長期・年長ひきこもりと若者支援地域ネットワーク

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  • サイズ A5判/ページ数 174p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784780306941
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0036

内容説明

待たれていた長期・年長ひきこもりへの分析とアプローチ。支援者・家族必携。

目次

序章 生きづらさとしてのひきこもり―困難を抱える若者理解と支援への助走(困難を抱える若者、不登校・高校中退・ひきこもりを概観する;不登校・高校中退・ひきこもる人の実態 ほか)
第1章 不登校・ひきこもりなど困難を抱える子ども・若者支援地域ネットワークの動向と課題(子ども・若者支援地域ネットワークをめぐる動きの概観;「ひきこもり地域支援センター」「地域若者サポートステーション」「子ども・若者支援地域協議会」をめぐって ほか)
第2章 長期・年長ひきこもりの理解と支援方法論(長期・年長ひきこもり支援における基本的考え方;長期・年長のひきこもる人との支援関係の形成―共同支援を基本に ほか)
第3章 ひきこもり支援における訪問サポート(アウトリーチ)の方法論―「同意ルール」についての一つの提案(家庭訪問サポートの概要;訪問サポート・訪問カウンセリング ほか)

著者等紹介

竹中哲夫[タケナカテツオ]
1941年生まれ。1965年4月京都市児童院(現・京都市児童福祉センター)に赴任、1982年4月日本福祉大学に赴任、2009年3月日本福祉大学退職。現在、日本福祉大学名誉教授、日本福祉大学心理臨床相談室研修指導員、臨床心理士。日本福祉大学心理臨床研究センター(心理臨床相談室)研修指導員として、ひきこもり支援(個別相談・訪問サポート)に取り組む。NPO法人全国引きこもりKHJ親の会「なでしこの会」・知多市社会福祉協議会・日本福祉大学の合同企画シンポジウムなどに取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

23
ゴシック太字でポイントがわかる構成。わたしの町内で、この半年ぐらいで 40代後半の次男が孤独死した模様。近所ではタブーにしたようだが、行政の責任、法的根拠もある、自殺防止可能なのにお荷物扱いでは人権は守れない。本書の対象者は30歳以上、ひきこもり5年以上(3頁)。昨今のSNEP、長期失業と連動しよう。社会や人との出会いに不安・恐怖を感じる。挫折を思い出させるケースもあり、支援は困難(81頁)。本人同意を得ながら、柔軟でゆるやかな目標を設定する必要がある(82頁)。    2014/09/20

ゆう。

14
ひきこもりをしている若者・青年たちに、どのようにアプローチしていくことが求められているのか、この本では考えることができます。ひきこもりをしているのは、生きづらさを抱えているからです。そうした若者・青年にアプローチしていくうえではアウトリーチ支援が期待されますが、本人が求めない、また社会的に自立していくことへの困難など、難しさもあります。著者は「青年(期)福祉論」を提起すると同時に、働くという概念を雇用労働から多様な働き方を社会が認めていく必要性も問うています。考えるところが多い本でした。2014/09/01

昌也

0
P3「「長期・年長ひきこもり」を「おおむね30歳以上で、ひきこもり期間5年以上の人」と定義している。これは便宜的な定義でもあるが、支援現場での次のような実感がこもっている。 (以下略) 基本的な<ひきこもり>の定義は「旧ガイドラインの「社会的ひきこもり」の基準」や「新ガイドラインと「ひきこもりの定義」を参照している。 再読:竹中哲夫氏の著作2014年刊行 2021/02/21

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