内容説明
ヨーロッパ統合が動き出して半世紀以上たつ。統合の推進力である仏独の和解と関係を多角的に論じ、東アジア共同体構想の現状と課題を展望する。
目次
1945年以後の記憶の争点と仏独和解
1945年以降の独仏の社会関係
独仏関係の政治的射程―エリゼ条約を超えて
ドイツ、フランスと欧州の制度秩序―欧州経済共同体(EEC)からリスボン条約までの発展傾向
拡大ヨーロッパにおける仏独関係―リーダーシップは今日でも正当か?
ドイツ、ヨーロッパ、世界の間―1957年以後のフランス経済の活動範囲
ドイツ産業界の最高団体と1945年以降のヨーロッパ統合―動機・構想・政策
統合ヨーロッパのなかの植民地―1930年代フランスとユーラフリカ
国境を越える教科書―独仏共通歴史教科書の内容と実践
仏独文化関係の新段階のなかでの仏独歴史教科書
二国間、ヨーロッパの文化関係における独仏青少年事務所(DFJW/OFAJ)
東アジア自由貿易協定(EAFTA)の可能性―新地域主義の性格と課題
EUと東アジア共同体