目次
第1章 内容分析から計量テキスト分析へ―継承と発展を目指して
第2章 計量的分析の新たなアプローチ―2つのアプローチの峻別と接合から
第3章 新たなアプローチによる分析の手順と実際―漱石「こころ」によるチュートリアル
第4章 手作業による伝統的な方法との比較―新聞記事の分析結果から
第5章 現代における全国紙の内容分析の有効性―社会意識の探索はどこまで可能か
第6章 情報化イノベーションの採用と富の有無―自由回答データを用いた研究事例
第7章 社会調査と計量テキスト分析
資料A KH Coderリファレンス・マニュアル
資料B KH Coderの使用条件とその考え方
著者等紹介
樋口耕一[ヒグチコウイチ]
1978年生まれ。2005年大阪大学大学院人間科学研究科修了。博士(人間科学)。日本学術振興会特別研究員、大阪大学大学院人間科学研究科助教を経て、立命館大学産業社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Atsushi Kobayashi
14
使用マニュアルが付録で、論文が本編という構成。ちょっと読みにくいですが、ふ~んと関心します。2019/05/13
ホシ
12
【ナイス不要】KHCoderを鋭意勉強中です。開発者の樋口先生ご自身によるKHCoder解説書です。基本的な使い方はさほど難しくありませんが、使いこなそうと思ったら、それなりの期間の訓練が必要ですね。何はともあれ自分が明らかにしたい事をきっちり明確にする事が肝心だと思いました。読んでみて、今回はKHCoderではなく、他の方法でやろうかと思いますが、いつか絶対に使いたい!!そして、樋口先生はまだ41歳!!すごい!!2019/09/03
よしひろ
4
便利なツールを開発してもらい、人文科学系の研究もより進捗するのではないかと思った。2022/01/03
yyhhyy
4
KHCoderの優秀さというか初心者向けへの至れり尽くせり度合いに感涙。 「こころ」の”死”が唐突かどうか?の確認の分析例も面白い。 一通り学んだ人が、”Rは使いこなせないけど手っ取り早くテキストマイニングしたい”際にKHCoderは最適。この本がマニュアル。2014/07/26
peisaku2014
3
ものすごく刺激的であった。かつ,記述が丁寧で,すぐに試すことができそう。こんな有用なソフトをフリーで公開してくれる樋口氏に感謝。さて,使ってみよう。2014/04/29