出版社内容情報
米国政府による資本主義市場経済体制は国際的な軍事・政治戦略と不可分である。そのグローバリズムを実現する経済的側面を分析。
内容説明
アメリカにとって水平な競争の場の創出が、現在進行中のグローバリゼーションだ。このアメリカン・グローバリズムが進める格差拡大と逆フラット化する内外構造を分析する。
目次
アメリカン・グローバリズム:展開と対立の構造
第1部 アメリカン・グローバリズムの国内的文脈(IT革命、グローバリゼーションと雇用システム;財政思想の変化と財政政策の展開―ニューディール政策から1990年代の財政黒字化まで;「ニューエコノミー」と租税政策;市場型金融システムとアメリカ商業銀行の復活)
第2部 アメリカン・グローバリズムの最先端(アメリカの軍事技術開発と対日「依存」;オフショアリングの進展と雇用問題;アメリカのサービス貿易と多国籍企業)
著者等紹介
中本悟[ナカモトサトル]
大阪市立大学大学院創造都市研究科教授。1955年生まれ。1985年一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。京都大学博士(経済学)。現代アメリカ経済研究、国際経済論を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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