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内容説明
国家の英雄になった化石、カルチャーアイコンになった化石、悪名高い捏造化石…なぜ科学界を超えて有迷になったのか?科学と社会と文化が絡み合う“セレブ化石”に秘められたストーリーを解読する。
目次
はじめに 有名な化石、隠された歴史
第1章 ラ・シャペルの老人―先史時代の長老
第2章 ピルトダウン人―化石なき名前
第3章 タウング・チャイルド―国民のヒーロー誕生
第4章 北京原人―闇に包まれた化石
第5章 ルーシー―偶像の誕生
第6章 フロー―古人類界のホビット
第7章 セディバ―オープンアクセスの化石
おわりに 少しの幸運と、少しの力量
著者等紹介
パイン,リディア[パイン,リディア] [Pyne,Lydia]
アリゾナ州立大学で歴史学と人類学の学位、ならびに科学史・科学哲学の博士号を取得した著述家・歴史研究家。南アフリカ、エチオピア、ウズベキスタン、イランなどで野外調査や文献調査に取り組む。「アトランティック」「ノーチラス」「パブリックドメイン・レビュー」ほか数々の紙誌に寄稿。テキサス州オースティン在住
藤原多伽夫[フジワラタカオ]
翻訳家、編集者。静岡大学理学部卒業。自然科学、探検、環境、考古学など幅広い分野の翻訳と編集に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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ふたば@気合いは、心を込めて準備中
4
7つの人類化石がたどった発見からの道筋。興味深い内容だった。北京原人の化石が失われた原因に、日本軍がかかわっていたのかも。。。の下りには歯噛みする思いである。発掘や、研究への関与ではなく、消失に間接的にとは言え関与したことは残念でならない。ネアンデルタール人にキリスト教会が与えた不当な扱いは、現代の日本に生きている自分には全く理解の範疇を超えるものだ。後に研究が進み、この絶滅した人類種の一つであるネアンデルタール人が正しく評価されたことには、何か安心した。これからも進んでいく研究が順当であればいいと思う。2020/02/23
takao
2
ふむ2020/07/27