内容説明
運転手がいなくても車が走り、パイロットが操縦しなくても飛行機が安全に飛び、さらには、自分の必要としているものも、道徳的な判断さえも、すべて機械が教えてくれる世界。それは一体どんな世界なのか―。ベストセラー『クラウド化する世界』『ネット・バカ』の著者が鮮やかに暴き出す、すべてが自動化する世界のおそるべき真実!
目次
第1章 乗客たち
第2章 門の脇のロボット
第3章 オートパイロットについて
第4章 脱生成効果
第5章 ホワイトカラー・コンピュータ
第6章 世界とスクリーン
第7章 人間のためのオートメーション
第8章 あなたの内なるドローン
第9章 湿地の草をなぎ倒す愛
著者等紹介
カー,ニコラス・G.[カー,ニコラスG.] [Carr,Nicholas G.]
著述家。『ガーディアン』紙などでコラムを連載するほか、多くの有力紙誌に論考を発表。テクノロジーを中心とした社会的、文化的、経済的問題を論じる
篠儀直子[シノギナオコ]
名古屋大学大学院(西洋史学)・東京大学大学院(表象文化論)を満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
naobana2
21
難しい。。オートメーションの弊害。私もバカになったかなぁ。2015/09/07
ステビア
15
『ネット・バカ』に続く良著である。オートメーションに身体の居場所を!2020/11/27
ふろんた
15
思っていることと、経験上知っていることがほとんどだった。2015/05/28
izw
14
自動化が進むと、人間の能力を使わなくなり退化する。オートパイロット、自動運転自動車、GPSによるオートナビ、CAD、電子医療記録と自動診断など、いずれも人間が誤りやすい間違いを回避するために、コンピュータ制御による自動化が進められている技術。それが普及することで人間がやるべきことが少なくなるが、想定外の事態には人間に判断が求められるが、その時点では判断できる能力が低下している。この状況を避けるためには、人間の能力低下を防止する系ができるか、危機的状況を判断するプログラムができるか、だろうか。2015/03/28
yooou
12
☆☆☆☆★ 示唆に富んだ内容でとても興味深く読みました。ITで人類はどう変わって行くんでしょう2017/05/28