内容説明
このシステム障害は、経営の失敗そのものだ。みずほはまだ、真因に気付いていない。このままでは、三度目が起こる。
目次
第1部 震災直後、「またか」の大規模障害(検証、混迷の十日間―緊急対応の遅れがトラブル拡大を招いた;重なった三十の不手際―真因は経営陣のIT軽視、問題先送りのツケが回る ほか)
第2部 合併直後、「まさか」の大規模障害(現場任せが諸悪の根源―トラブルの種は一九九九年八月にまかれていた;無理なシステム統合計画を立案―当初計画は二〇〇〇年十一月に破綻 ほか)
第3部 トラブルはどこにでも(金融機関で相次ぐ大規模障害―東京証券取引所、東京工業品取引所;あわや人命にかかわる事態に―東京消防庁、国土交通省、気象庁)
第4部 システム障害と闘う(基幹系システムに危機迫る―肥大化に対処できる人材が払底;経営トップがすべてを左右する―システムが分からないなら退任せよ ほか)
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