内容説明
太陽電池はその名のとおり、太陽の光がもつエネルギーを電気エネルギーに変換する装置です。エネルギー源が太陽なのでほかに燃料はいらず、廃棄物もでません。まさに環境にやさしい供給源なのですが、まだまだ価格が高く、導入を迷っている方も多いことでしょう。本書では、発電のしくみから導入価格がどこまで下がるかまで、幅広く紹介していきます。
目次
第1章 太陽電池ってどんなもの?
第2章 太陽電池の長所は?
第3章 電気ってなんだろう?
第4章 電気と光は同じもの?
第5章 太陽電池のしくみって?
第6章 シリコン太陽電池ってどんなもの?
第7章 化合物太陽電池ってどんなもの?
第8章 有機系太陽電池ってどんなもの?
第9章 太陽電池システムの改良
第10章 太陽電池の経済的価値
著者等紹介
齋藤勝裕[サイトウカツヒロ]
1945年5月3日生まれ。1974年東北大学大学院理学研究科博士課程修了、現在は名古屋市立大学特任教授、名古屋工業大学名誉教授、金城学院大学客員教授、愛知学院大学客員教授などを兼務。理学博士。専門分野は有機化学、物理化学、光化学、超分子化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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makki
1
物理からアプリケーション、さらにはTVやニュースで聴き慣れた話まで各レイヤーごとに過不足なく情報がまとまっている。さらにそれらの繋がりも分かりやすく、太陽電池に関する基礎から最新動向までを短時間でざっと把握したい人にオススメ。2011/06/06
エンジン
0
太陽光発電に関して広く浅く知れる新書だった。太陽電池と言えば、一般住宅などの屋根に設置されているイメージだろう。今後は屋根だけでなく、いろいろな場所で効率的に設置されることが予測される、そんなことを窺わせる本だったと思う。やはり、有機薄膜太陽電池などの薄型パネルが今後は期待される。次世代において、再生可能エネルギーの進化は人類にとって避けては通れないみちのりなのだろう。2018/09/24
やまべ
0
震災・福島第一原発の事故の前に書かれた本。もう少し、製造に要するエネルギー量も含めたコスト面について触れてほしかった気もする。コストの話が、わりとエンドユーザーにとってのコストに偏っているような。2013/06/10
NEETもどき
0
空乏層は書かれた方が・・・。2012/11/19
もじゃお
0
すごくわかりやすい。2012/08/26