内容説明
すべては現実直視から始まる。市民・研究者・ジャーナリストが一体となって、未曾有の原子力発電所爆発事故による放射能汚染に見舞われた現場に立ち、直視し、考え、行動し、提言する真摯な調査研究報告である。
目次
1 放射能汚染の実態(福島放射能汚染調査;フクシマ放射能調査リポート;福島県における放射能汚染の現状とその課題;福島現地からの実態報告;東電原発大惨事による「低線量」放射線内部被曝)
2 放射能汚染対策(土壌の放射能汚染と対策;里山森林から農地までの汚染実態と低減対策―福島農家と研究者の共同の戦い;震災がれきの広域処理に隠された法的問題;放射能除染対策の問題点)
3 世界の原発・エネルギー政策と放射能汚染への政策提言(ドイツの原子力政策と放射能防護行政;日本の原発・エネルギー政策;日本の原発問題を考える―福島原発事故を中心に;日本の原発の耐振性問題;放射能汚染への政策提言)
著者等紹介
本間愼[ホンマシン]
新潟県、1931年生まれ。東京農工大学繊維学部卒業、農学博士(東京大学)。現在、SADO伝統文化と環境福祉の専門学校学校長、東京農工大学名誉教授、環境科学
畑明郎[ハタアキオ]
兵庫県、1946年生まれ。京都大学大学院工学研究科博士課程修了、商学博士(大阪市立大学)。現在、滋賀環境問題研究所所長、元大阪市立大学大学院経営学研究科教授、環境政策論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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