イースト新書<br> 獣害列島―増えすぎた日本の野生動物たち

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イースト新書
獣害列島―増えすぎた日本の野生動物たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784781651279
  • NDC分類 615.86
  • Cコード C0230

出版社内容情報



田中淳夫[タナカアツオ]
著・文・その他

内容説明

近年、街中にシカやイノシシ、クマが出没して、よく騒ぎになっている。ニュースで目にした方も多いことだろう。しかし、そうした野生動物による「獣害」の実態を知る者は少ない。捕獲頭数はシカとイノシシだけで年間一〇〇万頭を優に超え、農林水産業被害の総額は、報告されていないものを含めれば年間一〇〇〇億円を超えるといわれている。「人間は動物の住処を奪っている」と思っている人は多いが、実際はむしろ「動物が人間の住処を奪っている」のだ。様々な媒体で動物と人、そして森の関係を取り上げてきた森林ジャーナリストが、日本の緊急事態・獣害の実態に迫る。

目次

第1章 日本は野生動物の楽園?(身近な野生動物、イヌとネコ;列島全域が「奈良公園」状態 ほか)
第2章 破壊される自然と人間社会(鳥獣被害額は一〇〇〇億円以上?;森林を草原にする知られざる破壊力 ほか)
第3章 野生動物が増えた本当の理由(国が野生動物を保護した時代;仮説1 地球温暖化で冬を越しやすくなった? ほか)
第4章 食べて減らす?誤解だらけのジビエ振興(害獣駆除で生じる「もったいない」;期待される猟友会の危うい現実 ほか)
第5章 獣害列島の行く末(トキは害鳥!苛烈な江戸時代の獣害;獣害が少なかった時代の謎解き ほか)

著者等紹介

田中淳夫[タナカアツオ]
1959年大阪生まれ。静岡大学農学部林学科卒。探検部の活動を通して野生動物に興味を抱く。同大学を卒業後、出版社、新聞社等を経てフリーの森林ジャーナリストになり、森と人の関係をテーマに執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

54
奄美大島でマングース駆除に従事する知人によれば、アマミノクロウサギの一番の敵はノラ猫だという。絶滅が見えてきたマングースに対し、猫は一向に減らないと。「『あらいぐまラスカル』は害毒アニメだ」とも言っていた。あの番組がきっかけで輸入されたアライグマが全国で野生化し、獣害をもたらしているのは環境保護の現場では常識なのだ。人身や農業被害も毎年のように報じられる昨今、なぜ日本がこんなに獣害多発地帯になってしまったのかを分かりやすく解説してくれる。人は人と距離を置けるが、人と動物の適切な距離の置き方は何とも難しい。2021/01/10

おおにし

23
田舎住まいで鳥獣被害の話は周りでよく耳にするが、都会の獣害もペット動物の野生化で深刻な状況になってきて、まさに獣害列島日本である。かわいいという理由で保護し、危害を加えるから殺すというような人間の都合での獣害対策ではなく、鳥獣と共存し獣害を容認できるレベルの個体数保持をめざす方策が必要であるという著者の主張には賛同する。ただし、アニマルウェルフェアという理念が世界に広まってきており、動物虐殺と海外からの非難を浴びないような鳥獣駆除が今後求められるでだろう。獣害対策は最難関の課題であることがよくわかった。 2021/09/27

ようはん

19
シカやイノシシ等の野生動物は割と食べる範囲が広く草食のシカでも時には肉食もする、中途半端な防護柵なんかは簡単に破ると想像した以上にアグレッシブなんだなと読んでて思った。一番身近なネコですらも一年に狩る獲物の量の多さ等、知らなかった事が多かった。2021/01/21

Youhei Takatsu

13
大本をただせば人間の身勝手かつ管理の甘い生活が獣害を生んでいる。ペットの犬や猫も獣害になってしまう恐れがある。自然との共存が叫ばれるようになって時間がたつが、減らすのは難しいと感じた。自然保護の観点からの動物保護も簡単ではあるが、それにより生態系のバランスも変化し、逆に悪影響を与えてしまうこともある。2020/11/05

スプリント

12
人口が減っていけば野生動物たちの住処は広がるのだろうか。2021/10/24

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