「偶然」と「運」の科学

電子版価格
¥1,870
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

「偶然」と「運」の科学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797387001
  • NDC分類 404
  • Cコード C0040

出版社内容情報

シリーズ累計200万部突破!!カジノやサッカー籤(くじ)で必ず勝てる偶然の数学法則とは? 運を味方につける科学的な方法とは? 物理学や数学から神経科学や法学まで、「偶然」が決定的な役柄を果たしている事柄を、英米の第一線の科学者がやさしく解き明かす現代科学最前線。

■第一章 ここにいることの幸運
宇宙のくじ引き スティーヴン・バタースビー、デイヴィッド・シガ
生命のアルゴリズム ポール・デイヴィーズ
奇跡的な合体 ニック・レーン
種の偶然 ボブ・ホームズ
あなたはラッキー! クレア・ウィルソン



■第二章 偶然VS脳
驚くことだ――はたしてそうだろうか? イアン・スチュアート、ジャック・コーエン
運の要素 リチャード・ワイズマン
夢中になれ! マイケル・ブルックス
引き下がることはできない ヘレン・トムソン
心の準備 ボブ・ホームズ

■第三章 数を噛み砕く
神々にゆだねて イアン・スチュアート
それは起こることになっているのか? ロバート・マシューズ
乱暴な裁判 アンジェラ・サイニ
確率論の和平交渉 レジーナ・ヌッツォ
知らないことを知る グレゴリー・チャイティン

■第四章 私の宇宙、私の法則
これは誰の責任なのか? ヴラトゥコ・ヴェドラル
あなたの不確かな未来 ポール・デイヴィーズ
神はサイコロ遊びをする――まっとうな理由のために マーク・ブキャナン

■第五章 生物のカジノ
生命にとっての偶然 ボブ・ホームズ
完璧な防御 ヘンリー・ニコルズ
乱れ ロラ・スピニー
気まぐれな類人猿 ディラン・エヴァンズ

■第六章 偶然を生かす
テクノロジーによるくじ引き マイケル・ブルックス
どこにいる、どこにいる、どこにいる ケイト・ラヴィリオス
我はアルゴリズム アニル・アナンサスワミー
1のパワー ロバート・マシューズ
迷子になろう カトリーヌ・ド・ランジュ

マイケル・ブルックス[マイケル・ブルックス]
『ニュー・サイエンティスト』誌の物理学ならびに宇宙論の顧問を務めるジャーナリスト。作家でもある。

水谷 淳[ミズタニ ジュン]

内容説明

人間は、「偶然」を味方にできるのか?欧米の第一線の科学者、サイエンスライターが「偶然」の秘密と力を解き明かす!!

目次

第1章 ここにいることの幸運
第2章 偶然VS.脳
第3章 数を噛み砕く
第4章 私の宇宙、私の法則
第5章 生物のカジノ
第6章 偶然を生かす

著者等紹介

ブルックス,マイケル[ブルックス,マイケル] [Brooks,Michael]
『ニュー・サイエンティスト』誌の顧問。量子物理学の博士号を持っており、さまざまな新聞や雑誌に定期的に寄稿している

水谷淳[ミズタニジュン]
翻訳者。東京大学理学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

52
誤解を恐れず言えば、「偶然」と「運」があるのも人生。様々な科学の観点で検証することで、「偶然」と「運」の見方と広げ楽しむ。地球も含めたライフ・サイクルは、不確実性に溢れている。人類の技術が生み出す確実性と、偶然のもたらす人類の行動の定型性。この矛盾、ジレンマが人生の深み、面白味となっているのではなかろうかという読後感。各界の科学者による検証の多角的な視点が本著の醍醐味。但し、流石にギャンブルは勝ち続けられないでしょう。(笑)でもどこか夢がありますよね。2017/03/17

小木ハム

17
確か日立製作所の元研究所長が書かれた『データの見えざる手』という本で、運の良さは行動量の多さだと書かれていたと思う。行動量が多いほど人や物事と出会う確率は高くなり、その時に「チャンスをつかむ準備ができている」ことを人は”運が良い”と言うのだろう。昨今私たちを取り巻く効率化最適化されたシステムには無駄がない。タイパコスパが良く安全だ。だがそこには冒険が無い。セレンディピティが無い。安全はときに危険だということも私たちは知っておくべきだ。新たな餌を発見するのは群れのルートから外れてデタラメに彷徨う蟻なのだから2023/09/05

りょうみや

9
New Scientistという雑誌のエッセイの編集版。確率、統計、ランダム、偶然、運などのキーワードを軸にして宇宙、生命、脳、進化、量子論、数学、テクノロジーなどの幅広い分野から27篇選ばれている。なかなか面白い編集をしたと思える。内容はその分野の予備知識がないと難しいかもしれない。2016/11/03

hiyu

8
表題からして、感情部分に焦点を当たっているのかな。そうしたら最終的には認知の問題となるのかもしれないが、「偶然」は受け入れられたとしても、「運」という表現はどうかな。自分の中ではしっくりいかない。多分に内容があまりピンとこなかった自身へのいら立ちだな。2017/09/22

人生ゴルディアス

5
運についての科学を期待したのだけれど、あまりページは割かれていなかった。ほぼ既知。これからの分野かも。基本的には同じものを見ていても、幸運だと自認する人は不運だと自認する人より情報を引き出したりしやすく、また、行動的であることが示されている。初詣の願掛けで最悪なのは「今年も悪いことが起こりませんように」とはよくいうこと。あとは基本的にランダム性を扱っている。特に生命周り。ベンフォードの法則が正面から取り扱われていたのは異色か。対数分布表に似ている、という以上の情報は初見。分布の分布ゆえに普遍性を持つのか。2018/05/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11087001
  • ご注意事項