目次
1章 食中毒入門
2章 事例に学ぶ食中毒
3章 食中毒発生のメカニズム
4章 食水媒介性腸管感染症―食中毒と3類感染症
5章 国際化社会と腸管感染症
6章 食中毒予防のための10問10答
著者等紹介
本田武司[ホンダタケシ]
1945年奈良県榛原町に生まれる。1970年大阪大学医学部卒業。1973年大阪大学微生物学研究所助手。1978年米国テキサス大学留学。1991年大阪大学微生物研究所教授。2001年同研究所長(2年間)。2009年定年退職。一般財団法人大阪大学微生物病研究会技術顧問(非常勤)医学博士、細菌感染症学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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菜の花
1
昔に比べて衛生環境が整ってきた日本。でも50年前から食中毒は減っていないのです。研究成果を共有し、一般の人も知識を持つことで予防を、という研究者による1冊。章に独立性を持たせ、どこからでも読めるように、という配慮の結果、重複が若干気になりますが「重複するところは大事なところ」「目的は予防のための正しい知識」なので、むしろ良いかも。自分がこんなに食中毒について知らなかったことに驚いたものの、体系だって知識を取り入れたことがなかったのに気付きました。学校でも是非、もっと積極的に食中毒を取り上げると良いかと。2013/01/27