内容説明
マメ類を栽培し、クリ林やウルシ林を育てる…狩猟採集生活をおくっていたとされる縄文人が、想像以上に植物の生育環境に積極的に働きかけ、貴重な資源を管理・利用していた。「植物考古学」の最新成果をカラー写真・図版で紹介。
目次
1 「人と植物の関わりの文化史」をもっと知ろう!
2 縄文人の植物利用―新しい研究法からみえてきたこと
3 縄文人は森をどのように利用したのか
4 マメを育てた縄文人
5 縄文人がウルシに出会ったのはいつ?
6 適材適所の縄文人―下宅部遺跡
7 下宅部遺跡の漆関係資料からわかること
8 縄文人と植物との関わり―花粉からわかったこと
9 イネと出会った縄文人―縄文時代から弥生時代へ
著者等紹介
工藤雄一郎[クドウユウイチロウ]
東京都立大学大学院人文科学研究科修了、博士(史学)。専門分野:先史考古学、年代学、第四紀学。現在、国立歴史民俗博物館研究部考古研究系准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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