出版社内容情報
53カ国、293のデータを分析した結果、有機農業は生産性においても優れていた。アメリカで話題の研究成果を、日本の有機農業研究の第一人者がわかりやすく紹介。
内容説明
有機農業は生産性も優れている!53カ国の293データを分析した結果、有機農業の単収は一般の農業の1.3倍、途上国では1.8倍、アメリカで話題の研究成果を、わかりやすく紹介。
目次
第1章 有機農業の食糧生産力は慣行農業に劣らない―米国ミシガン大学共同研究チームの“発見”(生産力の比較;ミシガン大学共同研究チームの“発見” ほか)
第2章 発見に対する研究者のコメントを検証する(科学的要件を満たしていないという批判は正しいのか;深刻な誤謬に基づいているという批判は正しいのか)
第3章 単収が多いフィリピンのバイオダイナミック農法(ハイブリッド米を上回る平均収量;バイオダイナミック農法はなぜ急増しているのか ほか)
第4章 日本の有機農業の生産力(私が有機農業にこだわる理由;有機農業は決して「ぜいたくな農業」ではない ほか)
第5章 有機農業は世界(全人類)を養える(ポイントは単収比の信頼性;先進国の単収比を用いた食糧生産量の推計 ほか)
著者等紹介
足立恭一郎[アダチキョウイチロウ]
1945年奈良県生まれ。1974年京都大学大学院農学研究科博士課程修了。1975年京都大学農学部助手(5月~9月)。農林省農業総合研究所(当時)に出向。2006年農林水産省農林水産政策研究所を定年退職。現在、フィリピン・ミンダナオ島ダバオ市在住。専門、農業経済学。農学博士(京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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