池上彰と考える、仏教って何ですか?

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864101806
  • NDC分類 180
  • Cコード C0095

出版社内容情報

仏教とは何か?仏教について素朴な疑問、基礎知識について池上彰氏が解説。さらに、ダライ・ラマ14世とのダラムサラでの対談も収録

内容説明

仏教の誕生、日本への伝来から、葬式や戒名の意味、新興宗教まで―。仏教にまつわる疑問をわかりやすく解説。

目次

第1章 仏教って何ですか?(そもそも仏教って何ですか?;三大宗教のひとつ、仏教はどこでどのように生まれた?;開祖、ブッダの悩みが仏教の原点に ほか)
第2章 仏教発祥の地インドへ。―ダライ・ラマ14世との対談(チベットの高僧、タムトク・リンポチェに聞く;ダライ・ラマ14世との対談)
第3章 仏教で人は救われるのか?―日本人にとっての仏教とは?(自分の宗教や宗派についてほとんど意識しない日本人;すべての物事には原因がある。実に科学的な態度の仏教;仏教の僧侶は心のはたらきに向き合い続けるプロ ほか)

著者等紹介

池上彰[イケガミアキラ]
1950年8月9日、長野県に生まれる。慶応義塾大学卒業後、73年に日本放送協会(NHK)に記者として入局。報道局社会部記者などを経て、2005年に退職後、独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みゃーこ

104
紀元前5世紀インドで生まれた仏教は非常に論理的。因果律という論理思考、寛容さ、その科学的思想に著者を始め多くの日本人がどことなく親しみやすさを感じる仏教。日本は仏教国だと言われるが現実には無神論者、仏教のことを良く知らない。良く知らないまま仏教式の葬儀で送りだされる。「自分にとって何がたいせつなのかを知ってこそ他人や他国の人々がたいせつにしているものが理解できる」そう言う意味で最低限知っておきたい仏教の歴史と知識について書かれている。実際知ると面白くてもっと知りたくなる内容だった。物足りないほどだ。2013/12/13

KAKAPO

41
前半は、仏教の誕生、日本への伝来などを客観的な視点から解説してくれています。後半は、チベットの高僧、タムトク・リンポチェとの会見、そして、ダライ・ラマ14世との対談…。いつもは、事実を、私のような政治・経済に疎い者にも分かりやすいように、噛み砕いて客観的に解説してくださる池上さんですが、私たちが不安を和らげるために、仏教を活かす方法については、ダライ・ラマ法皇の言葉を借りながら「誰にでも備わっている愛や慈悲といったポジティブな感情を高めていくことで、克服できる。」と静かではありますが、力強く語っています。2019/02/09

舟江

40
日本の仏教は、なっていない。同じ大乗仏教であるネパールに学びましょうという本。仏教は論理的であるという切り口、ダライラマを書いた上田紀行も同じく東工大の関係者ということが面白かった。また、玄奘三蔵が行ったガンダーラは、西の方にあるとばかり思っていたが、現在のインド北部だという。それなら「西遊記」ではなく、「南遊記」ではないか。2015/03/12

やてつ

33
ダライ・ラマとの対談が強く印象に残る。今まではチベットの指導者で宗教家だとういうことくらいしか知識が無かったが、その懐の深い考え方に感銘。池上さんとの対談形式の書籍も他に出ているようなので、続けて読んでみよう。2014/05/27

豆ぽち

30
西洋で科学が発達した結果、キリスト教の言う創造主たる「神」の存在の証明に至ることができていない現実。対して、仏教はスピリチュアルな思考だと思われがちだが、実は、現代の科学や精神医学に通じる論理的な考え方をしているという点に驚きとともに共感を覚えた。宗教に抵抗意識を持っていたが、死後の世界や救いを求めるのとは違う、現実をどう捉えるか、どう生きるべきかという生き方の道標となるような宗教心は生きる上での大事な心の支えとなり得そうだ。2015/04/15

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