ、十数年後に再び物理学に復帰し、その後二十年近くを量子力学の観測問題と格闘する。この間に、暁学園短期大学教授を経て、四日市大学教授、環境物理学担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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