内容説明
本書は、中国の基層社会・周辺地域を一年間にわたってインサイド・ウォッチした成果をもとに、これまで語られなかった国家・経済・社会の矛盾構造を歴史的に検証し、ポスト“改革開放”に突入した中国の今後を見通す視座を提示するものである。
目次
はじめに “ポスト「改革開放」”に突入した中国―現代中国の三つの“三十年周期”と、これからの三十年
第1部 「改革開放」三十年の現在
第2部 中国社会の変動を見つめて
第3部 周辺地域の変動を見つめて
第4部 中国的近代の条件を求めて
終わりに 「改革開放」三十年と世界史における中国―見取り図として
著者等紹介
丸川哲史[マルカワテツシ]
1963年、和歌山市生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科単位取得退学。学術博士。現在、明治大学政治経済学部准教授。専攻:台湾文学/東アジア文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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