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日本の海から魚が消える日―ウナギとマグロだけじゃない!

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865460117
  • NDC分類 662.1
  • Cコード C0062

内容説明

養殖と輸入魚に占領される日本の食卓。知られざる日本漁業の凋落を再生に変える喫緊の一冊!

目次

第1章 消えゆく日本の海の幸と和食礼賛の皮肉
第2章 いつまでウナギを食べられるのか
第3章 天然クロマグロは、いまや幻の魚
第4章 衰退する日本の漁業の病巣をえぐる
第5章 世界の潮流は資源管理と儲かる水産業へ
第6章 新潟発・本格的な日本初のIQ制度
第7章 日本の水産業の危機を救う処方箋

著者等紹介

小松正之[コマツマサユキ]
国際東アジア研究センター客員主席研究員。1953年岩手県生まれ。米エール大学経営学大学院卒。経営学修士(MBA)、東京大学農学博士号取得。1977年水産庁に入庁後、資源管理部参事官、漁場資源課課長等を歴任。国際捕鯨委員会、ワシントン条約、国連食糧農業機関などの国際会議に出席し、水産業の発展に従事。2005年、米ニューズウィーク誌「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪風のねこ@(=´ω`=)

4
ウナギとマグロの生態から海洋資源の実態を提示し、日本漁業の問題点を提起。漁業国の成功例を挙げ、日本漁業の改善点を示している。漁協の利権と票田。政府の安易な補助金漬け政策と意味の無い港湾施設整備。消費者の不勉強と競争乱獲による稚魚・小魚の生息数低下。このあたりが元凶となっているようです。2014/12/20

風見鶏

3
著者の一人相撲。養殖と輸入魚に占領される日本の食卓の何がいけないのか全く分からない。消費者としては安くて安全で美味しいものが食べられるのならばそれでいい。このご時世に日本が世界に誇る漁業が云々とかいう古くさい思想の下に書かれた一冊。漁業に従事する人たちの生活苦とはまったく関係がない。生活苦は漁業に限らずどこにでもあるので、そこは平等に見なければ。著者が自分の幻想に危機感を抱いて勝手に行動しているような滑稽な内容だった。……ごめんなさい。でもこの本は媚びすぎ。もっと丁寧に書かなきゃ。2014/07/22

ビッグマックツトム

2
日本の漁業衰退の主原因が温暖化と外国漁船の乱獲だとメディアで流布されているが、本当の原因は資源量に対し漁獲枠が多くて漁獲管理出来きていないことであり、魚は減る一方で題名とおり魚が消える日が近い。 世界的魚食ブームで輸入単価も高騰し、養殖魚の餌もイワシなど天然資源の乱獲原因となり、ほか各課題は明確になっているので、国がめんどくさがらず世界水準の資源管理に取り組み、輸入魚も養殖魚も沿岸漁業もバランスを良くし、漁業先進国同様に持続的かつ儲かる漁業で、若い世代が安心して漁業が出来るように構造改革して欲しい。 2024/02/14

orangepelican

2
魚を食べるのが好きな人は是非、読んでみましょう。この本だけで日本の行業が分かるとは思いませんが、素人に分かりやすく書いてあります。漁業にしろ何にしろ、資源管理は重要なこと。目先のことだけ考えていてもだめ。消費者も購入する責任があるので、こういうことはよく知っておきたい。2014/10/12

くらーく

2
農業だけでなく、漁業も既得権にメスをいれないとね。 近海の魚も食べられなくなるようでは、困るなあ、本当に。2014/07/12

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